デヴィッド・ボウイ「Starman」歌詞の原本がオークションに

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Photo: Jim Steinfeldt/Michael Ochs Archives/Getty Images

デヴィッド・ボウイの1972年の伝説的ヒット作「Starman」の歌詞の原本がロサンゼルスでオークションにかけられることになった。1ページに歌詞がフィーチャーされたこの品は、アメリカのオークション・ハウスのジュリアンズ・オークションによって、オークションに掛けられ、£3,000~£4,500(45万円~60万円)の間で落札されると予想されている。オークションは11月4日に開催される。

デヴィッド・ボウイによる署名がないにもかかわらず、鑑定書がついており、ページの上部には、アンダーラインがひいてあり、ブロック体の大文字でかかれた「Starman」のタイトルがフィーチャーされている。

歌詞は、原本と実際に歌われているものとで大部分が同じであるが、サビの部分で微妙な変更がある。原本では、 “Some cat was layin’ down some rock ‘n’ roll, ‘lotta soul, he said”とあるが、『Ziggy Stardust』が1972年にリリースされたときには、歌詞が“Some cat was layin’ down some get it on rock ‘n’ roll, he said”となっている。

他の人目をひく変更は、同じサビのなかで、“Came back on a wave of phase” となっていたものが最終的に、“Came back like a slow voice on a wave of phase haze”に変えられている。

「Starman」は『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars(邦題:ジギー・スターダスト)』からの1stシングルである。全英チャートでTOP10入りを果たし、その後、デヴィッド・ボウイのアイコニックな楽曲のひとつとなった。珍しいことに、この曲は最終段階でアルバムに収録されることになったそうだ。RCAのデニス・カッツがデモを聴いてこの楽曲を気に入り、素晴らしいシングルになると感じ収録を強く勧めたのだ。そして、当初アルバムに収録を予定していたチャック・ベリーの「Round and Round」のカバーに替えて収録となった。

『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』からの楽曲の思い出深いパフォーマンスは彼が世界的に有名になる以前、1972年7月に出演した『Top Of The Pops』だろう。これによって、デヴィッド・ボウイのジギー・スターダストのペルソナが国民の意識に刷り込まれ、「Starman」をTOP20内に、アルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mar』を5位に押し上げた。

Written by Tim Peacock


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