クール&ザ・ギャング、アラン・ジャクソンらがソングライターの殿堂入りを果たす

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クール&ザ・ギャング、アラン・ジャクソンとジョン・メレンキャンプらが6月14日にニューヨークのマリオット・マーキー・ホテルで開催された2018年ソングライターの殿堂の式典で殿堂入りを果たした。

その他に殿堂入りしたのは、ブロードウェイ・ミュージカル『カラー・パープル』の音楽を共同で書き下ろしたアリー・ウィリス、R&B/ヒップホップ・スターのジャーメイン・デュプリ、カントリー・ミュージックのシンガー・ソングライターのビル・アンダーソンとグラミー賞にノミネートされたスティーヴ・ドーフ。そしてレジェンドであるニール・ダイアモンドは、ジョニー・マーサー・アワードを受賞。アイコニックな存在であるニール・ダイアモンドは、1月にパーキンソン病のためツアーから引退することを発表していたが、フル・バンドと共に「Sweet Caroline」を演奏し、イベントの幕を閉じた。

クール&ザ・ギャングのメンバー、ロバート・ “クール”・ベル、ロナルド・ベル、そしてジェームス・“JT”・テイラーも殿堂入りを果たし、「Celebration」で印象的な活気あるパフォーマンスを披露、観客を総立ちにさせた。

ジョン・メレンキャンプは殿堂入りを受けて「Jack and Diane」と「Longest Days」を歌い、R&Bシンガーのファンテイジアはスティーヴ・ドーフを称えて歌い観客の心を掴んだ。そしてブロードウェイ・スターのブランドン・ヴィクター・ディクソンはアリー・ウィリスのために感動的なパフォーマンスを行った。

全米カントリー・チャートで26作ものトップ・シングルを誇るアラン・ジャクソンは、過去にソングライターの殿堂のバックステージでクライヴ・デイヴィスに会い、ホイットニー・ヒューストンのための曲を打診した過去を語った。

アース・ウィンド&ファイアの「September」も共同作曲したアリー・ウィリスは、今年殿堂入りを果たした唯一の女性として、今までソングライターやプロデューサーとして相応に認められてこなかった女性について言及した。

「当時の女性は、男性が与えられていたのと同じチャンスをもらうことができず、それがいかに精神的に苦しかったということに考えを馳せています。だから今ここで言いたいのは、“私たちはここにいる。ずっとここにい続けてきました。そして平等であるということに関して、私たちはもはや小さくか弱い花ではありません”ということ。そこを空けて待っていなさい、すごい勢いで向かっていくから」。

「We Belong Together」や「Always Be My Baby」でジャーメイン・デュプリとコラボレートしてきたマライア・キャリーもサプライズで登場し、観客から温かい拍手で迎えられた。18曲あるマライアのNo.1ヒット曲のうち17曲を共同で書き下ろしたマライア自身もソングライター殿堂入りの候補に挙がっていたものの、最終的には落選した。昨年のジェイ・Zに続き、ヒップホップのアーティストが殿堂入りを果たしたのはジャーメイン・デュプリが2人目である。

ユニバーサル ミュージック グループのCEO、ルシアン・グレインジはハウイー・リッチモンド・ヒットメイカー・アワドを受賞し、ザ・ウィークエンドの言葉をもらい、アリアナ・グランデが「Be Alright」を歌って祝福。グラミー賞とトニー賞にノミネートされたサラ・バレリスはジョニー・マーサー・アワードを受賞し、圧巻のパフォーマンスをステージで披露した。

Written by Tim Peacock


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