史上最高のベース・プレイヤー50人

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6月 6, 2017

Rob Miller

と言うわけで、再び例の“グレイテスト（史上最高）”リストを。今回は縁の下の力持ち（とみられることの多い）、バックに構える男の子達を紹介しよう。そして興味深いことに、この世論調査では、バンドを支える殆どが男性なのである。信頼出来るバンド・メイトのドラマーと共に、彼等はリズム・セクションを担っている。

例えばポール・マッカートニー、スティング、レミー・キルミスター、あるいはロジャー・ウォーターズのように、スポットライトに足を踏み入れる時もある。しかし大抵は陰で頑張っている男達だ。彼等が何をやっているのか訊ねたら、どんなベース・プレイヤーでも大概、「曲の為にプレイしているだけだ」と答えるだろう。だから、言うまでもなく、彼等のやっていることにすぐには気づかないことがある。「最高のベース・プレイヤーは他のバンド・メンバーの妙技を気づかせることが出来る」とあるベース・プレイヤーが言っているのを耳にしたことがある。

我々はいつものようにインターネットを徹底的に探し、史上最高のベース・プレイヤーに関するものに数多く目を通した。つまりここにあるのは我々の意見ではなく、世界中の人々の声及び世論調査を集計したもの。とても良いと思うのは、ここにはさまざまな音楽ジャンルからのベース・プレイヤーがいることだ。数多くの人が、いや正確に言うと大多数がロック界からだ。しかしレイ・ブラウン、ジャコ・パストリアス、それから勿論あの偉大なチャールズ・ミンガス等、ジャズ・ベーシストもたくさん顔を出している。ファンクとソウル界からはルイス・ジョンソン、ヴァーダイン・ホワイト、ラリー・グラハム、そしてブーツィー・コリンズが登場。それからモータウンのファンク・ブラザーズの才気溢れる名ベースマン、ジェームス・ジェマーソンが名を連ねているのは嬉しいことだ。

ではナンバー・ワンまで順に並べたリストと、そして1-50までの我々のSpotifyプレイリストをどうぞ。それぞれのベーシストの代表作（彼等名義のバンドあるいは名セッション）も一緒にご紹介。さあ、あなたなら誰をナンバー・ワンにしますか？　絶対に見落としてはいけなかった人は？

(＊本記事およびリストは本国uDiscovermusicの翻訳記事です)

50. キム・ゴードン(ソニック・ユース)
49. リーランド・スカラー
48. マイク・ラザフォード（ジェネシス）
47. ドナルド・ダック・ダン
46. ジャン＝ジャック・バーネル（ストラングラーズ）
45. ビル・ワイマン（ザ・ローリング・ストーンズ）
44. ネイザン・イースト
43. ルイス・ジョンソン（ザ・ブラザーズ・ジョンソン）
42. ロジャー・グローヴァー
41. ベリー・オークリー（オールマン・ブラザーズ・バンド）
40. レイ・ブラウン
39. ヴァーダイン・ホワイト
38. スティング
37. ウィリー・ディクソン
36. ティナ・ウェイマス（トーキング・ヘッズ）
35. キャロル・ケイ
34. バーナード・エドワーズ（シック）
33. ジョン・ディーコン（クイーン）
32. マーカス・ミラー
31. フィル・レッシュ（グレイトフル・デッド）
30. サイモン・ギャラップ（ザ・キュアー）
29. ダフ・マッケイガン（ガンズ・アンド・ローゼズ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー）
28. カール・レイドル（デレク・アンド・ザ・ドミノス）
27. ピノ・パラディーノ
26. ラリー・グラハム・ジュニア
25. マーク・キング（レベル42）
24. アストン・‘ファミリー・マン’・バレット（ボブ・マーリー＆ザ・ウェイラーズ）
23. トニー・レヴィン
22. ビリー・シーン（MR. BIG）
21. クリストファー・ウォルステンホルム
20. レミー（モーターヘッド他）
19. ジェームス・ジェマーソン
18. ブーツィー・コリンズ
17. スタンリー・クラーク
16. クリス・スクワイア（イエス）
15. チャールズ・ミンガス
14. フィル・ライノット（シン・リジィ）
13. ロジャー・ウォーターズ（ピンク・フロイド）
12. ジャコ・パストリアス
11. ギーザー・バトラー（ブラック・サバス）