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政治的なパンクの名曲20選 : 物議を醸し、政治や体制を攻撃してきた傑作たち

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パンクは反体制的なスタンスを持つジャンルだ。すなわち、物議を醸すことや挑発的な要求をあらわにすることが活動の原動力となっている。

1970年代にこのジャンルが産声を上げて以来、その先頭に立つアーティストたちは不可避的に社会的・政治的な問題について意見を表明してきた。パンクは数ある音楽ジャンルの中でも最高に強力な政治批判を生み出してきたのだ。

政治的なパンクの名曲の多くは今もインパクトを失っておらず、そのメッセージは現在でも十分に通用している。そんな楽曲の中から20選を紹介しよう。

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1. セックス・ピストルズ「God Save The Queen」(1977年)

セックス・ピストルズ(Sex Pistols)のこの悪名高いセカンド・シングルは、政治的なパンク・ソングの父と言っても過言ではない。この曲はエリザベス2世の銀婚式という一大イベントをハイジャックし、世間に大きな衝撃を与えた。そのため、英国放送界の防衛拠点であるBBCはこの曲を放送禁止にし、1977年の夏にこの曲がチャートで1位になったことさえ認めなかった。

そんなこの曲に込められたジョン・ライドンの怒りに満ちた罵詈雑言は今でも人の神経を逆なでする力に満ちている。今日に至るまで「God Save The Queen」は圧倒的な影響力を維持しているので、政治的パンク・ソングのベスト・ランキングには永遠に入り続けるはずだ。

関連記事:なぜセックス・ピストルズの音楽はあまり語られないのか?

Sex Pistols – God Save The Queen

 

2. ザ・セインツ「Know Your Product」(1977年)

UKに移住したオーストラリア人のバンド、ザ・セインツ(The Saints)は、結成当初のオリジナル・メンバーの時期、つまり1976年から78年にかけてEMIで荒削りながら重要なアルバムを3枚録音した。バンド運営上のルールとして、彼らはあからさまに政治的な活動はしていなかった。

とはいえ1977年のセカンド・アルバム『Eternally Yours』は、ブラス・セクションで増強されたこの曲で幕を開けている。ザ・ポップ・グループの「We Are All Prostitutes」に匹敵する、反消費主義を激しく訴える曲だ。

Know Your Product (2004 Remaster)

 

3. シャム69「Rip Off」(1978年)

シャム69(Sham 69)は、「Hersham Boys」や「Hurry Up Harry」などのヒット曲でよく知られている。とはいえデビュー・アルバム『That’s Life』に収録されている、階級制度をテーマにして「こいつはただのインチキだ、間違いない/俺は食い物にされるが、連中はロールスロイスに乗っている!」と歌うこの痛切な曲「Rip Off」では、ジミー・パーシーとその仲間たちが、ストリート目線で政治的な意識を持っていたことがよくわかる。

Sham 69 – Rip Off

 

4. ザ・ジャム「Down In The Tube Station At Midnight」(1978年)

ザ・ジャム(The Jam)の重要なサード・アルバム『All Mod Cons』に収録されている強烈な曲「Down In The Tube Station At Midnight」は、英国で右翼の暴力行為が増えていることがテーマだった。ザ・ジャムが初めて出した真の名曲と言えるこの曲は、ポール・ウェラーの政治意識の高まりを反映していたのだ。

この曲は1978年10月に6枚目のシングルとしてリリースされ、全英チャートで最高15位を記録。ザ・ジャムは、1970年代後期から1980年代初期にかけて、イギリスで政治的パンク・ソングの傑作をいくつも生み出していった。

関連記事:ザ・ジャム『All Mod Cons』解説:逆境から勝利をつかんだ3枚目

The Jam – Down In The Tube Station At Midnight

 

5. ザ・クラッシュ「Tommy Gun」(1978年)

今にして思えば、ザ・クラッシュ(The Clash)は特定の政治的主張を掲げるバンドというよりも、パンクの文化大使という役割を果たしていた。とはいえ社会的・政治的な意見をたっぷりと盛り込んだ名曲をいくつも作っている。その例としては「Guns Of Brixton」やオイルショックをテーマにした大作「Rock The Casbah」などが挙げられる。

そんな中でもひときわ優れていたのは「Tommy Gun」だろう。ここではジョー・ストラマーがテロリストを厳しく批判しており、その邪悪な活動がカルト的な人気を集めていることに警告を発している。

The Clash – Tommy Gun (Official Video)

 

6. クラス「Do They Owe Us A Living?」(1978年)

ヒッピーの理想と熱烈なパンクの激しさがミックスされたバンド、クラス(Crass)は、ロンドンの郊外エピング・フォレストの奥深くで共同生活を営み、そこで政治的イデオロギーと抵抗運動としてのアナーキズムを推進していた。

アナルコ・パンクというサブカルチャーの創始者である彼らの音楽は、動物愛護、フェミニズム、環境保護などを唱道すると共に、時には前衛的な方向にも進んだ。その例が「Do They Owe Us A Living」だ。彼らはまた、短く、鋭く、野蛮な政治的パンクも得意としていた。

Do They Owe Us a Living?

