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ザ・ローリング・ストーンズ、伝説的なツアーを祝した5枚目のライヴ・アルバム『Flashpoint』

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ザ・ローリング・ストーンズ のライヴ・アルバムのカタログは、多くのバンドのスタジオ・アルバムを集めるよりも大きいものだ。そのコレクションは、1966年の『Got Live If You Want It!』 から、2016年後半にリリースされた彼らの歴史的なキューバにおけるコンサートの記念品である 『Havana Moon』まで広がっている。1991年4月20日、彼らのもっとも記憶に残る伝説的なツアーを祝した5枚目のライヴ・アルバム『Flashpoint(邦題:フラッシュポイント(発火点))』がUKチャートに登場した。

Steel Wheels poster

この作品は、多くの人が感じたとおり、近年のライヴ・フォースとしてのザ・ローリング・ストーンズの始まりを示すショウを録音している。ツアーは非常に大規模で、2つの名前を持っていた、1989年~1990年初頭の北米、日本ツアーは スティール・ホイールズ 、そして全く違うセット・デザインで行われたその年の後半のヨーロッパ・ツアーは、アーバン・ジャングル と名付けられていた。

Urban Jungle

このツアーは、ザ・ローリング・ストーンズにとってだけでなく、スタジアムでパフォーマンスをしたいという大志を抱くすべてのバンドにとっても、華々しいステージ・デザインやプロダクションという点で、ハードルを上げることになった。彼らは1年にたった6日間足りないだけの日数で、115公演に達する公演を実施した。アーバン・ジャングル・ツアーの終わりまでに、この饗宴はレポートされるところによると、延べ1億1500万ドルを稼ぎ出していた。

『Flashpoint』 はファンにとって、このコンサートの永遠に残る記録というだけでなく、2曲の新曲を提供していた。公演がそうであったように、このライヴは、アルバム 『Steel Wheels』からの衝撃的な1曲、元気づけ、神秘的な「Continental Drift」からスタートする。

Highwire

それは、途切れることなく定番の開幕曲「Start Me Up」へつながる。このアルバムの重要な多くの点の最初となるのは、 「Sad Sad Sad」、「Rock And A Hard Place」や「Can’t Be Seen」といった 『Steel Wheels』からのライヴ・ヴァージョンが収録されていることである。エリック・クラプトンは「Little Red Rooster」にゲストで参加している。2曲の新曲は、湾岸戦争についての率直なミック・ジャガーの歌詞がフィーチャーされ、シングルとしてリリースされた「Highwire」と 彼の長年の尊敬の対象 ジェームス・ブラウンへの明確な賛同をしめす「Sex Drive」である。

このアルバムはUKアルバム・チャート入りを果たし、最高位6位を獲得、その後7週間にわたり、75位以内に在位した。そして、イギリス、アメリカ、ドイツ、カナダでゴールド・ステイタスを獲得。ローリング・ストーン誌のレヴューでは、ザ・ローリング・ストーンズを観察し、このようにまとめている。「ザ・ローリング・ストーンズは彼らが常に目指しているものになっている、それは、ルーツ・ミュージシャンとしての持久力を持ったロッカー、そして、そのスキルと熱情、衰えない魂とで、自身の芸術を鍛錬し続けるベテランである」

Written by Paul Sexton


  • 『Flashpoint』 をSpotifyで試聴するにはこちら
  • ザ・ローリング・ストーンズのアーティスト・ページはこちら
  • 6月7日に初CD化で発売される72年のライヴ盤『レディース&ジェントルメン』はこちら
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