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バディ・ガイの20曲:今も音楽を作り続けるブルースの巨匠

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今も音楽を作り続けて、伝説的なステイタスを高めているブルースの巨匠といえば、バディ・ガイの右に出るものはいない。その並外れたキャリアを通して、ジミ・ヘンドリックスからエリック・クラプトンまで、無数の偉大なギタリスト達に影響を与え、6つのグラミー賞を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしている。

バディは本日7月30日(2018年)に82歳になった。彼の朋友でギター・ヒーローのジェフ・ベックと共に全米をツアーしている彼自身が、誰よりもそれを分かっているであろう。真のオリジナル・アーティストの一人である彼の功績を、uDiscoverの20曲のプレイリストで祝うには、今日が絶好の機会であると思う。

ジョージ・ガイ(本名)は、ルイジアナ州で生まれた。しかし、1957年にシカゴに移住して以来、彼はシカゴ・ブルースの偉大な大使のひとりであり続けている。移住後、彼は地元のレーベルのためにレコーディングをし、50年代の最後の年にチェス・レコーズと契約を結んだ。60年代、彼はマディ・ウォーターズと共にプレイし、商業的な成功こそしそこなったものの、仲間達の尊敬を一身に集めていた。

このプレイリストには、ガイの最初のレコーディングの数々が含まれている。幕開けに相応しい曲は、1960年発表のシングル「First Time I Met The Blues」。「Stone Crazy」は、当時も今も、彼の初期のテーマ・ソングのひとつだ。そして、ザ・ジュニア・ウェルズ・バンドとレコーディングした1965年発表のアルバム『Hoodoo Man Blues』(ジェームス・ブラウンの当時のヒット曲「Papa’s Got A Brand New Bag(邦題:パパのニュー・バッグ)」も収録)からの偉大な「Snatch It Back And Hold It」も聞き逃してはならない。

ガイのコンサートのエネルギーも取り入れよう、1968年のライヴ・アルバム『This Is Buddy Guy』収録の「Things I Used To Do」だ。ラリー・デイヴィスと共作しレコーディングされた「Texas Flood」は、後にガイをヒーローと敬う偉大なプレイヤー、スティーヴィー・レイ・ヴォーンによってカバーされた。

ガイは60年代に登場したイギリスの新ギタリスト達と演奏し、彼らに多大な影響を与えた。そしてヨーロッパ全土のブルース・イベントで、しばしば彼の長年のレコーディング・パートナー兼ハーモニカ奏者のジュニア・ウェルズと一緒に演奏した。しかし、彼の全ての名声を持ってしても、55歳になるまで、ガイがアメリカのメインストリーム・チャートに登場することがなかったという事実は、衝撃的ですらある。

グラミー賞を受賞したそのアルバム『Damn Right. I’ve Got The Blues』は、Silvertoneよりリリースされ、ガイは遂に賞賛を浴びた。それは、エリック・クラプトンの助けによるところが大きかった。クラプトンは、1990年と1991年の記念碑的なロイヤル・アルバート・ホールでのショウ(後にアルバム『24 Nights』として発表された)にゲストとしてバディを招き、バディから受けたインスピレーションに対して恩返ししたのだ。その記念アルバムから、ガイとエリックとロバート・クレイが演奏する「Have You Ever Loved A Woman」を収録した。

1990年のアルバム『Feels Like Rain』と『Slippin’』からの曲も入れてある。この2枚は両方ともグラミー賞を獲得した。その他、B.B. キングが参加した「Stay Around A Little Longer」を含む忘れがたいコラボレーション曲もいくつか入れた。

「お前ほど、この曲を上手く演奏してのけたやつはいない」と、バディは旧友に伝えた。B.B. は、「どうもありがとう、お前さんも捨てたもんじゃないよ」と返答した。これ以上のヴァージョンはないであろう。


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