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ボン・ジョヴィ『Cross Road』解説:日本で初の1位を記録、バンドの人生が交差したベストアルバム

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1994年10月11日、アメリカ・ニュージャージー州で最も成功したロックバンド、ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)は、思慮深く野心的なベスト・アルバム『Cross Road』を発売。そして彼らはこのアルバムで自分たちの過去を掘り下げながら、芸術的な境地を取り戻すことに成功した。

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1994年の初め、ボン・ジョヴィは絶え間ないツアーと、自分たちをコントロールできないことによる葛藤から、疲れを感じていた。そこで彼らはマネージメントを解雇し、自分たちで問題を解決しようと決めた。同じ年、オランダのテレビ番組で行われたインタビューで、ヴォーカルのジョン・ボン・ジョヴィは「誰かのために働くのではなく、楽しむことに戻りたかった」と語り、ギタリストのリッチー・サンボラも「自分たちの人生のペース配分をちゃんとコントロールできるようになった。コントロールできないと、手に負えなくなってしまうけど、今はできるようになったんです」とジョンに同意している。

 

より成熟したサウンドへ

1992年に発売された『Keep The Faith』では、ボン・ジョヴィはアリーナ・ロックの大仰なドラムやギター・ソロをやめて、より成熟したサウンドを作り上げた。このサウンドの変化とともに、ファッションも変化。アシッドウォッシュの破れたジーンズ、レザーのベスト、そして彼らがヘアスプレイの大株主ではないかと思われるほど伸ばした長髪の時代は終わったのだ(当時、CNNはジョン・ボン・ジョヴィが特徴的なヘアメタルの髪型を変えたことを“速報”として報道するほどだった)。

この新しい自由を祝うため、そしてニューアルバムのプロモーションのために、バンドは自分たちのルーツに戻り、地元ニュージャージーで小さなクラブでライブを行った後、37カ国、177公演、250万人以上のファンを動員する大規模なワールドツアーを実施した。

しかしそのわずか1年後、大規模ツアーのストレスが、以前から存在していたバンド内の緊張感を悪化させ、バンド創設時からのベーシスト、アレック・ジョン・サッチがグループを去ることになった。1983年の結成以来、ボン・ジョヴィにとって初めてのラインアップ変更となる。アレック・ジョン・サッチの代わりに1982年のシングル「Runaway」に参加していたセッション・ベーシストのヒュー・マクドナルドが、サポート・メンバーとして採用された。ヒューは、同じく有名なサイドマンであるデビッド・ブロムバーグと一緒にプレイしていたこともあり、ハードロックの世界にも身を置いていたが、もともとはフォークやルーツロックのシーン出身だった。

内省の時

90年代半ばには、ボン・ジョヴィは名声と富の頂点に達していたが、自分たちが人生な岐路に立たされていることに気づき、自身の過去10年間を振り返る初のベスト・アルバム『Cross Road』の発売を決定。そしてその地位を確固たるものにした。

アルバムのジャケットには、33号線と34号線が交差(crossroads)するニュージャージー州ウォール・タウンシップにある実際のレストラン、ロードサイド・ダイナーにいるバンドの姿が描かれている。

14曲入りのこのアルバムは、アルバム『Slippery When Wet』『New Jersey』『Keep The Faith』、そしてジョン・ボン・ジョヴィのソロ・デビュー・アルバムである1990年の『Blaze Of Glory』のサトラなど、彼らが長年にわたって作り上げてきた素晴らしいヒット曲が収録された。

Bon Jovi – Always (Official Music Video)

また『Cross Road』には、パワーバラードの「Always」とカントリー調のポップソング「Someday I’ll Be Saturday Night」の新曲2曲が新たに収録され、さらに「Livin’ On A Prayer」をシンセサイザーで再構築した曲は「Prayer ’94」と題されてアメリカ版のアルバムでは「In These Arms」の代わりに収録されている。また、当時はジョン以外はセッション・ミュージシャンで録音した「Runaway」を最新のフルバンド・バージョンで録音するという計画もあったがそれは中止となった。

Bon Jovi – Someday I'll Be Saturday Night (Intl. Version)

 

新鮮であり続けること

『Cross Road』は、熱狂的なボン・ジョヴィ・ファンを満足させるには十分な内容だが、新しいファンを惹きつけるために、バンドの幅広い音楽活動を表現している。「Bad Medicine」や「Lay Your Hands On Me」のようなスタジアムで歌われる名曲が、「Bed Of Roses」や「I’ll Be There For You」のような心に響く瞑想的な曲を引き立て、1985年に発表されたセカンド・アルバム『7800° Fahrenheit』からの1曲「In And Out Of Love」は、ボン・ジョヴィのルーツであるダウン&ダーティなジャージー・ショアを思い出させてくれる。

Bon Jovi – In And Out Of Love

『Cross Road』は1994年11月5日の週に8万4千枚を売り上げて全米アルバムチャートの8位に入り、その後も57週にわたってチャートにランクインした。UKでは、5週連続でアルバム・チャートの1位を獲得し、1994年に最も売れたアルバムとなった。最終的には6回のプラチナ認定を受け、2002年までにヨーロッパで800万枚以上を売り上げ、日本では初のアルバム1位を獲得している。

このような記念すべきターニングポイントで、ボン・ジョヴィは、名声と成功の真の秘訣は、ファンのためだけでなく、アーティストにも進化と成長の余地を与えて物事を新鮮に保つことを学んだ。ボン・ジョヴィは、自分たちの過去を受け入れることで、現在を大切にしながら、自分たちで未来に希望を託したのだ。

Written By Ryan Healy



ボン・ジョヴィ『Cross Road』
1994年10月11日発売
CD / iTunes / Apple Music / Spotify



ボン・ジョヴィ『Bon Jovi 2020』
2020年10月2日発売
CD+DVD / iTunes / Apple Music / Spotify


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