ケミカル・ブラザーズ『Surrender』20周年記念盤発売決定。日本盤のみ1999年のフジロックのライヴ音源が収録

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2019年4月に発表したニュー・アルバム『No Geography』が6度目の全英アルバム・チャート1位の大ヒット、7月末には洋楽アーティストとしては最多出演となるフジロック・フェスティバルのヘッドライナーを務めたケミカル・ブラザーズ。そんな彼らが1999年にリリースしたサード・アルバムにして名盤と評される『Surrender』の発売20周年を記念した『Surrender (20周年記念盤)』が、11月22日に世界同時発売されることが発表された。先行してYouTubeには「Hey Boy Hey Girl」の二つのリミックスが公開となっている。

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1999年に『Surrender』が発売される前から、ケミカル・ブラザーズは既に自身の“神話”となるべき作品の構成を組み立てていたと言う。このアルバムをリリースする直前のシングル「Hey Boy Hey Girl」は、中毒性のある言葉遣いをするなど、同デュオを印象付ける大胆な作品でありながも、世に好まれやすく耳に馴染んだような歌詞が、当時世界へ進出を遂げたクラブシーンに生きる快楽主義的な人々にとってのアンセムとなった。

しかしながら『Surrender』は、音楽以上のものを生み出した作品だ。Kate Gibbによる幻覚を見ているような気分になるアートワークや、アルバムの心臓にあたる楽曲「The Sunshine Underground」のような曲の持つ推進力のあるサイケデリアなどを通し、真にケミカル・ブラザーズの本領が発揮されたのだ。他にも、ノエル・ギャラガーを筆頭に、Bernard Sumner, Hope Sandoval, Jonathan Donahueなど唯一無二の才能を持ったアーティストらの存在は、ゲスト・ヴォーカリストのそれにとどまらず、まるで聴く者を“サレンダー”(意味:降伏)させ、より大きな機械を動かすパーツのような存在として位置していた。

『Surrender』は1999年のQアワーズで最優秀アルバム賞を受賞。ケミカル・ブラザーズは、イギリス版グラミー賞と称される2000年のブリット・アワードで最優秀ダンス・アクト賞を受賞した。そして、アルバムのリリースから1年、グラストンバリー・フェスティバルのピラミッド・ステージでヘッドライナーを務め、当時の同フェスティバル最大級のキャパシティを前にしてパフォーマンスを披露した。

ケミカル・ブラザーズ史上初のデラックス盤である『Surrender』の20周年記念盤はオリジナル・アルバムに加えて、貴重な未公開楽曲が収録されたディスクとリマスター版ミュージック・ビデオ、そして2000年の英・グラストンベリー・フェスティヴァルの伝説的なライヴ映像を収録したDVD追加収録される。これに加え、Kate Gibbによるオリジナルのアートワーク、主な共同制作者からの賛辞の言葉が寄せられた限定カラーブック、そしてJon Savage、バンドの長年のヴィジュアル・コラボレーターであるAdam Smith、さらには『Surrender』のリリースが「タイムレスな瞬間を切り取ったような作品」だと語るAlexis Petridisらによる新ライナーノーツも封入されているなど、ファンにとっては“幸福”以上の何物でもない作品だ。

更に、前述の通りこれまで幾度も来日を果たし、大の親日家であるケミカル・ブラザーズから“日本のファンへのプレゼント”として、日本盤(3CDと4CD+DVDの2形態)には、『Surrender』がリリースされた1999年に出演したフジロック・フェスティバルのライヴ音源が11曲も収録された豪華なボーナス・ディスク付。ケミカル・ブラザーズの公式Facebookページには、日本盤の紹介映像も公開となった。発売日は2019年11月22日。


ケミカル・ブラザーズ『Surrender(20周年記念盤)』
発売日:2019年11月22日
4CD+DVD BOX / 3CD / 限定LP
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