2026年グラミーの殿堂入り作品が発表。2パック、ジャネット・ジャクソン他
米レコーディング・アカデミー(The Recording Academy)は、2026年にグラミーの殿堂入りを果たすアルバム9作品と楽曲5作品を発表した。候補となる録音作品は、リリースから25年以上が経過していることが条件となる。
2026年グラミーの殿堂入り作品は以下の通り。
アルバム(9作品)
・2パック『All Eyez On Me』
・ジャネット・ジャクソン『Rhythm Nation 1814』
・レディオヘッド『OK Computer』
・セレーナ『Amor Prohibido』
・ニック・ドレイク『Pink Moon』
・アリス・コルトレーン『Journey in Satchidananda』
・ハート『Dreamboat Annie』
・ファンカデリック『Maggot Brain』
・ルシンダ・ウィリアムス『Car Wheels On A Gravel Road』
楽曲(5作品)
・バーサ・“チッピー”・ヒル「Trouble In Mind」
・エラ・ジェンキンス「You’ll Sing A Song And I’ll Sing A Song」
・エリック・B&ラキム「Paid In Full」
・ラウス・ブラザーズ「Orange Blossom Special」
・ソウル・スターラーズ「Jesus Gave Me Water」
これらの新たな殿堂入り作品は、現地時間2026年5月8日にカリフォルニア州ビバリーヒルズのビバリー・ヒルトンで開催されるグラミー・ミュージアムとレコーディング・アカデミー主催による“グラミー・ホール・オブ・フェイム・ガラ”で称えられる。同イベントの出演アーティストは後日発表される予定だ。
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・ジャネット・ジャクソン『Rhythm Nation 1814』解説
・2パック生前最後のスタジオ・アルバム『All Eyez On Me』
レコーディング・アカデミーCEOのハーヴィー・メイソン・ジュニアは今回の受賞作品について次のように述べている。
「これらの多様な録音作品を2026年グラミー殿堂入り作品として表彰できることを光栄に思います。それぞれの作品は、録音音楽が数十年にわたり伝え得る創造性、技巧、文化的影響力を反映しています。私たちは、これらの作品を後世に残し、それを生み出したアーティストとコミュニティを称えるで、彼らのレガシーが今後も世代を超えてインスピレーションを与え続けることを支援できることを誇りに思います」
グラミー・ミュージアムの会長兼CEOであるマイケル・スティッカはこう述べている。
「グラミーの殿堂は、音楽の過去と現在をつなぐ重要な架け橋であり、私たちの聴き方、創作方法、繋がり方を変えた録音作品を称える場です。今年の受賞作品を5月のガラで祝えることを誇りに思います」
ジャネット・ジャクソンの『Rhythm Nation 1814』は1989年にリリースされ、ジミー・ジャムとテリー・ルイスが作曲とプロデュースを手がけた。2014年の米ビルボード誌のインタビューで、テリー・ルイスはこのアルバムの制作を次のように振り返っている。
「当時、俺たちは世の中で起こっている出来事について何かしらのメッセージを発信しようとしていた。曲作りを始める前に、いつもあらゆることを話し合った。延々と議論して、ただの会話の応酬さ。世界で起きていることだけでなく、ジャネットの頭の中で何が渦巻いているのかまで、理解しようとしていたんだ」
Written By Sam Williams
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