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モータウンが全米R&Bチャートを制した1983年とリック・ジェームスの『Cold Blooded』

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1980年代初頭、モータウンの最も危険なスター、リック・ジェームスとモータウンは1983年の夏最も注目の的だった。リック・ジェームズはかれの新作『Cold Blooded』を8月5日にリリース、そして、9月17日の週の全米R&Bアルバム・チャートで1位に上り詰め、その後、10週間もそのチャートのトップに君臨し続けた。11月末にリック・ジェームズの勢いが収束した後には、ライオネル・リッチーの2枚目アルバム『Can’t Slow Down (邦題: オール・ナイト・ロング)』が20週連続でその座を奪い、その後に再び6週間トップについた。それはつまり、モータウンのレコードがR&Bアルバム・チャート首位の座を7ヶ月間も獲得していたことを意味していた。

実際、当時は至る所でモータウンの影響が見られた。1983年はモータウン出身のマイケル・ジャクソンの『Thriller』が合計37週間もR&Bチャート1位を記録したことから始まった。元モータウンのアイズレー・ブラザーズも『Between The Sheets(邦題: シルクの似合う夜)」で1週1位を獲得した。そこからリック・ジェームス、ライオネル・リッチーと続き、その1年はモータウンだらけの年になったのだ。

rick-james-cold-blooded

『Cold Blooded』からのタイトル・トラックとリード・シングルの大成功で火がついたリック・ジェームスに関しては、もうアルバムの売上が100万枚に到達されようとしているところだった。アルバムがR&Bチャートに登場するころ、タイトル・トラックはすでにR&Bシングル・チャートで6週間トップの座を独占していた。

『Cold Blooded』からのシングル曲はリック・ジェームスが望んでいたよりも、ジャンルを超えた成功をもたらさず、タイトル・トラックはポップ・チャートの40位止まり、それに続いたリック・ジェームスがスモーキー・ロビンソンとデュエットを行ったバラード曲「Ebony Eyes」もトップ40以下で失速した。しかしオープニング曲であり、典型的に活気あふれた「U Bring The Freak Out」はソウルのTOP20シングルとなり、「Ebony Eyes」は22位に登場した。

Ebony Eyes

クインシー・ジョーンズが『Thriller』を制作した時、リック・ジェームスの1981年のアルバム『Street Songs』の一曲「Give It To Me Baby」のスタイルからかなり発想を得たと大絶賛した。その後、パンクでファンクなアジテーターであったリック・ジェームスは『Cold Blooded』の制作に際し、アルバムの音を変えるという意識的な決断を下した。リック・ジェームスはよりシンセサイザーを取り入れ、管楽器やギターの音を抑え気味にしながら、音楽により多くのスペースを与える決心をした。タイトル・トラックは当時、リック・ジェームスが交際していた女優リンダ・ブレアについて歌われたものである。

1983年はあらゆる点でリック・ジェームスにとって素晴らしい創造性に恵まれた一年だった。リック・ジェームスがプロデュースしたメリー・ジェーン・ガールズはその夏に世界的な成功を収め、ゴーディ・レーベルからのシングル「All Night Long」でイギリスのトップ20に登場した。

Written by Paul Sexton


リック・ジェームス『Cold Blooded』

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