メタリカ、KISS、クイーン+アダム・ランバートらが2019年度ツアー興行収入ランキング上位に

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米ビルボード誌が2019年10月31日までの過去1年間に行われたツアー興行収入ランキングを発表し、ハードロック/メタル・バンドのメタリカKISS、トランス・シベリアン・オーケストラ、そしてクイーン+アダム・ランバートらが上位に名を連ねた。

同誌が発表した年末決算ツアー・チャート“Boxscore”では、エド・シーランが2年連続で首位を獲得し、ポップやヒップ・ホップのアーティストたちが上位を占めた2019年度のチャートでは、桁外れの収益を挙げたツアーがいくつか含まれていた2018年度に比べ、順当な数字が算出されている。また、<‘The Divide’ Tour>から約4億ドル(約434億円)を売り上げたエド・シーラン、<Reputation Stadium Tour>から約3億ドル(約326億円)を売り上げたテイラー・スウィフト、そしてザ・カーターズの<‘On The Run II’ Tour>から約2.5億ドル(約271億円)を売り上げたビヨンセとジェイ・Zは、いずれも彼らのキャリア史上最高額を記録した。

メタリカは、ハードロック・バンドとしては最高位となる、全体の6位にランクインし、現在敢行中の最新ツアー<‘WorldWired’ tour>から、チャートの集計期間となる1年間に行われた全46公演で約$1.7億ドル(約192億円)の総収益を挙げ、全世界で170万枚のチケットを売り上げている。

 

KISSの引退ツアー<‘End Of The Road’ tour>の第一弾日程は盛況を博し、集計期間中の全72公演で85万枚以上のチケットを売り上げ、総収益は約8900万ドル(約96億円)で10位にランクインした。

トランス・シベリアン・オーケストラは毎年恒例のホリデイ・ツアーで動員を伸ばし、<2018 Winter Tour>の全92公演で90万枚以上のチケットを売り上げ、約5700万ドル(62億円)の総収益で全体の30位にランクイン。ただ、KISSやメタリカ同様に、トランス・シベリアン・オーケストラが集計期間中に行った全公演がチャートに反映されているわけではなく、追加となった14公演の数字はビルボードには報告されていない。

チケットの売上枚数に対して、大きな収益を挙げたクイーン+アダム・ランバートは、集計期間中に行った全25公演で37万枚のチケットを売り上げ、約4600万ドル(50億円)の総収益で39位にランクインした。

その他、同ツアー・チャートではお馴染みの顔ぶれである、エルトン・ジョン(4位)、ザ・ローリング・ストーンズ(5位)、そしてポール・マッカートニー(8位)らは今年も上位にランクインしている。

Written By Tim Peacock



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