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サブリナ・カーペンターのコーチェラでのスーザン・サランドンによるセリフ訳

サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)がアメリカを代表する音楽フェスの一つ、コーチェラ2026初日のヘッドライナーとして出演。そのライブの途中、俳優のスーザン・サランドンが登場して、訳7分弱セリフで独白を行った。名言はされていないが、おそらく“未来のサブリナ”を演じたであろうスーザンのセリフの和訳を公開
コーチェラのセットリストはプレイリストとして公開中Apple Music / Spotify / YouTube)。
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なんてバカだったんだろう、昔の私は。 まるで誰にもジャッジされないみたいな顔して、好き勝手に駆け回って。お気楽に、ふわふわして。 でも、そんなわけない。みんな見てるし、みんな勝手に判断してる。 それでどうするのって話よね。気にするのかって? そりゃ気にするに決まってる。私だって今でも気にする。 気にして当然なのよ。
でも、幸せそうには見えるでしょ。 実際、私は幸せなんだと思う。 昔の私の写真を見るたびに、フラニーがいつも言うことがあるの。なんて言ってたっけ。 ああ、そうだ。 「サブリナおばさんって幸せそうだけど、笑わないよね」って。
そう、それ。 あれってどういう意味だったんだろう。どこから来た言葉だったのかな。 たぶん、あの子のお母さんがそう言ったんでしょうね。 私のこと、ほかにどんなふうに話してたのかしら。 うちのお母さんも、自分の姉妹のことなんて何も話してくれなかった。何ひとつ。 でも、叔母がスターだったとして、8歳の子にいったい何がわかるっていうの。
フラニー、私のことをYouTubeでよく見るのよ。 動画を見つけてきては私に見せて、「これ、全然ほんとのあなたって感じしない」って言うの。 まあ、そうよね。YouTubeなんて現実じゃないもの。 だから少しかわいそうだなって思う。 あなたは本物を見たことがないんだもの。 コンサートっていう、生の、あの本当の感じを。 ちゃんとした大きなアリーナで、目の前で起きる、あの本物を。
私、昔だったらきっとこうしてたと思う。 レコード会社に頼んで、フラニーと、そのお母さんとお父さんの飛行機を取らせて、 私がそのときいる国まで来てもらって、 私が泊まってるホテルのすぐ近くの部屋を用意してもらうの。 どんな街にいようと、すごく高いホテルにね。 ……まあ、でもたぶん、それはそんなにいいアイデアじゃなかったでしょうけど。 ちょっと変だったかもしれないし。
その代わり、私はただの“サブリナおばさん”でいられる。 それって現実なのよ。 派手でもないし、そこまでワクワクするものでもないかもしれない。 でも、本物なの。
それに、たぶんフラニーのお母さんも、そんなことされても全然うれしくなかったと思う。 ローリーは昔から、私が注目の中心になると、すごく居心地悪そうだったから。 私がやってることをまるで見えてないみたいに無視するときもあったし、 逆に、あからさまにけなしてくることもあった。 たぶん今だって、私のキャリアのことをどこかで軽く見てるんでしょうね。 「あんなのずっと昔の話よ。もう今さら何の意味もないわ」 ……なんて、あの子に言ってるのかもしれない。
でも、幼い女の子にとって、ステージの上で本当に何が起きてるのかを理解するなんて、きっと無理なのよ。 というか、大人だってそう。 みんな、自分はスターってものがどういうものか知ってるって思ってる。 あれだけの注目を浴びて、 人が小さな惑星みたいに自分の周りをぐるぐる回って、 みんな笑ってて、お菓子なんか食べてて、 自分はやりたくないことなんて何もしなくてよくて―― そんなふうに思ってる。
でも、そういう人たちは見てないのよ。 嫌な人間たちのことを。 エネルギーを吸い取るような連中のことを。 あの人たちは、光しか見ていない。 でも、それでいいの。 私は、みんなに光を見ていてほしい。 だって、あの光はちゃんと本物だから。 あれは前向きさから生まれるもので、 その前向きさは、ものすごい努力と集中と、 どうしてもそれを現実にしたいっていう強い意志から生まれるものなんだから。
ねえ、覚えてる? 子どものころ、すごく難しいダンスの振りを覚えようとして、 「こんなの無理」「絶対できない」「全然うまくいかない」って思ったこと。 何度やってもできなくて、もうダメだって思うんだけど、 その頭の中の小さな声を黙らせて、 最後にはこう言うのよ。 「もういい、やってやる。私ならできる。やるって決めたことは、なんだってできる」って。
ねえ。 どうして人って、12歳くらいになると、そういうことを自分に言わなくなるんだろう。
だって、私が誰かを見て、 「あ、この人、本当に何かを成し遂げたんだ」って思うとき、 それがものすごく難しいことで、ほとんど不可能に見えるようなことだったとしても、 子どものころにそういう人を見たときも、今の私が見たときも、思うことは同じなの。 “不可能をやってのけた人”だって、最初から何をしてるかわかってたわけじゃない。 昔はその人たちだって、手探りだった。 何をしてるのか、自分でもよくわかってなかった。 でも、それでもやった。 勇気があったから。 信念があったから。 ちゃんと自分自身を持っていたから。 だからやれたの。
そして、それはつまり―― あなたにだってできるってこと。
Written by uDiscover Team

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サブリナ・カーペンター『Man’s Best Friend』
2025年8月29日発売
*国内盤CD10月31日発売
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