1967年デトロイト暴動を受けアイザック・ヘイズが作曲し、サム&デイヴが歌った「Soul Man」

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サイケデリックなポップとサマー・オブ・ラヴにとって1967年は忘れられない年だろう。チャートの歴史において、その年はかなりソウルフルな年でもあったが、一般的にそれは少なからずスタックス・レコードのおかげ、そしてとりわけサム&デイヴのおかげでもあった。

その年の9月9日、アイザック・ヘイズとデヴィット・ポーターによる作曲/制作の「Soul Man」を筆頭に、サミュエル・ムーアとデイヴ・プレイターはスタックスからヒット曲を立て続けに連発していた。「Soul Man」はR&Bチャートに登場する一週間前、79位で全米ポップ・チャートでも入るほど、垣根を超える力を持ち合わせていた。その曲はどちらの形式でも大ブレイクしたのだった。

二人のリード・ヴォーカルは、その頃大学に通っていたリーダーのブッカーT以外のザ・MG’sからの超一流サポートを受けての熱のこもったパフォーマンスになった。「Soul Man」は10月中旬から12月上旬まで驚くべきことに7週間、R&Bリストのトップに君臨し続け、ポップ・チャートではトップにいたルルによる映画のテーマ曲「To Sir, With Love(邦題: いつもこころにたいようを)」以外は寄せ付けない勢いで、2位の座を3週間守り抜いた。

「デトロイトで起きた暴動をテレビで観てアイデアを得たんだ」とアイザック・ヘイズはのちにナショナル・パブリック・ラジオに伝えている。「自分の店のドアに “ソウル”という文字を掲げたら、その店が焼きうちされたり襲撃されたりしないと言われていたんだ。そして “ソウル” という単語はアフリカ系アメリカ人にとって奮い立たせるような言葉でもあり、結束させる効果があり、自尊心を高く持って使われた言葉だったんだ」。

「そこで僕は思った。そうだ “Soul Man” という曲を書こうってね。そして自分がやるべきことは自分の個人的経験を綴ることだった。なぜならその頃のこの国のアフリカ系アメリカ人は同じような経験をしていたからね」。

それから50年、この曲は最高のR&Bミュージックにおいてその位置を高め続けている。2017年9月、サム・ムーアはBBCプロムの一部として開催された注目すべきスタックス・レコードのコンサートに参加し、”Soul Man”たちは当時のままのパワーを保ちながら、ロンドンの神聖なロイヤル・アルバート・ホールで演奏したのだった。

Written by Paul Sexton



サム&デイヴ『The Best of Sam & Dave』

   

 

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