KISS『Rock And Roll Over』50周年記念盤11/6発売。未発表音源100曲を含む130曲収録

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Cover: Courtesy of Universal Music

伝説的ロック・バンド、KISSが1976年の代表作『Rock And Roll Over』リリース50周年を記念して、最新ボックス・セットを2026年11月6日に発売することを発表した。今回のリリースには、同アルバムのオリジナル・プロデューサー兼エンジニアだったエディ・クレイマーによる新ミックスに加え、未発表のデモ音源、ライヴ音源が収録されている他、様々なコレクター向けアイテムを同梱。

とくにこのボックス・セットには、お蔵入りした初来日公演の幻の実況録音盤『Rock And Roll Party In Tokyo (Live In Japan 1977)』が、エディ・クレイマーの手によって半世紀ぶりに甦り、収録されるのが大きな話題だ。

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KISSの代表作の一つに数えられる本アルバムで、バンドは伝説的プロデューサー兼エンジニアのエディ・クレイマー(『Alive!(地獄の狂獣)』の他、ジミ・ヘンドリックス、レッド・ツェッペリンを担当』)を起用。無観客の劇場内で行われたバンドの生演奏をレコーディングすることにより、劇場ならではの臨場感を持つ唯一無二のスタジオ・アルバム体験が形となった。

本アルバムは、全米ビルボード・トップ200アルバム・チャートで最高11位を記録。全米レコード協会(RIAA)から公式にプラチナ認定を受け、収録曲である「Calling Dr. Love(悪魔のドクター・ラヴ)」と「Hard Luck Woman」の2曲が全米シングル・チャートでトップ20入りを果たした。また、このアルバムは、多くのファンにとってKISSを知るきっかけとなった作品でもあり、そのジャケット・アートワークは、KISSのアルバム・ジャケット・デザイン史上最高傑作の一つとして広く評価されている。

装飾を排したストレートで正直かつ妥協のないロックへと回帰し、彼らの卓越したソングライティングとレコーディング能力が発揮されている本作は、KISSの創造性が絶頂にあった時期を象徴するバンドの真骨頂と言える一枚だ。

今回発売されるボックス・セットはCD4枚組+Blu-rayオーディオのセットで、全KISSアーミーの多様なリスニング・スタイルに応える内容となっている。未発表トラックや別ミックスの収録も話題だ。まず冒頭に収録されているのが、本アルバムの1976年オリジナル・ステレオ・ミックスを今回バーニー・グランドマンが新たにリマスタリングしたもの。

また、この不朽の名盤に最新の高音質プロダクションを施した新しいステレオ・ミックス・ヴァージョンをファンは長年待ち望んでいたが、それが今回、遂に実現している。ファンが今回体験することになるのは、オリジナルのアナログ・マルチトラック・テープからエディ・クレイマーが新たにミックスし直した、最新のアルバム・ステレオ・ミックスだ。

さらに今回のリリースでは、22曲の未発表デモ、別ミックス、アウトテイクといった蔵出し音源を発掘。そのハイライトと言えるのが、最終的にアルバム収録曲へと発展したジーン・シモンズのデモ9曲や、ファンが音源化を待ち焦がれていた未完成のインストゥルメンタル曲「Queen For A Day」等である。

KISSは1977年3月から4月にかけて、バンド史上初の来日公演を開催。当時、日本武道館(東京)で開催された全4公演から、今回は音源を選び抜き、オリジナルのアナログ・マルチトラック・テープを基に、約50年前に同公演を録音したエディ・クレイマー本人が新たにミックスを行っている。

日本では初来日公演後に発売がアナウンスされたことがある、当時『Rock And Roll Party In Tokyo』と題されたこの初来日公演のライヴ・アルバムは、名盤『Alive II』のリリースに取って代わられる形でお蔵入り。1977年10月にリリースされたライヴ・アルバム『Alive II』には初来日公演のライヴ音源も一部収録されました。それが半世紀ぶりにエディ・クレイマーの手によって甦り、今回のボックス・セットに収録されている。

また、“KISSコレクターズ・アイテム”として、未公開写真や歴史的重要写真、貴重な関連アイテム画像をはじめ、KISS史家のケン・シャープによるライナーノーツ(ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、エディ・クレイマー、ピーター・クリスへの新規インタビューを含む)を掲載した全104頁のハードカバー本に加え、トレーディングカード・セット、ポスター、光沢仕上げのフォトプリント、アルバム・ジャケットを模したモビール飾り、マグネット・セット、エナメル・ピンバッジなど、数多くのコレクターズ・アイテムを同梱。

そして、このボックス・セットの最後を締めくくるのが、『Rock And Roll Over』50周年を記念したBlu-rayオーディオ・ディスクだ。ここには、1976年のオリジナル・ミックスを基にデヴィッド・フランジオーニが新たに手掛けたドルビーアトモスおよび5.1chサラウンド・リミックス音源と、エディ・クレイマーによる最新2026アルバム・ミックス、そして両ヴァージョンを高解像度で聴き比べできるそれぞれのハイレゾ・ステレオ・ミックスが収録されている。

なお、この『Rock And Roll Over』50周年記念盤は、海外ではLP6枚組(180g重量盤・ブラック)+Blu-rayオーディオのボックス・セット、KISSの公式サイトKISSOnline限定のデラックス1 LPゾートロープ仕様ピクチャー・ソーブレード・ダイカット・ディスク・エディション(*ゾートロープ=回すとストロボ効果で絵が動いて見える回転式パラパラ漫画。ソーブレード・ダイカット・ディスク=丸ノコの刃の形状に型抜きされた盤)のほか、プレミアム1 LPカラー盤エディションもリリース。『Rock And Roll Over (Eddie Kramer 2026 Mix)』は、海外では2種の形態でリリースされる。

1種目は180g重量盤(ブラック)の1 LP、2種目が1 CDで、いずれも『Rock And Roll Over』のオリジナル・ジャケットを基に、50周年記念ミックスに相応しく、色をゴールド、レッド、ブラックに変換した独自のアートワークをあしらっている。

なお、4 CDと同内容のスーパー・デラックス・デジタル版は、各種音楽配信サービスで配信。1976年オリジナル・アルバム・ステレオ・ミックス2026リマスター音源は、HRA 192/24および96/24、スタンダード・デジタル、ドルビーアトモスで提供される。

ちなみに、海外では10月16日に「Mr. Speed(情炎!ミスター・スピード)」最新エディ・クレイマー2026ミックスを収録した7インチ・シングルもリリースされ、B面に「Mr. Speed」未発表インストゥルメンタル・デモを収録予定。

Written By Sam Armstrong



KISS『Rock And Roll Over (50th Anniversary Super Deluxe)』
2026年11月6日発売

CD・LP / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



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