10ccのベスト20曲:70年代ブリティッシュ・ポップの象徴

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10ccは、1973年8月26日にライヴ・デビューを果たした時、すでにUKシングル・チャートの新風として注目されていた。グレアム・グールドマン、ケヴィン・ゴドレー、エリック・スチュワート、そしてロル・クレームの4人組は、この業界でそれぞれに重要な経歴を築いていた。だがこの日、マン島のリド宮殿という意外な場所で、初めての正式なギグを行なったのだ。彼らの素晴らしいカタログを、この10ccの20曲リストで祝いたいと思う。

リストには、このグループの主なUKにおけるヒット・シングルを全て取り揃え、最も重要でクリエイティヴなアルバム収録曲の数々もとりいれた。1976年の『How Dare You(邦題:びっくり電話)』に至るまでの初期の4枚に収録された4人組のオリジナル曲だけでなく、ゴドレイとクレームが脱退後の後期ラインナップによる曲も入っている。

ハイライトとして、10ccの3曲の全英1位シングル、「Rubber Bullets」、「I’m Not In Love」、「 Dreadlock Holiday(邦題:トロピカル・ラヴ)」を入れた他、彼らがライヴ・デビューを飾った時にトップ40チャートを駆け上がっていた「The Dean and I 」も収録。「I’m Mandy, Fly Me(邦題:アイム・マンデイ)」 、 「Art For Art’s Sake(邦題:芸術こそ我が命)」といったその他のシングル曲も収録している。『The Original Soundtrack』、『Deceptive Bends(邦題:愛ゆえに)』、前述の『How Dare You』といったアルバムは、その明瞭さ、創作力の高さにおいて、1970年代のブリティッシュ・ポップ・ミュージックを象徴していると言えるであろう。

現代版10ccは、グレアム・グールドマンの優れた統率のもとに、ツアーを続けている。詳しい情報はこちら( http://www.10ccworld.com/event )をチェックして欲しい。

By Paul Sexton


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