リトル・リチャード、グラディス・ナイトら豪華ゲストと共演したエルトン・ジョンの『Duets』

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デュエット・アルバムは、音楽業界でスターの座に登りつめたアーティストに授けられるステータス・シンボルであり、有名な友人たちをレコーディングに招待して、またとないコラボレーションを繰り広げるチャンスにもなる。1993年12月4日に全英チャートに登場した『Duets(邦題:デュエット・ソングス)』も、そうしたアルバムのひとつだ。作ったのは英国を代表するスーパースター、エルトン・ジョンだった。

この世界的に有名なシンガー・ソングライターは、それ以前から面白い顔合わせのコラボレーションに積極的で、数多くのデュエットに挑戦していた。友人のジョン・レノンと組んだスタジオ録音とライヴ録音は特に有名だが、それ以外にも1976年にキキ・ディーと吹き込んだ「Don’t Go Breaking My Heart(邦題:恋のデュエット)」は全米全英1位を記録しキャリアを代表する大ヒットのひとつとなっている。また、ミリー・ジャクソン、クリフ・リチャード、ジェニファー・ラッシュ、アレサ・フランクリンなどとのデュエットもチャート入りを記録。さらにはスティーヴィー・ワンダー、ディオンヌ・ワーウィック、グラディス・ナイトと共演した「That’s What Friends Are For(邦題:愛のハーモニー)」も大ヒットを飛ばしている。

アルバム『Duets』は、エルトン・ジョンが初挑戦した曲が大部分を占めていた(ただしル・ポールとの共演曲は「Don’t Go Breaking My Heart」の再録音だった)。またジョージ・マイケルとのデュエット「Don’t Let The Sun Go Down On Me(邦題:僕の瞳に小さな太陽)」も、既に1991年にシングル・チャートの1位を獲得していた曲だった。

それらを除いて、大部分の曲では、エルトン・ジョンは以前からの知り合いか、または長年尊敬してきた歌手と共演することになった。たとえばボニー・レイット、k.d.ラング、レナード・コーエン、ドン・ヘンリー、クリス・レア、ニック・カーショウ、ポール・ヤング……といった具合だ。さらには以前のデュエット相手であるグラディス・ナイトやキキ・ディーも参加している。グラディス・ナイトとは「Go On And On」をデュエット。またキキ・ディーと歌った「True Love」は、ビング・クロスビーとグレース・ケリーの録音で有名な曲だった。

『Duets』では、エルトン・ジョンとタミー・ウィネットのデュエット「A Woman’s Needs」も聴ける(タミー・ウィネットはこの5年後に亡くなった)。また「The Power」は、昔から憧れていたロックン・ロールの大先輩リトル・リチャードとの共演になっている。この『Duets』は全英アルバム・チャートに18週ランク入りし、最高5位に到達。全米チャートでは最高25位に留まったが、それでもミリオンセラーになっている。

Written by Paul Sexton



エルトン・ジョン『Duets』

  

 

 


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