ポール・マッカートニーのロンドン公演にリンゴ・スターがサプライズ登場。映像も公開

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12月16日、ロンドンのO2アリーナで開催されたポール・マッカートニーのライヴにリンゴ・スターがサプライズ・ゲストで登場し、ビートルマニアが熱狂した。2人はアンコールで、ザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッドも迎えて、「Get Back」のコラボ・パフォーマンスを披露した。

このサプライズが行われたのはポール・マッカートニーのFreshen Upツアーのイギリスでの最終日だった(このツアーは、2019年3月に南米で再開し、5月の北米編へと続く予定になっている)。この日、ポール・マッカートニーと彼のバンドは、ザ・ビートルズやソロ名義のヒット曲の数々に加え、両キャリアのカタログを深く掘り下げた貴重な楽曲などで構成されたセットリストでロンドンのファンをもてなした。

この日のセットリストには、アルバム『Help!』からの「I’ve Just Seen A Face」やウイングスのアルバム『Band On The Run』からの「Nineteen Hundred and Eighty Five」、そして彼のライヴでは定番となっているジョン・レノンへ捧げる感動的な追悼曲「Here Today」なども含まれていた。また、過去の公演同様に、アルバム『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』から、ジョン・レノンが書いた「Being For The Benefit Of Mr. Kite」や彼の最新ソロ・アルバム『Egypt Station』からの「Who Cares」や「Come On To Me」、「Fuh You」などもパフォーマンスした。

今回のロンドン公演のアンコールでは、ザ・ビートルズの「Birthday」、そしてポール・マッカートニーが書いたクリスマスの定番曲「Wonderful Christmastime」をキャピタル・チルドレンズ・クワイアと共に披露した。この楽曲は例年通り全英チャートに再登場し、今週は62位から48位へと上昇している(同じくジョン・レノンのオノ・ヨーコとプラスティック・オノ・バンド、そしてザ・ハーレム・コミュニティ・クワイアとのコラボ楽曲「Happy Xmas (War Is Over)」も58位から42位までチャートを浮上している)。

そこから、もう一台のドラム・キットがポール・マッカートニーの後方に配置され、彼は観客にこう告げた。「今夜は皆さんにちょっとしたサプライズがあります。正直、僕たちにとってもサプライズであり、今日急遽決まったことなんです」。そして、先にロニー・ウッドを紹介しつつ、ポールはこう発表した。「レディース&ジェントルメン、素晴らしき友、リンゴ・スターです」。そして「Get Back」パフォーマンスの最後には、リンゴ・スターがマイクまで来てこう言った。「みんなはどうかわからないけど、僕にとってはすごく感動的だったよ」。

 

リンゴ・スターとロニー・ウッドがステージを去った後、ポール・マッカートニーはこう言った。「今はただこの瞬間に浸ることにするよ」。そして、2度目の「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」から「Helter Skelter」、そしてアルバム『Abbey Road』から「Golden Slumbers」のモンタージュでショーを締め括った。

Written by Paul Sexton



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