スタイル・カウンシル、「Speak Like A Child」1984年の映像公開。『Café Bleu』豪華盤1月発売

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Cover: Courtesy of UMR

1984年3月5日、イングランドのポップ・バンド、ザ・スタイル・カウンシル(The Style Council)は、チッパンハムのゴールディガーズで公演を行い、その模様はBBCの番組『Sight & Sound In Concert』のために撮影された。

1984年のデビュー・アルバム『Café Bleu』の豪華再発盤のリリースを記念して、同公演からの「Speak Like A Child」映像がHDリマスター化され公開された。

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2026年1月30日に6CDと3LPで発売されるの『Café Bleu』スペシャル・エディションには、初期のデモ音源、別テイク、未発表曲に加え、BBCセッション集や、チッパンハムのゴールディガーズおよびロンドンのドミニオン・シアターでのライヴ音源が収録される。これらのライヴ音源には、「Headstart for Happiness」「The Paris Match」「Long Hot Summer」「My Ever Changing Moods」といったバンドの代表曲も含まれている。

ポール・ウェラーは、1982年にザ・ジャムを突如解散させた後、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズおよびモッズ・バンドのマートン・パーカスの元メンバーであるミック・タルボットとザ・スタイル・カウンシルを結成。バンドは、ジャズ、ポップ、ソウルなどを融合させた音楽性で次第に注目を集めていった。

1983年にリリースされたデビュー・シングル「Speak Like A Child」は、全英シングル・チャートで最高4位を記録し、同年のミニ・アルバム『Introducing The Style Council』にも収録された。このシングルには、ポール・ウェラーのレーベルであるレスポンドと契約したばかりのトレイシー・ヤングがバック・ヴォーカルで参加している。

1984年にリリースされたポールとピーター・ウィルソンの共同プロデュースによるバンドのファースト・アルバム『Café Bleu』は、全英アルバム・チャートで最高位2位を記録し、38週にわたってランクイン。本作から先行シングルとしてリリースされた「My Ever Changing Moods」は、バンドにとって3曲目の全英トップ10ヒットとなった。その後も「You’re the Best Thing」と「Shout to the Top!」という2つのシングルが全英チャートでトップ10入りを果たしている。

本作の制作にあたり、ポールとミックは、エヴリシング・バット・ザ・ガールのベン・ワットとトレイシー・ソーン、当時のポールの妻だったディー・C・リー(ヴォーカル)、専門のホーン奏者たち、そしてヴァイオリン奏者のボビー・ヴァレンティノを迎えている。

Written By Sam Armstrong



ザ・スタイル・カウンシル『Café Bleu (Special Edition)』
2026年1月30日発売
6CD・3LP /Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



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