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ザ・ブラザーズ・ジョンソンの20曲:最もファンキーでソウルフルな兄弟

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ジョージとルイスのジョンソン兄弟は、1973年から1975年までビリー・プレストンのバンドのメンバーとして経験を積んでいた。そのため、彼らがザ・ブラザーズ・ジョンソンとして曲を発表した時には、すでに活動を始める準備ができていたのである。

Brothers Johnson Look Out

彼らのデビュー・アルバム『Look Out For #1』は、そのタイトルに見合う成功を収め、全米R&Bチャートで1ヶ月間1位を記録した。彼らはこのアルバムで、ファンクとソウルの融合にジャズの風味を加えたエキサイティングな新しいサウンドを世の中に披露した。本作と、その後の3作は連続でプラチナム・アルバムを達成。ジョンソン兄弟は、一連の忘れ難いソウル・ポップのヒット・シングルと、素晴らしいアルバム収録曲の数々を生み出した。それらの曲が、ザ・ブラザーズ・ジョンソンの20曲を構成している。このプレイリストは、残念なことに2015年5月に他界した、ベーシストのルイス・ジョンソンを偲ぶものでもある。

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プレイリストは、このデュオのキャリアの中で、おそらく最も根強い人気を誇る2曲で始まる。「Strawberry Letter 23」は、シュギー・オーティスのカヴァーだが、1977年、ジョージとルイス・ジョンソンはこれを彼らのものにし、R&Bチャートの1位とポップ・チャートの5位を獲得。この素晴らしい曲は、良き指導者でもある友人のクインシー・ジョーンズのプロデュースと、偉大なリー・リトナーのギター・ソロによって、大いに向上した。

1980年発表のアルバム『Light Up The Night』収録の「Stomp!」は、おそらく彼らの最も有名なクロスオーヴァー・ヒット曲であり、新たな全米R&Bチャート1位達成曲で、全米ポップ・チャートで7位、全英ポップ・チャートでも6位を達成し、彼らの唯一のUKトップ10入りシングルとなった。当時から今日に至るまで、ダンスフロアの定番曲だ。

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これらの導入に相応しいヒット曲の数々に続いて、プレイリストは時系列でA&M時代のカタログに移る。その1曲目は、彼らが初めて作曲で重要な役割を担ったクインシー・ジョーンズの曲だ。「Is It Love That We’re Missin’」は、彼らの特徴的なヴォーカル・サウンドと、強力な演奏力を確立し、1975年の末に全米R&Bチャートのトップ20入りを果たした。『Look Out For #1』は、クインシー・ジョーンズのプロデュースと、一流のミュージシャン達(リー・リトナー、デイヴ・グルーシン、ハーヴィー・メイソン、ラルフ・マクドナルド、ビリー・コブハム)の助けもあって、素晴らしい成功を収めた。このアルバムからのR&Bチャート首位曲「I’ll Be Good To You」は、後にレイ・チャールズとチャカ・カーンを迎えてクインシー・ジョーンズによってリメイクされ、再び首位を達成した。

同アルバム収録の「Thunder Thumbs」と「Lightnin’ Licks」は、ルイス・ジョンソンのベースとジョージのギターを形容する曲名になっていた。「Get The Funk Out Ma Face」は、彼らの名を世界に広めた最高にファンキーなヒット曲で、「 Free And Single」は、アース、ウィンド&ファイアーのホーンが満載のサウンドを彷彿とさせる曲だ。

Brothers Johnson Blam

1997年発表のセカンド・アルバム『Right On Time』は、「Strawberry Letter 23」と、R&Bチャートのトップ20入りヒット曲「Runnin’ For Your Love」と、彼らの偉大なプロデューサーからインスピレーションを得た「Q」を収録。1978の『Blam!』は宇宙時代のテーマを取り入れたアルバムで、この作品からは、アルバム・タイトル曲と「Ride-O-Rocket」、新たなファンク・ヒット曲「Ain’t We Funkin’ Now」、そして粋でロマンチックな「It’s You Girl」をリストに入れた。同アルバムは、7週間ソウル・チャートの首位を独走した。

1980年は、クインシー・ジョーンズがマイケル・ジャクソンのマルチ・ミリオン・ヒット曲で頻繁に共同で仕事をしていたロッド・テンパートンとの共作曲、「Stomp!」が発売された年であった。この曲が収録されていたアルバム『Light Up The Night』から、アルバム・タイトル曲と、もうひとつのシングル曲「Treasure」を選んだ。その後、ジョージとルイス・ジョンソンは1981年のアルバム『Winners』を初めて自分達でプロデュースし、プロデューサーに昇格。このアルバムからは、シングルの「The Real Thing」と「Dancin’ Free」をリストに入れている。

1983年の『Blast! The Latest And The Greatest』は、新曲とヒット曲を合わせたアルバムで、新曲のひとつ「Welcome To The Club」は、R&Bチャートの上位15位に入り、翌年発表されたアルバム『Out Of Control』からの「You Keep Me Coming Back」も、同様にトップ15入りした。このプレイリストの最後を飾るのは、彼らの最後のR&Bチャート入り曲、「Kick It To The Curb」で、1988年のアルバム『Kickin’』に収録されている。

これが、R&Bの歴史において最もファンキーでソウルフルな兄弟を、90分で知るプレイリストである。

Written By Paul Sexton

♪プレイリスト『ザ・ブラザーズ・ジョンソンの20曲

  • ザ・ブラザーズ・ジョンソンの楽曲をDL&Streaming

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