ウッドストック50周年記念フェス「Woodstock 50」が開催中止に

Published on

2019年のサマー・オブ・ラブは、運営サイドが米ビルボードへの公式発表によって「Woodstock 50」が開催中止となったというニュースで終わりを告げた。

4月29日に、Dentsu Aegis Network社が委託する運営組織が下記のような書面でキャンセルとなった理由を明かしている。

「歴史的に意味深いムーヴメントを象徴するこのようなブランド(フェスティバル)と仕事ができるのは、エージェンシーにとっての夢です。共通の興味や主張を持った人々を呼び集めるイベントをプロデュースすることが私たちの強みであり、それこそがウッドストックの50周年を記念したこのフェスティバルの運営に選ばれた理由であります。ここまで膨大な時間と労力を準備に費やしてきましたが、結果として、当フェスティバルがウッドストックのブランドにふさわしいイベントとして実行できるとは考えられず、出演者やパートナーの健康や安全を保証することも難しい状況である、という判断を下しました。慎重に検討した結果、<Woodstock 50>のパートナーであるDentsu Aegis Network社のAmplifi Liveは、フェスティバルを中止することを決定しました。厳しい決断ではありましたが、これが当フェスティバルに関わる全てのパートナーのためにも賢明であると考えております」。

伝説的フェスティバルを再創造しようという「Woodstock 50」は、この夏最大規模のフェスティバルのひとつとして開催される予定だった。8月16日から18日の3日間の日程で、ヘッドライナーとしてザ・キラーズ、イマジン・ドラゴンズ、ホールジー、そしてジェイ・Zなどが決定していた。また、1969年の元祖ウッドストックからジョン・フォガティ、ジョン・セバスチャン、デヴィッド・クロスビー、キャンド・ヒート、カントリー・ジョー・マクドナルドなどのベテラン陣の出演も予定されていた。

フェスティバルの代表者は、収容人数や許可証発行などの問題も当イベントのキャンセル理由として挙げている。運営組織は、当初予定していたチケットの販売開始期限を過ぎてしまったことにより、この異常事態を明確に把握したという。資金調達や許可証の問題に加え、会場となっていたワトキンズ・グレン・インターナショナル・スピードウェイが10万人規模のフェスティバルを開催する収容力がないのでは、という懸念の声も上がっていた。

「Woodstock 50」は発表当初から、ニューヨーク州北部で同週末に開催が予定されている2つのイベントと日程が重なるなど厳しいスタートを切っていた。同フェスティバルはキャンセルになったものの、音楽ファンたちは8月15日から18日に元祖ウッドストックの聖地であるニューヨーク州ベセルにて開催される「Bethel Woods Music and Culture Festival」に参加することができる。「Woodstock 50」と同じくウッドストック50周年を記念する当フェスティバルには、リンゴ・スターやエドガー・ウィンター・バンド、サンタナ、そしてドゥービー・ブラザーズなどアイコニックなアーティストたちが出演する予定だ。また、フェスティバルの開催に合わせて、ベセル・ウッド・ミュージアムでは、今年3月から「We Are Golden – Reflections on the 50th Anniversary of the Woodstock Festival and Aspirations for a Peaceful Future」と題された特別展が開催されている。

Written By Laura Stavropoulo


<関連記事>


Share this story

Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
Exit mobile version