ママス&パパスが大西洋を渡る

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1966年の春までに、 ママス&パパスはアメリカで大きなニュースになっていた。「California Dreamin’(邦題:夢のカリフォルニア)」でトップ5入りを果たし、続くシングル「Monday, Monday」は急上昇を果たした。アメリカで3週間にわたり1位を獲得していたその時、4月28日のチャートで、このヴォーカル・カルテットはイギリス・チャートに初登場を果たした。

「California Dreamin’」はTOP50に49位として初登場、それは、ダスティ・スプリングフィールドのベスト・セラー「You Don’t Have To Say You Love Me(邦題:この胸のときめきを)」が1位に上り詰めた週であった。ジョンとミシェル・フィリップスによるこの曲は、太平洋の向こう側ヨーロッパの気候において、印象づけるために最適なタイミングであった。この曲は、この二人がニューヨークの冬の寒さを感じ、ロスの温かさを懐かしんでいた時に書かれた楽曲だったからだ。

この曲は少なくとも初めの段階では、アメリカとイギリスで同じ印象で受け取られることはなかったであろう。次の月には34位-29位-26位とチャートを上り詰め、チャート最高位23位に2週間在位した。「Monday, Monday」はイギリスにおける本物の大ヒットとなり、6月3日のチャートで3位を獲得し、2週間チャートをキープした。その月に、「California Dreamin’」はゴールド・ステイタスを獲得し、そして、アルバム『The Mamas and The Papas』はイギリスで9週連続TOP10入りを果たす。最高位は3位。

そして、「California Dreamin’」の発売時とは別の年代で、この曲はついにTOP10入りを果たすことになる。1997年、この曲がイギリスでカーリング・ラガー・ビールのTVコマーシャルに使われたことにより、クラシック・カリフォルニアン・ポップへの注目が集まり、チャート9位まで牽引することになったからだ。


iTunes : ママス&パパス 『スーパー・ベスト』

Spotify : ママス&パパスや、グレン・キャンベル、ダスティ・スプリング・フィールドなどの60年代クラシック・ヒッツのプレイリスト

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