ザ・キュアー最新作『Songs of a Lost World』発売を記念した壮大ライヴが一夜限りの劇場公開

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11月 5, 2025

ItoMasaki

Credit Tom Pallant

昨年リリースされた『Songs Of A Lost World』は、ザ・キュアー（The Cure）にとって16年ぶりの新作アルバムとなった。バンドは、2024年11月1日、ロンドンのトロクシーにて壮大なリリース記念公演を行い、3,000人のオーディエンスを前に同作を初めて、そして唯一フルで披露。

同公演を記録したコンサート・フィルム『The Cure : The Show Of A Lost World』が、フィジカル版のリリースに先駆け、2025年12月11日の一夜限定で世界各地の劇場にて公開される（日本は未発表）。

ザ・キュアーのトロクシー公演全編を“リミックス、再編集、4Kリマスター”した新たなコンサート・フィルム『The Cure : The Show Of A Lost World』の監督を務めるのは、これまでにR.E.M.、マドンナ、ビヨンセ、フー・ファイターズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズら多くの大物アーティストたちと仕事を共にしてきたニック・ウィッカム。また、本作のためにロバート・スミス自らがドルビーアトモス・ミックスを手がけている。

ロバート・スミスがサイモン・ギャラップ、ジェイソン・クーパー、ロジャー・オドネル、リーヴス・ガブレルス、ペリー・バモンテと共に披露した全31曲のトロクシー公演のセットリストには、新作『Songs Of A Lost World』の全曲に加え、発売45周年を迎えた2作目のアルバム『Seventeen Seconds』からの5曲、さらに往年の名曲も多数含まれている

『The Cure : The Show Of A Lost World』は2025年12月11日に世界各地の劇場で上映され、年末にBlu-rayとDVDでリリースされる予定だ。全上映分のチケットは11月20日午後2時（イギリス）／午前9時（米東部）／午前6時（米西部）から映画公式サイトにて販売開始となる。ロスト・イメージズ、ポリドール/キャピトル・レコード、マーキュリー・スタジオ、そしてトラファルガー・リリーシングが協賛する本作について、トラファルガー・リリーシングの最高経営責任者であるマーク・アレンビーは「ザ・キュアーの影響力は計り知れず、この映画は彼らの音楽が持つ芸術性と深みを証明するものです」と語っている。

アルバム『Songs Of A Lost World』は商業的にも批評的にも大成功を収め、絶賛のレビューを巻き起こし、ザ・キュアーに1992年の『Wish』以来となる全英1位をもたらした。その後、同公演を収録したライヴ・アルバム『Songs of a Live World: Troxy London MMXXIV』やリミックス・アルバム『Mixes of a Lost World』もリリースされた。バンドは先日、公式サイト上で次作のレコーディングが順調に進行中であることも明らかにしている。