 

7. デッド・ケネディーズ「California Über Alles」(1978年)

多大なる影響力を誇ったサンフランシスコのパンク・バンド、デッド・ケネディーズ(Dead Kennedys)のすばらしいデビュー・シングル「California Über Alles」は、アメリカで生まれた最高の政治的パンク・ソングのひとつだ。

ヴォーカルのジェロ・ビアフラの歌詞は当時のカリフォルニア州知事ジェリー・ブラウンを痛烈に風刺し、そのイメージは、ジョージ・オーウェルが『1984年』で描いていた全体主義体制に近いものだった。この曲は、不吉ではあるが壮大な作品として今なお輝きを放っている。

Dead Kennedys – California Über Alles

 

8. パブリック・イメージ・リミテッド「Religion」(1978年)

セックス・ピストルズ解散後のジョン・ライドンは、より左派志向の強いパブリック・イメージ・リミテッド (PiL) を結成した。1978年のデビュー・アルバム『First Issue』のハイライトとなった「Religion」は背筋も凍るような強烈さで演奏されている。ここではライドンが教会の政治的スタンスを力強く非難していた。

PIL-Religion1-2

 

9. ザ・ラッツ「Babylon’s Burning」(1979年)

ヴォーカルのマルコム・オーウェンが若くして亡くなったことで、ザ・ラッツ(The Ruts)は悲劇的なかたちでその短いキャリアを終えた。そんな結末を迎える前、このウエスト・ロンドン出身の高度な技術を持つパンク・バンドは、1980年代の大物の仲間入りをするのではないかと思われていたほどの存在だった。

傑作となったデビュー・アルバム『The Crack』の前にリリースされた彼らの代表曲「Babylon’s Burning」は、1979年に全英チャートのトップ10に入るヒットを飛ばしている。人種間で沸騰する緊張関係を扱ったこの曲は、1981年におきたブリクストンやトックステスの暴動を偶然にも予言していた。これは今でも恐ろしいほどに先見性を失っておらず、政治的なパンクの傑作のひとつとして歴史に残っている。

関連記事:なぜザ・ラッツの『The Crack』がパンク史上最も熱いデビュー・アルバムなのか

Babylon's Burning

 

10. スティッフ・リトル・フィンガーズ「Johnny Was」(1979年)

1976年にパンクが登場したとき、UKではロンドンやその他の都市の若者たちが退屈な生活の中で不満を抱えていたかもしれない。しかし困難に見舞われた北アイルランドの子供たちは、それよりもずっとひどい状況を日々経験していた。

北アイルランド・ベルファストのパンクス、スティッフ・リトル・フィンガーズ(Stiff Little Fingers)のすばらしいデビュー・アルバム『Inflammable Material』は、火薬庫のようなアルスターの政治的環境での生 (と死) を映し出している。その中でも一番のハイライトとなったのは、パンク調のレゲエでカヴァーしたボブ・マーリーの「Johnny Was」だった。

Johnny Was

 

11. ザ・スリッツ「Typical Girls」(1979年)

1976年では、女性だけでバンドを結成することは、政治的な意見表明にもなっていた。とはいえザ・スリッツ(The Slits)はそれを実行しただけに止まらない。一切の妥協を許さず、女でもパンクができることを証明したのだ。

ダブを多用した驚異的なデビュー・アルバム『Cut』に収められた「Typical Girls」の歌詞は「創作するな、歯向かうな、直感で動け、車を上手に運転するな」というもので、女性への固定観念を見事にこきおろした曲だった。パンクの最も優れた特性のひとつは、機会均等を支持する姿勢にあった。それはこの曲が見事に証明している。

関連記事:スリッツは“ガールズ・バンドがやってはいけない”ことを全てやった

The Slits – Typical Girls

 

12. キリング・ジョーク「War Dance」(1980年)

ロンドンのキリング・ジョーク(Killing Joke)は、たいていはポストパンクの先駆者として分類される。とはいえ彼らは、ノッティングヒルのパンク時代の不法占拠活動から生まれたので、彼らの作品も当時の政治的パンクのベスト・ソングに十分入る資格がある。

また、2枚目のシングルであり、デビュー・アルバムの中でも戦闘的姿勢の強い「War Dance」は、冷戦が最高潮に達し、核戦争の危機がひたひたと感じられていた1980年代のパラノイア的雰囲気を完璧に描き出していた。

Wardance Video – Killing Joke – 7'' Single Version

 

13. ディスチャージ「Decontrol」(1980年)

1980年代初期に活躍したUKミッドランド西部、ストーク・オン・トレント出身の平和主義パンク・バンド、ディスチャージ(Discharge)は、耳をつんざくようなパンクとモーターヘッド風のメタルから虚無的な新しいサウンドを編み出した。それが衝撃的なほど露わになったのが、初期のシングル「Decontrol」である。

この曲はメタリカが影響を受けたレコードとして知られており、ここでディスチャージは、たびたび採り上げていた政治的テーマ、つまり資本主義と核戦争に対して激しい怒りをぶちまけていた。

