『ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの 2026』ヴォーカリスト インタビュー

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ディズニー音楽を、日本人ヴォーカリストとオーケストラの生演奏でお贈りする「ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの」。『リメンバー・ミー』や 『シンデレラ』など、世代を超えて心をつなぐ感動の名曲をお届けします。
公演を前に、ヴォーカリストの牧野元美さんと瀧本真己さんにインタビューを行いました。

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― まずは出演に対する思いや意気込みを教えてください。

瀧本昨年、念願叶って「ディズニー・オン・クラシック」に出演させていただき、今年が2回目となります。大好きな舞台に戻って来られたことが嬉しいですし、またお客様と一緒に楽しいステージを作ることができるよう、楽しく歌いたいと思っています。

牧野:私は2020年から、今年で7回目の出演になります。歌う曲もプログラムも毎年ガラッと変わるので新鮮ですし、ディズニーの素晴らしい音楽をどうやって皆さんに楽しんでいただけるか考えて作るのが本当に楽しいです。頭の中でどう歌えるか考えてワクワクしています。

瀧本さんは長年ファンとして公演を観ており、牧野さんは7回目の出演ということですが、お二人が思う「ディズニー・オン・クラシック」の魅力はどこにありますか? 

瀧本:大好きな舞台で、牧野さんをはじめとするキャストの皆さんやオーケストラの皆さん、コンサートマスターの方々を客席から見ていたので、昨年は「隣に本物がいる!」と思いながら歌っていました(笑)。客席でライトを振っていた自分が、お客様に向かって振っているのが不思議な感覚でしたね。

牧野確かに、アンコールの「星に願いを」はあんまり練習していなかったのに完璧だった!

瀧本ヴァイオリン・ソロや挨拶のタイミングもわかっていたので(笑)。

牧野:私は普段オペラなどのクラシック音楽を歌うことが多いので、初めて出演した時はマイクを使って歌うことやオーケストラの音の聞こえ方に戸惑いました。でも、出演を重ねる中で皆さんに育てていただき、新たな自分に出会えている感覚があります。「私ってこんな曲も歌えたんだ、お客さんと楽しんでダンスができるんだ」という気付きがあって、今では逆に「なんでクラシックコンサートでは手を振って帰っちゃいけないんだっけ? お客さんライト持ってないのかな?」と思うようになりました(笑)。毎年、お客様が本当に温かいので、一緒にコンサートを作っている仲間だと思っています。今回はどんな魔法が起きるのか楽しみです。

今回のプログラムについてはいかがでしょう。

瀧本ディズニーのクラシック作品である『シンデレラ』のナンバーをこんなにもたくさん歌うのは今年が初めてということで、私も楽しみですし、お客様から喜びの声も聞こえてきます。フルオーケストラに確実にハマると思うので楽しみです。

牧野:二期会としては本領を発揮したいところです。今まで『バンビ』や『ピーター・パン』、『白雪姫』を取り上げていただいた時は「来た!」という感じで、ハーモニーの美しさやバランスなど、緻密にこだわりました。ウォルト・ディズニーもオペラが好きだったそうで、影響を受けていると思うんです。みんなでハーモニーを作りあげるのが楽しみです。

― ピクサー作品のナンバーも多いですが、作品に対する思い入れなどはありますか?

牧野小さい頃に『トイ・ストーリー』を観て、本当におもちゃが生きているんだと思っていました。だから大事にしなきゃいけないと思ったし、家族に内緒で作った宝箱のこともおもちゃは全部知っているんだと思って。今回バズ・ライトイヤーの心情を描いた「幻の旅」を聴けるのが嬉しいです。ピクサー作品は登場人物が歌うんじゃなく、挿入歌なのが印象的。曲を聴くだけで窓辺にいるバズの寂しそうな背中などを思い出すので、生歌とオーケストラでどうなるのか楽しみです。

瀧本『インサイド・ヘッド』は大好きな作品です。日本版主題歌である「愛しのライリー」は作品全体のテーマというか、エンディングとして綴られている曲だと感じるので、楽しみに聴いてくださったら嬉しいです。

牧野どんなアレンジになるのかも楽しみですよね。オーケストラバージョンはすごく迫力がありますし、歌っていても気持ち良い。生歌ならではの音もたくさん聴こえると思います。

瀧本『リメンバー・ミー』は、2021年のディズニー・オン・クラシックの客席で聴いていました。本当に素晴らしかったので、まさか自分が歌うことになるとは。あの時の感動を引き継ぎ、皆さんのお力も借りて歌いたいです。会場では、照明演出やスクリーンの映像があるので、作品を思い出しながら聴いていただけたら嬉しいです。

― 今井実希さんとダブルキャストでミゲル役の歌唱を務めますが、ご自身と似ているポイントなどはありますか?

