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ブッカー・T&ザ・MG’s『Hip Hug-Her』:表題曲は「Green Onions」以来のヒット

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ブッカー・T&ザ・MG’sは、スタックス・レコードの音楽の心臓部として稼働し、メンフィスの926イースト・マクレモア・アヴェニューにあったレーベルの本拠地から輩出された多くの音楽の源流だった。ルーファス・トーマスやエディ・フロイドからカーラ・トーマスやオーティス・レディングまで、スタックス所属のほとんどのアーティストのバック・バンドをつとめただけでなく、当時まだ画期的だった異人種のメンバーからなるブッカー・T&ザ・MG’s(キーボードのブッカー・T・ジョーンズ、ギタリストのスティーヴ・クロッパー、ベーシストのルイ・スタインバーグ、そしてドラマーのアル・ジャクソン)は、自身名義でも素晴らしい作品を発表し、その中には『Melting Pot』、『Hip Hug-Her』や『Green Onions』が挙げられる。

『Green Onions』のタイトル・トラック「Green Onions」はR&Bチャート3位、全米ヒット1位を獲得。この曲は素朴でダイレクト、かつキャッチーであり、その根底には魅力的なリズム&ブルースのビートがあった。「ベースとギターが一緒にマジカルなグルーヴを演奏していて、あれが本当のスタックス・サウンドができた初めての曲だと思う」とブッカー・T・ジョーンズは2017年に著者に語った。オルガンを主役にしたこのインストゥルメンタル楽曲は、のちに“メンフィス・サウンド”として知られるシーンの象徴「スタックス・レコード」を一躍有名にすることになる。

1967年にはザ・MG’sは5枚目のアルバム『Hip Hug-Her』をリリースした。メンバーのルイ・スタインバーグを失ったが、代わりにドナルド・”ダック”・ダンが新たにベーシストとして加わった。そのほろ苦いタイトル・トラック「Hip Hug-Her」の曲作りはグループ行われた。ファンキーなグルーヴとブッカー・T・ジョーンズの癖になるオルガンの旋律によって印象付けられるこの曲は、1967年4月にアルバムに先駆けて発表されると、全米R&Bチャート6位を記録し(ポップ・チャートは37位)、5年前の「Green Onions」でのチャート・デビュー以来のシングル・ヒットだった。

「Hip Hug-Her」はアルバムのオープニング・トラックとして収録され、サマー・オブ・ラヴの始まりとなる1967年5月にリリースされた。続いて発表した曲もオリジナルの楽曲「Soul Sanction」で、もっとヘヴィで若干ゆっくりめなブルース曲であり、ブッカー・T・ジョーンズが初めてハモンドM1からアップグレードしたハモンドB3を使用して収録した曲で、そのオルガンは圧倒的な存在を放っている。

Booker T And The MGs Groovin Single Label

11曲が収録されたアルバム『Hip Hug-Her』には、オリジナル曲が5曲収録されている。シングル「Hip Hug-Her」ほど成功しなかった次曲、「Slim Jenkins’ Joint」はパーカッションを中心にしたファンクの曲で、ニューヨークへの旅の間にレコーディングされた。ブッカー・T・ジョーンズがバレルハウス風のピアノを弾いてから、メイン・テーマを堂々とオルガンで演奏している。シングルのリリースのために「Slim Jenkins’ Place」とタイトルを変えたが、そのB面に収録されたヤング・ラスカルズのR&B/ポップの大ヒット曲「Groovin」のカヴァーの方がラジオで頻繁に流され、非公式なA面となり、1967年8月には全米R&Bチャート・トップ10入りを果たした。

その他のオリジナル曲は、ベースとギターのパートのユニゾンをフィーチャーした爽やかな「Double Or Nothing」、60年代のイギリスのファッショニスタの中心地へのオマージュであるゆったりとした「Carnaby Street」は、スティーヴ・クロッパーのジャラジャラしたギター・ラインが特徴であり、1967年3月にスタックス/ヴォルトの公演のためにイギリスに滞在したことに触発されたのであろう。

その対極にあるのがメロウで雰囲気のあるバラード「Booker’s Notion」(その音楽的なDNAは、イギリスのアニマルズが有名にした伝統的なブルースの楽曲「The House of The Rising Sun」の兆候がある)。この曲はボビー・ヘブによる不朽の1966年のソウルのヒット「Sunny」のカヴァーへと移り変わってゆく。この曲は『Hip Hug-Her』に収録されたソウルのカヴァー3曲のうちの1曲で、そのほかにテンプテーションズの1966年のヒット曲「Get Ready」の力強いエレクトリック・ピアノのヴァージョンと、前述の「Groovin’」が収録された。

『Hip Hug-Her』はさらに「More」を収録、犬を主題にしたイタリアの映画『世界残酷物語』の曲で、アメリカでは最初にジャズ・トロンボーニストのカイ・ウィンディングが1963年にヒットさせたものだ。しかし、ベスト・カヴァーは、ビリー・ラーキン&ザ・デレゲイツの1965年のオルガンを中心としたインストゥルメンタル曲「Pigmy」のカヴァーであろう。

タイトル・トラックのシングルの成功が拍車をかけ、アルバム『Hip Hug-Her』は全米R&Bアルバム・チャートで4位に上がり、全米アルバム・チャートでは35位と健闘した。ブッカー・T&ザ・MG’sは1971年までスタックスでアルバム制作を続けるが、『Hip Hug-Her』ほどチャートで成功したアルバムはなく、50年を経た今もグループの、そしてスタックスの歴史に必要不可欠な章として刻まれている。

Written by Charles Waring



ReDiscover:ブッカー・T&ザ・MG’s『Hip Hug-Her』

ブッカー・T&ザ・MG’s『Hip Hug-Her』

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