デイヴの娘、ヴァイオレット・グロールのデビューAL『Be Sweet to Me』が5/29に発売決定
フー・ファイターズのデイヴ・グロールの娘としても知られるヴァイオレット・グロール(Violet Grohl)が、デビュー・アルバム『Be Sweet to Me』を2026年5月29日にリリースすることを発表した。
本作より、2025年発表の「THUM」と「Applefish」に続く新曲「595」が、ニッキ・ミラン・ヒューストンが監督を務めるミュージック・ビデオと共に公開された。
<関連記事>
・デイヴ・グロールの音楽人生:分裂したロックの創造と維持に努める頼もしき兄貴
・ニルヴァーナのベスト・ソングス20曲
テレフォン・セックスの広告がプリントされたヴィンテージTシャツから着想を得たという新曲「595」は、ノイジーなサビが強烈な印象を残すサイコ・スリラー的な一曲だ。
I’ll be your 1-900-G spot, baby
595 I’m on the line
You won’t last
あなたの有料ダイヤルのGスポット”になってあげる
595、電話の向こうには私
あなたは長く持たないでしょうけど
2024年末から2025年初頭にかけて、ロサンゼルスにあるプロデューサーのジャスティン・ライゼン(キム・ゴードン、チャーリー・XCXなどの作品を手がけてきた)の自宅スタジオで行われた『Be Sweet to Me』のレコーディング・セッションには、60~70年代の“レッキング・クルー”を彷彿とさせるスタジオ・ミュージシャンたちが参加。
ヴァイオレットが共同制作者たちと最初に書いた「THUM」は、彼女がスタジオに持ち込んだ“爪噛み防止用マニキュア”のレトロなパッケージから着想を得た楽曲で、彼女は甘い歌声で刺々しくこう歌う。
Self help me
Self help myself
Chew my bitter fingers
自分を助けろ
自分で自分を救うんだ
苦い指を噛むんだよ
1980年代後半から1990年代初頭のオルタナティヴ・ミュージックから多大な影響を受けたという彼女は、「子どもの頃からずっと聴いてきた」音楽として、ピクシーズ、サウンドガーデン、コクトー・ツインズ、ザ・ブリーダーズ、PJ ハーヴェイ、ザ・マフス、ビョーク、アリス・イン・チェインズ、L7、ジュリアナ・ハットフィールドらの名を挙げ、「あの時代の音楽には、メッセージ性からビジュアルまで、本物で生々しい力強さがある」と語る。
『Be Sweet to Me』の収録曲は、彼女が生きる“刹那”な瞬間から紡ぎ出されたもので、しばしば印象主義的な色彩を帯びている。その背景には、とりわけデヴィッド・リンチ作品に代表される映画への愛がある。
メロディックでどこか不穏な「Bug In A Cake」は、彼女が最近引っ越した、亡き父方の祖母の家で起こる不可思議な出来事から着想を得た曲だ。祖母は、彼女にとって大切な“導き手”だったという。この曲で彼女は力強くこう歌い上げる。
Turn the TV off so it turns back on
Come on, grandma, play me your favorite song
テレビを消すから またつけ直して
さあおばあちゃん 好きだった曲を聴かせて
アルバム『Be Sweet to Me』はCDのほか、ブラック盤、ブルーベリー・ジャム盤(インディー・ストア限定)、アイヴォリー盤(公式ストア限定)の各種LPでも発売される。
また、今年1月には、ロサンゼルス北部近郊アルタデナでの山火事がもたらした深い悲しみの中、昨年他界したデヴィッド・リンチへの追悼の意も込めて書かれたという幽玄な楽曲「What’s Heaven Without You」も発表。この曲は、B面曲「Swallowtail」とともに、4月18日のレコード・ストア・デイ限定の7インチ盤としてリリースされる予定だ。
音楽メディアのFLOOD Magazineは同曲について、「規則正しいスネアドラムと幻想的なシンセに支えられた、味わい深いインストゥルメンタルが際立つ」と評し、Alternative Pressは「グロールの声が神秘的なインストゥルメンタルの上に漂い、献身と自己防衛の間で揺れる内なる独白と格闘する様子が描かれている」と評している。
Written By uDiscover Team
ヴァイオレット・グロール『Be Sweet to Me』
2026年5月29日発売
iTunes Store / Apple Music / Spotify /Amazon Music / YouTube Music
<収録曲>
1. THUM
2. 595
3. Bug In The Cake
4. Last Day I Loved You
5. Big Memory
6. Mobile Stars
7. Often Others
8. Applefish
9. Cool Buzz
10. Pool Of My Dream
11. Plastic Couch
- ヴァイオレット・グロール アーティストページ
- ニルヴァーナ『Nevermind』解説:ロック史を書き換えた名盤
- ニルヴァーナ『In Utero』: 90年代を代表するバンドのラスト・アルバム
- ニルヴァーナのベスト・ソングス20曲:グランジを代表した世代の代弁者
- ニルヴァーナの伝説的ライヴ, 噂を皮肉って登場した92年レディングフェス
- ニルヴァーナのベスト・ソングス20曲
- サウンドガーデンのクリス・コーネル:その並外れた才能に捧ぐ
- サウンドガーデン『Badmotorfinger』:グランジの名盤と同時期の躍進作
- パンクの勃興とピストルズ、そしてパンクから生まれたグランジ
- グランジ・ミュージックの勃興の歴史とその影響
- 【プレイ動画付き】史上最高のドラマー・ベスト100