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クインシー・ジョーンズのアルバム『Back On The Block』と『Q’s Jook Joint』が拡張版で初配信

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Quincy Jones 'Back On The Block' artwork - Courtesy: Qwest/UMG

名ミュージシャン、プロデューサー、アレンジャーとしてアメリカ音楽史に偉大な功績を残しているクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)の傑出したカタログ作品の中から、グラミー賞に輝いた2作のアルバムが、計50曲以上の貴重なボーナス・トラックを収録した拡張版で初配信された。

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I'll Be Good To You

これまでに28度のグラミー賞受賞歴を誇るクインシー・ジョーンズの1989年のアルバム『Back On The Block』と1995年の『Q’s Jook Joint』には、R&B、ジャズ、ヒップホップ、ポップス、そしてそれ以外の分野でも活躍するスターや当時新人として注目を集めていたアーティストがゲストで参加している。

今年3月14日に90歳の誕生日を迎えたクインシーの輝かしいキャリアを祝して、これらの2タイトルが、発売当時は入手困難で長らく廃盤となっていた12インチ・ヴァイナルとCDマキシ・シングルにのみ収録されていたボーナス・トラックと共に復活を遂げた。

 

『Back On The Block』

クインシーにしか成し得ない音楽スタイルを融合させた、彼の多才さと影響力、そしてアフリカ系アメリカ人音楽そのものの豊かな歴史の証でもあるアルバム『Back On The Block』には、アル・ジャロウ、バリー・ホワイト、ビッグ・ダディ・ケイン、ボビー・マクファーリン、チャカ・カーン、ディオンヌ・ワーウィック、ディジー・ガレスピー、エル・デバージ、エラ・フィッツジェラルド、ジョージ・ベンソン、ハービー・ハンコック、アイス-T、ジェームス・イングラム、クール・モー・ディー、ルーサー・ヴァンドロス、メリー・メル、マイルス・デイヴィス、レイ・チャールズ、サラ・ヴォーン、サイーダ・ギャレット、テイク6など、3世代にわたる豪華ミュージシャンやシンガーが名を連ねている。

Quincy Jones – The Secret Garden (Sweet Seduction Suite) (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

レイ・チャールズとチャカ・カーンが参加した「I’ll Be Good To You」、サイーダ・ギャレットの「I Don’t Go For That」、バリー・ホワイト、アル・B・シュア!、ジェイムス・イングラム、エル・デバージをフィーチャーした「The Secret Garden (Sweet Seduction Suite)」、若き日のテヴィン・キャンベルの出世作となった「Tomorrow (A Better You, Better Me)」などのポップとR&Bのラジオ・ヒットに後押しされ、全米アルバム・チャート(Billboard 200)最高9位、R&Bアルバム・チャートで12週間首位を記録し、コンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでも1位を獲得した同アルバムは、全米でプラチナ認定を受けており、グラミー賞では最優秀アルバム賞、最優秀プロデューサー賞、最優秀R&Bパフォーマンス賞、最優秀ラップ・パフォーマンス賞を含む7部門を受賞。

さらにこの作品には、ジャズ界の巨匠、エラ・フィッツジェラルドとサラ・ヴォーンにとって生前最後のスタジオ録音となった「Wee B. Dooinit (Acapella Party)」も収録されている。新たに配信でリリースされた拡張版アルバムには、オリジナルの14曲と27曲の未発表曲に加え、様々なフォーマットのシングルに収録されていたリミックス、エディット、エクステンデッド・ミックスなどが収録されている。

Wee B. Dooinit (Acapella Party)

 

『Q’s Jook Joint』

『Back On The Block』から6年後となる1995年にリリースされたアルバム『Q’s Jook Joint』には、アシュフォード&シンプソン、ベイビーフェイス、バリー・ホワイト、ボノ、ブランディ、ブライアン・マクナイト、チャーリー・ウィルソン、クーリオ、ファンクマスター・フレックス、グロリア・エステファン、ヘヴィ・D、フィル・コリンズ、クイーン・ラティファ、レイ・チャールズ、ロン・アイズリー、スティーヴィー・ワンダー、トーン・ロック、トゥーツ・シールマンスなど、ジャンルを超えた錚々たる顔ぶれが集結。

ポップ・アルバム・チャートで32位、トップ・ジャズ・アルバム・チャートで1位を獲得したこのアルバムは、再びプラチナ認定を受け、グラミー賞では最優秀エンジニア・アルバム賞(ノン・クラシック部門)を受賞している。

Let The Good Times Roll

新たに配信でリリースされた『Q’s Jook Joint』の拡張版には、アルバムのオリジナル15曲に21曲のレア・トラックが追加され、ベイビーフェイス、バリー・ホワイト、ポートレイト、タミアをフィーチャーした「Slow Jams」のユニークなミックス、エディット、インストゥルメンタル・ヴァージョンの他、チャカ・カーン、チャーリー・ウィルソン、クーリオ、グランドマスター、メリー・メル、シャキール・オニールらが参加した「Stomp」の9つのミックスなどが収録されている。

Slow Jams

Written By Paul Sexton



クインシー・ジョーンズ『Back On The Block (Expanded Edition)』
1989年8月11日
iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



クインシー・ジョーンズ『Q’s Jook Joint (Expanded Edition)
1995年11月7日
iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



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