メガデスのデイヴ・ムステインが昨年患った咽頭がんは“100%完治した”ことを報告

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デイヴ・ムステインが昨年患った咽頭がんの治療を終えて、“癌は100%完治した”ことを公表している。

メガデスのリーダーであるデイヴ・ムステインは、2019年6月に咽頭がんと闘病中であることを明かし、同年9月にはほぼその治療を終えたことが伝えられていたが、デイヴは、先日ロンドンのウェンブリー・アリーナで行われたライヴで観客にこう報告した。

「およそ1年前、俺たちがテネシー州のフランクリンに戻ってニュー・アルバムの制作に取り掛かっていた時、俺は喉に痛みを感じて病院に行ったら、医者に“デイヴ、がんです”って宣告されたんだ。僕は“畜生、がんかよ”ってすごくショックを受けた。最初は“自分はがんが怖いのか?”と思っていたんだが、“いや、俺は心底ブチ切れているんだ”ってわかったよ。それからアルバムの制作作業を全部中断して、俺はがんの治療を受けることになった。51回の放射線療法と9回の化学療法を受けている間、結局俺が毎日思っていたのは、“2度と演奏できなくなるのだけは嫌だ”ってだった。だから祈っていたよ。僕が日頃から祈っているのはみんなが知っている通りだ。‘Peace Sells’でも毎日祈りを捧げることについて歌っている。俺たちの2作目のアルバムからずっと言ってきたことでもある。それから、ファンのみんなのことも毎日考えていた。家族のことも考えていた。俺があの日々を乗り越えられたのは、みんなからもらったパワーのお陰だとずっと思っていたんだ。そうして10月16日に医者に会いに行ったら、“癌は100%完治した”って言われたんだ」

先月、メガデスは、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチとバッド・ウルヴスとのヨーロッパ・ツアーをスタートさせた。

ヘルシンキでの初日公演を終えて、メガデスのデイヴィッド・エレフソンは、自身のインスタグラムに、ステージに立つバンドの写真と共に下記のようなメッセージを公開していた。

「今夜ヘルシンキでのツアー初日の写真です。デイヴが元気に復帰してくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいですし、またこうして皆さんの前でパフォーマンスすることができて大変光栄です。デイヴが癌の治療中だった数ヶ月もの間、どちらに転ぶか分からない現実と重みが、今日のライヴ前のVIPミート&グリートでのQ&Aや、ステージで演奏した一曲一曲の中で本当に輝いて見えました。人生は贈り物であり、健康はかけがえのないものです。 この数ヶ月間、デイヴとチーム・メガデスのために祈り、応援してくれた皆さんに感謝します。皆さんの祈りがこうして叶ったのです」

メガデスがファイヴ・フィンガー・デス・パンチ、バッド・ウルヴスと敢行中のヨーロッパ・ツアーの今後の日程は以下の通り:

2月4日(火): ドイツ、ハンブルク Sporthalle
2月6日(木):ドイツ、フランクフルト Festhalle
2月8日(土):ドイツ、オーバーハウゼン Koenig-Pilsener Arena
2月9日(日):ドイツ、シュトゥットガルト Schleyerhalle
2月10日(月):ドイツ、ミュンヘン、Olympiahalle
2月12日(水):ポーランド、ワルシャワ Torwar
2月14日(金):チェコ共和国 プラハ Tipsport Arena
2月16日(日):イタリア、ミラノ Alcatrazz
2月17日(月):スイス、チューリッヒ Hallenstadion
2月19日(水):オーストリア、ウィーン Stadthalle
2月20日(木):ハンガリー、ブタペスト Sportarena

Written By Tim Peacock

 



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