ロバート・パーマーが歌うトッド・ラングレン

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1970年代終わり間近に、ロバート・パーマーがトッド・ラングレンをカヴァーするころ、草分け的なペンシルヴァニア在住のトッドは、業界において最も売れっ子と評判が高いアーティスト・プロデューサーのうちの1人だった。

自分の個人名義で高い評価を受けた一連のトッド・ラングレンのアルバムの制作クレジットには、バッドフィンガーやグランド・ファンク・レイルロード、ダリル・ホール&ジョン・オーツといった名前が連なっていた。そして、今では信じられないほどのマルチ・ミリオンのセールスでセンセーションを引き起こしたミート・ローフの「Bat Out Of Hell(邦題: 地獄のロック・ライダー)」を手がけた男としても知られていた。

1978年の春、トッド・ラングレンは彼の8枚目となるソロ・アルバム『Hermit Of Mink Hollow(邦題: ミンク・ホロウの世捨て人)』をリリース。そのアルバムからのシングル第一弾は見事に典型的なトッド・ラングレン風のメロディック・ポップな一曲だった。「Can We Still Be Friends(邦題: 友達でいさせて)」は全米シングル・チャートでチャート入りした最高29位よりもはるかに価値があった。なぜならアルバム『Double Fun』で同時期にチャートインしていたロバート・パーマーがこの曲を聴いていたのだ。

イギリス人のロバート・パーマーはバハマにあるコンパス・ポイント・スタジオにて、まさに次のLPに取り掛かろうとしている時で、トッド・ラングレンの曲は白人が演奏するソウル音楽の感覚に完璧に一致していたのだった。アルバム『Secrets』は1979年の夏、選び抜かれたもう一曲のカヴァー曲、ムーン・マーティンの「Bad Case Of Loving You (Doctor, Doctor)(邦題: 想い出のサマー・ナイト)」によって広まり、14位にチャートインした「Every Kinda People(邦題: 愛しき人々)」はロバート・パーマー2度目となるUSトップ20のヒット曲となった。

続く作品として、アイランド・レコードはロバート・パーマーによるトッド・ラングレンのカヴァー曲「Can We Still Be Friends」をリリース、1979年12月22日には全米シングル・チャート入りした。そのカヴァー曲は7週間後に52位までしか上昇しなかったが、シングル・リリースがロバート・パーマー最初のUSトップ20アルバムとなった『Secrets』を成功に繋げる助けとなった。トッド・ラングレンの曲のさらなるカヴァー曲はその後すぐに続いた。同じ年にイギリスのヴォーカリスト、コリン・ブランストーンによるカヴァーが、そしてロッド・スチュワートがカヴァーしたものが1984年のアルバム『Camouflage』に収録されている。

Written by Paul Sexton



ロバート・パーマー『Secrets』
  

 

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