Decontrol (2020 – Remaster)

 

14. ザ・ダムド「Generals」(1982年)

ザ・ダムド(The Damned)は政治的なパンクバンドとして取り上げられることはほとんどない。とはいえ、このバンドは時にはピントの合った議論をふっかけることもある。その実例が「Generals」だ。この曲は見事な映画的な反戦ソングで、1982年の過小評価されがちなアルバム『Strawberries』に収録されている。

Generals

 

15. バッド・ブレインズ「Banned In DC」(1983年)

ワシントンDCのすばらしいハードコア・パンク・バンド、バッド・ブレインズ(Bad Brains)は、政治的な意識を持ったハードコアの激しさと、冷静なルーツ&カルチャー・レゲエのあいだを難なく行き来していた。

過激な楽曲「Banned In DC」が証明するように、彼らは目の肥えた一部の地元ファンにしか受け入れられなかった。しかし1980年代初頭にニューヨークに移ってからは、『Rock For Light』『Quickness』『Black Dots』などのアルバムをリリースし、デイヴ・グロールやビースティ・ボーイズを含む多くのファンを魅了した。

BAD BRAINS – BANNED IN DC – CBGB 1982 (OFFICIAL VERSION)

 

16. フガジ「Suggestion」(1988年)

イアン・マッケイがワシントンDCで創設したバンド、マイナー・スレットはハードコア界のレジェンド的な存在となった。彼が次に結成した伝説的なバンド、フガジ(Fugazi)はパンクのDIY哲学を実践。自らのレーベル、ディスコードでレコードを自主制作し、未成年の子供たちが来られるように昼間の時間帯にライヴを行っていた。

1989年にリリースされたアルバム『13 Songs』の収録曲「Suggestion」はダブを導入したパンクで、フェミニズムを肯定的に表現している。フガジの政治意識の高さを示している1曲だ。

Suggestion

 

17. ソニック・ユース「Youth Against Fascism」(1992年)

ソニック・ユース(Sonic Youth)は政治的なパンク・バンドではない。一般的には、そう思われているのではないだろうか? しかしながら、1992年の『Dirty』に収録され、「ああ、大統領は最低だ/あいつは戦争の豚野郎だ/あいつの糞は運に見放されてる!」と歌う「Youth Against Fascism」は、そうしたイメージに激しく逆らう曲だろう。

関連記事:『Nevermind』のプロデューサーを起用したソニック・ユースの『Dirty』

Sonic Youth – Youth Against Fascism

 

18. グリーン・デイ「American Idiot」(2004年)

奇妙なことに、カリフォルニアのパンク・バンド、グリーン・デイ(Green Day)の最も露骨に政治的なレコードである2004年の『American Idiot』は、このグループにマルチ・プラチナ・ディスクをもたらした最大の成功作となっている。

優れた政治的パンク・ソングはどれもそうだが、このアルバムの力強いタイトル・トラックもいまだにその力を失っていない。アメリカのマスメディアが国民に対して不安や恐怖心を煽り、その心を分裂させているという主張は、「フェイク・ニュース」や「オルタナティブ・ファクト」がはびこる今の状況にも当てはまっているように思えるだろう。

Green Day – American Idiot [Official Music Video]

 

19. アンチ・フラッグ「Racists」(2017年)

「Racists」は、ピッツバーグ・パンクスの古参バンド、アンチ・フラッグ(Anti-Flag)が2017年に発表した大作『American Fall』に収録された強烈な1曲だ。

この曲では、ドナルド・トランプ政権下のアメリカでネオナチが台頭していることがテーマとなっており、フロントマンのジャスティン・セインは以前、uDiscover Musicに次のように語ってくれた。

「人種差別、同性愛嫌悪、偏見、そして性差別などに立ち向かうことは、どれもパンク・ロックの責務だ」

Anti-Flag – Racists (Lyric Video)

 

20. プロフェッツ・オブ・レイジ「Living On The 110」(2017年)

現代の反逆者、プロフェッツ・オブ・レイジ(Prophets Of Rage)は、パブリック・エネミーのチャック・DとDJロード、サイプレス・ヒルのB-リアル、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、ティム・コマーフォード、ブラッド・ウィルクで構成された本格的なUSパンクのスーパー・グループだ。

彼らは、体制側と徹底的に戦うという姿勢を明確に出している。深刻なホームレスの問題をテーマにした「Living On The 110」が収録されたデビュー・アルバム『Prophets of Rage』は怒りで燃え上がっていた。これは2017年にリリースされた数ある作品の中でも最も政治的な意味を持ち、そして最も必要とされていた曲である。

Prophets of Rage – Living On The 110 (Official Music Video)

Written By Tim Peacock


パブリック・イメージ・リミテッド【PiL】のカタログを再リリース
発売日:2022年1月26日

PiLのアルバム11タイトルにジョン・ライドンのソロ・アルバムを加えた計12タイトルが 2011年リマスター音源を使用したSHM-CDで一挙再発

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