ジュリー・ロンドンのデビュー盤の続編『Julie Is Her Name, Volume Two』

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ジュリー・ペックとしてカリフォルニアに生まれたこのヴォーカリストにとって、1950年代半ばは非常に実りのある時期だった。ジュリー・ロンドンとして知られていた彼女だが、10代の頃から映画に出演し、銀幕デビューは1944年、彼女が18歳という時だった。その後50年代になるとジュリー・ロンドンはシンガーとしても成功、女優としてのキャリアに上手に花を添えていく。

1955年後半、どの時代においても名バラードと言える「Cry Me A River」で全米チャート9位を記録し、イギリスではトップ30に入るヒット曲となった。それを受けてアルバム『Julie Is Her Name』がすぐにリリースされ全米2位を記録した。

ジュリー・ロンドンは、1956年にさらに2枚のアルバム『Lonely Girl』と『Calendar Girl』をリリースし、彼女独特のスモーキーでジャジーなヴォーカルを披露した。両アルバムともにトップ20入りし、1957年の『About The Blues』も15位を記録。そして1958年8月1日、リバティ・レコードはデビューLPのタイトルを使った『Julie Is Her Name, Volume Two』をリリース。プロデューサーには「(Get Your Kicks On) Route 66」を作った男として永遠に知られることとなるボビー・トゥループを迎えた。ちなみに翌年二人は結婚している。

『Julie Is Her Name, Volume Two』は全米チャート入りすることはなく、次にジュリー・ロンドンの作品がチャート入りするまで5年の年月がかかってしまった。しかし『Julie Is Her Name, Volume Two』は、当時主流だったヘルター・スケルターなロックン・ロールとは対照的で、彼女の洗練された声と品格のある楽曲が世に届けられた作品になっている。

LPの1曲目は、リチャード・ロジャースとローレンツ・ハートの「Blue Moon」のシンプルなヴァージョンで、ジュリー・ロンドンは主にギタリストのハワード・ロバーツとベーシストのレッド・ミッチェルにサポートされている。トリオ編成は1955年の『Julie Is Her Name』で確立されたもので、それ以来広く真似され続けていた。そして前作で演奏していたバーニー・ケッセルの代わりにハワード・ロバーツが演奏している。

意図的に26分の間に12曲を詰め込んだアルバムには、コール・ポーターの「What Is This Thing Called Love(邦題:恋とは何でしょう)」、ジョージ&アイラ・ガーシュウィンの「How Long Has This Been Going On」、そしてあまり知られていないクレイ・ボーランド、ウォルター・ドナルドソン、その他の楽曲が含まれている。最後にアーヴィング・バーリンの「I Got Lost In His Arms」で締めくくられる本作は、セールスとしては前作ほど売れなかったものの、これを聴いた人たちは、だからこそもうちょっと洗練された気分になったに違いない。

Written by Paul Sexton


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  • uDiscoverのジュリー・ロンドンBest ofを聴く ⇒ Spotify


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