瀧本音楽が好きなところですね。音楽をテーマにした作品ってありそうでない気がするので、音楽をやっている者として、しっかり伝えていきたいです。

牧野さんは再びイメルダを担います。

牧野2021年にディズニー・オン・クラシックの秋冬ツアー全51公演でイメルダを歌いました。もちろん『リメンバー・ミー』は観たことがあって、イメルダはすごく奥深いキャラクターだという印象があったんです。自身も若い頃は歌手で、旦那さんのヘクターと一緒に楽しく歌っていたけど、ヘクターを亡くし、音楽に対して心を閉ざしている。本当は好きなんだろうけど、家族を守るために靴屋として生計を立てていくと決めた強い女性です。ミゲルは音楽をやりたいというけど、イメルダは世間の厳しさを知っていて、でも音楽の素晴らしさも知っている。2021年に歌った時も、その葛藤をひしひしと感じました。共演者の新堂(由暁)くんからは「すごくハマり役だよ」と言われました。そんなことないと思っていましたが、実際に納得するセリフが多くて。音楽で食べていく苦しさを感じたことが私にもあったので、重ね合わせて観てしまう。またイメルダを歌えることが楽しみですし、さらに良くしていきたいです。

― 今お話に出たように、歌ったことで印象が変わったり気付きがあったりすることも多いと思います。今回歌うのが楽しみな曲、より深められそうなナンバーなどはありますか?

瀧本『リメンバー・ミー』はメキシコが舞台。日本人には馴染みの薄いリズムやグルーヴといった要素がたくさんあると思います。いつもと違う雰囲気を歌えるのが楽しみですし、たくさん勉強したいです。

牧野2021年に初めて稽古で「悲しきジョローナ」を歌った時、リズムを取るのが本当に難しかったんです。あえて楽譜を見ず、勢いのまま音楽に乗りました。今回は辻マエストロとどんな駆け引きができるか楽しみです。

― 初めて「ディズニー・オン・クラシック」に来る方に向けて、公演をより楽しむためのアドバイスがあったら教えてください。

牧野ディズニーを音楽に特化して聴く機会はあまりないと思います。私も「こんな曲があったんだ」、「こんなに良い曲だったんだ」と気付くことが多くて。オーケストラの様子も見えるので、お客様も「あの楽器はこんなことをしていたんだ」、「あの音はこうやって出していたんだ」など、アニメーションとは違う発見があると思います。一緒に体を動かせる楽しさもありますし、日本語歌唱だからかお子さんも多いんです。昨年は客席へ行くことがありましたが、ディズニープリンセスの格好をしたお子さんやペアルックの大人の方などもいらっしゃいました。“クラシックコンサート”と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、テーマパークに遊びにくる感覚で気軽に来ていただきたいです。

瀧本プログラムをみて知らない曲があっても、公式で公開されているプレイリストがあるので、事前に聞いてみると、どんな曲があるのか、どんなコンサートなのがわかってイメージしやすくなると思います。

お話に出たように、『ディズニー・オン・クラシック公式プレイリスト』では、コンサートで演奏される楽曲のオリジナル版や関連曲を聴くことができます。また、過去のライブ音源は各音楽配信サービスでデジタル配信されています。お二人にとって特に思い入れの強い曲はありますか?

