アヴィーチーのヒット曲「Wake Me Up」がSpotify30億回再生を突破
アヴィーチー(Avicii)による2013年のメガ・ヒット「Wake Me Up」が、Spotifyで30億回再生を突破した。
ポピュラー音楽史に刻まれる“不変的アンセム”としてすでに確固たる評価を得ている同曲だが、今回、世界最大のストリーミング・プラットフォームにおいて通算51曲目となる“30億回再生突破タイトル”に到達し、その揺るぎない人気をあらためて証明した。
<関連記事>
・アヴィーリー 特集・まとめ記事
・アヴィーチー初のベスト盤『Forever』発売決定、新曲も収録
・アヴィーチー『TRUE』解説:デビューアルバムへ至る道のりと後世に残したもの
「Wake Me Up」は、2013年のリリースと同時に瞬く間に時代を象徴するグローバル・ヒットへと駆け上がった。EDMがシーンの頂点にあった当時、同曲はそのサウンドにフォーク・ロックの要素を大胆に融合させたことで独自の存在感を放ち、世界中のチャートを席巻した。しかし、その魅力は時代を超えていることが証明されている。
イギリスでは2010年代で最もチャート上位を維持したダンス・トラックとなり、アメリカでもビルボードの“Decade-End Hot 100”にランクイン。2020年代に入ってからもストリーミング数は衰える気配を見せていない。
アヴィーチーとアロー・ブラックが、インキュバスのギタリストであるマイク・アインジガーと共作し、アヴィーチーとアーラシュ・ポアノウリが共同プロデュースを手がけたこの曲は、2013年、マイアミで開催された<ウルトラ・ミュージック・フェスティバル>のステージで初めて披露された。アヴィーチーはアロー、マイク、そしてインキュバスのメンバーであるベン・ケニーとホセ・パシーリャスを含むライブ・バンド編成でパフォーマンスを行った。
「Wake Me Up」は、アヴィーチーの2013年のオフィシャル・デビュー・アルバム『True』のリード・シングルとしてリリースされたが、彼は当時すでに「Levels」などのヒット曲で、世界を代表するエレクトロニック・プロデューサー/DJの一人としてのキャリアを確立していた。
アヴィーチーは、MTV UKのインタビューでこの曲の誕生の経緯を次のように振り返っている。
「インキュバスのマイク・アインジガーと一緒にいたときに、“Wake Me Up!”のコード進行とメロディを思いついたんだけど、実際の歌詞は何もなかった。僕らは歌を歌わないし、とにかくデモを仕上げる必要があったんだけど、LAに住んでいる僕の知り合いはアローだけだったから、彼に電話したら、ちょうど時間が空いていたんだ。彼は歌詞を書くのが本当に早くて、数時間で書き上げて、そこから曲を完成させた」
アロー・ブラックは、過去に行われたHuffington Postのインタビューで、「Wake Me Up」の歌詞が自身のキャリアが導いた想像以上の旅路への驚きから生まれたものだと語っている。
「2013年の初め、スイスからの移動中に歌詞を書き始めたんだ。90年代にヒップホップでキャリアをスタートした頃は、まさか“歌うこと”でミュージシャンとして生計を立てられるなんて思ってもみなかった。でも、気付けば世界中を旅していてね。“人生はまるで夢のようだ。すべてが終わった時に起こしてくれ”という思いが湧いてきたんだ」
Written By Devon Clarke
・連載第1回:日本の初代担当者が語るアヴィーチー:『True』時代の熱狂
・連載第2回:来日公演当時の担当者が語るアヴィーチー
・連載第3回:訃報の時、そして『TIM』の日本担当者が語るアヴィーチー
・連載第4回:日本の音楽プロモーターが語るアヴィーチーとの出会い、熱狂、別れ
アヴィーチー初のベスト盤
2025年5月16日発売
CD&LP / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music