マライア・キャリー、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック開会式に出演決定

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Photo: Todd Williamson/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images via Getty Image

2026年2月6日にミラノのジュゼッペ・メアッツァ競技場(通称サンシーロ)で行われるミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開会式に、マライア・キャリー(Mariah Carey)が出演することが明らかになった。

マライアは、イタリア語で「調和(ハーモニー)」を意味する「Armonia」をテーマに掲げた同イベントの出演者として発表された最初のアーティストとなる。開会式のクリエイティブ・ディレクターを務めるマルコ・バリッチは次のように説明している。

「音楽用語で言えば“異なる要素を一つにまとめる”という意味です。ミラノとコルティナという二つの都市、都市と山岳、人間と自然、異なる考え方を持つ文化や人々の調和、それは非常に意味深く、美しいものです」

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マライア・キャリーはこれまでにも、2002年のスーパーボウルや2003年のNBAオールスターゲームといったが主要スポーツ・イベントの舞台でアメリカ国歌「The Star-Spangled Banner(星条旗)」を歌唱してきた。さらに最近では、2020年の全米オープン女子決勝に先立ち、自身の楽曲「Save The Day」を初披露している。

この冬季オリンピック開会式のパフォーマンスでは、世界的に知られるヒット曲の数々が披露されることは間違いない。数十年にわたるキャリアのなかで、彼女は19曲の全米No.1ヒットを獲得し(ザ・ビートルズの20曲に次ぐ記録)、「Fantasy」「We Belong Together」「Emotions」「Hero」「Always Be My Baby」など、時代を超えた代表曲を数多く持つ。

イタリアでの大舞台出演のニュースは、マライア・キャリーがキャリアにおける最も重要な節目のひとつを達成したタイミングで伝えられた。今年もホリデイ・シーズンを迎え、彼女のクリスマス・ヒット「All I Want For Christmas Is You」が再び全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)の首位に返り咲き、通算20週目の首位を獲得。これにより同チャートで19週1位を記録していたリル・ナズ・X「「Old Town Road feat. ビリー・レイ・サイラス」とシャブージー「A Bar Song (Tipsy)」を上回り、歴代最長記録を達成した。

この快挙は“奪還”でもあり、マライア・キャリーは以前、ボーイズIIメンとのデュエット曲「One Sweet Day」で16週1位という同記録を保持していたが、その後「Old Town Road」に更新されていた。その他、クリスマス関連ニュースとして、マライアは『Merry Christmas II You』をアナログ盤限定で再発している。また先月には、ケイトラナダとの「Don’t Forget About Us」リミックスが、2026年グラミー賞の“最優秀リミックス・レコーディング賞”にノミネートされた。これは彼女にとって通算34回目のグラミー・ノミネーションとなる。

Written By Sam Armstrong


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