牧野実写版の『シンデレラ』や『リメンバー・ミー』はCDを持っていますね。形で欲しいタイプなので一通り揃えています。改めて楽曲を見ると盛りだくさんですね。

瀧本実はディズニー・オン・クラシックの過去公演のライブCDはほとんど持っています。CDだと入れ替えの手間がかかるけど、配信だと一気に聴けるのがありがたいですよね。

牧野自分でも時々過去公演のライブアルバムを聴きますが、音が綺麗で3Dのように聴こえるので、聴くとその時に戻ることができて、本番の緊張感やステージから見えた光景を思い出します。皆さんにもたくさん聞いてほしいですし、ライブアルバムならではの面白さを感じてもらえると思います。

瀧本私はお客さんとして楽しんでいた頃、ライブアルバムとオリジナル曲を収録したコンピレーションアルバム、どちらもCDで買っていました。生演奏だと演者の息遣いなども入っていますしキャストの個性もあるので、オリジナル音源と印象が違うんです。公演前にオリジナルを聴いてイメージを膨らませて、公演に行って生で聴いて、その後ライブ音源を聴いて楽しんでいます!

牧野歌手からするとちょっと恥ずかしい(笑)。すごく緊張しながら歌っていることが見透かされちゃいますからね。

作品ごとに様々なメッセージやテーマがありますが、お二人が歌手として届けたいメッセージ、今回のコンサートにおける個人的なテーマなどはいかがでしょう。

瀧本格好付けたいわけではないですが、私のテーマは「夢」です。ずっとファンとして観ていたディズニー・オン・クラシックの公演に出演できている。「夢は叶う」というウォルト・ディズニーの言葉を信じて生きていて良かったと思います。

牧野ディズニーの音楽って、歌詞が本当に素敵なんです。歌はメロディと歌詞が密接に関わっていますが、ディズニーは「このメロディにはこの言葉」というのをよくわかっているんだと思います。シンプルな歌詞なのに、曲を歌うと自然と歌詞に込められた思いが伝わる。だからこそ老若男女に長年愛されているんだと思います。歌と楽器の一番の違いは言葉があることだと思うので、言葉を大切に、お客様に伝えていけたら良いなと思っています。

公演を楽しみにしているファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。

瀧本今年も、とても大切なテーマが込められたプログラムになっています。ぜひオーケストラや歌といった音楽、照明演出、スクリーンの映像が三位一体になった、「ディズニー・オン・クラシック」ならではのステージを観にきてください。

牧野今の時代、生の音楽を聴く機会は少なくなってきている気がします。もちろん、コンテンツが増えて音楽が身近になっているのは良いことですが、その場の空気や臨場感など、会場に足を運ばないと味わえないものもある。周りのお客様の雰囲気や私たちのコンディション、ホールごとの音響など、毎回違うので、その日だけのコンサートをぜひ楽しんでいただきたいです。

瀧本お客様の様子、結構見えますよね。皆さん歌いながら客席とコミュニケーションをとっていますし。

牧野それも会場ならでは。お客様の反応を受けて演奏もまた変わってくるので、自由に楽しんでいただけたら嬉しいです。

瀧本ファン時代の私のように、プレイリストを聴いて、生でも聴いて、ライブ音源を聴いてと、三段階で楽しんでください!

 


「ディズニー・オン・クラシック ~夢とまほうの贈りもの 2026」
5月16日(土)~6月28日(日)まで開催
公式サイト


永峰大輔、オーケストラ・ジャパン、ディズニー・オン・クラシック・ヴォーカリスト
『ディズニー・オン・クラシック – まほうの夜の音楽会 2021(ライブ)』

2024年9月13日配信
試聴

リチャード・カーシー、オーケストラ・ジャパン、ディズニー・オン・クラシック・キャスツ
『ディズニー・オン・クラシック -まほうの夜の音楽会2022 -ライブアルバム(『ノートルダムの鐘』エディション)』

2024年1月24日配信
試聴

オーケストラ・ジャパン、ディズニー・オン・クラシック・ヴォーカリスト、辻博之
『ディズニー・オン・クラシック -夢とまほうの贈りもの2023 (ライブ・セレクション)』

2024年4月24日配信
試聴

リチャード・カーシー、オーケストラ・ジャパン、ディズニー・オン・クラシック・キャスツ
『ディズニー・オン・クラシック – まほうの夜の音楽会 2023(ライブ・セレクション)』

2024年7月24日配信
試聴

リチャード・カーシー、オーケストラ・ジャパン、ディズニー・オン・クラシック・ヴォーカリスト
『ディズニー・オン・クラシック – まほうの夜の音楽会 2024 -ライブアルバム』

2025年11月7日配信
試聴





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