【全曲動画付】フランク・シナトラのクリスマス・ソング・ベスト20:冬にぴったりな歌声と名曲たち

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Photo: Frank Sinatra Enterprises

フランク・シナトラとクリスマス、ヤドリギとルトワインのように相性がいい。フランク・シナトラによるクリスマス・ソングが証明しているように、どちらかだけでは存在することができない。そんなシナトラがクリスマスの代名詞となるのは1950年代後半になってのことだった。

シナトラは1948年に最初のクリスマス・アルバム『Christmas Songs By Sinatra』を録音し、1957年には『A Jolly Christmas From Frank Sinatra』で2度目のホリデー・アルバムを発売。ニュージャージー州の田舎町ホーボーケン出身のシナトラはハリウッドのスターとなり、最も需要のあるエンターテイナーの一人となっていった。人気のあるクリスマス曲や季節の歌を織り交ぜた『A Jolly Christmas From Frank Sinatra』は、シナトラをクリスマスやホリデー・シーズンの王様にし、その後に多くの歌手が続くクリスマス・ソングの概念的なテンプレートを確立した。

その後も2枚のクリスマス・アルバムが続く。1964年にリリースされ、ビング・クロスビーとバンドリーダーのフレッド・ワーリングが参加した『12 Songs Of Christmas』、そして1968年にリリースされた『The Sinatra Family Wish You A Merry Christmas』だ。後者はシナトラにとって生前最後のクリスマス作品となった。半世紀以上経った今でも、フランク・シナトラによる最高のクリスマス・ソングたちがクリスマスを定義しているのだ。

そんなフランク・シナトラのクリスマス・ソング・ベスト20をご紹介。ランキングで見落としているものがあれば下のコメント欄で教えてください。

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20: A Baby Just Like You

この曲は、1975年にリプリーズからリリースされた「Christmas Memories」とともにクリスマス・シングルとしてリリースされたもので、地球上の愛と平和をテーマにしたストーリー性のあるバラードで、元々はアメリカの著名なシンガーソングライター、ジョン・デンバーとジョー・ヘンリー(後に有名なレコード・プロデューサー)が養子のザヘリーのために共同で書いたのがこの曲だ。シナトラのヴァージョンのストリングスを多用したアレンジはドン・コスタが担当しており、このヴァージョンも彼がプロデュースしている。

 

19: The First Noel

この曲は、ウィリアム・B・サンディのヴィクトリア朝時代のクリスマス・キャロルをシナトラが歌ったもので、エレガントなゴードン・ジェンキンスのストリングス・アレンジに重厚感が漂っている。曲は徐々に構築され、最後にはラルフ・ブリュースター・シンガーズが美しく歌う豊かな合唱でクライマックスを迎える。

 

18: I Heard The Bells On Christmas Day

このアメリカのクリスマス・キャロルは、アメリカの詩人ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローの1863年の詩「クリスマスの鐘 / Christmas Bells」が元になっている。その後、いくつかの異なる作曲家によって、詩に音楽がつけられたが、1956年に作曲家・作詞家のジョニー・マークスによるメロディーが一般的に定着した。シナトラはこの曲を1964年にフレッド・ウェアリング&ペンシルヴァニアンズとのアルバム『12 Songs Of Christmas』に録音している。

 

17: The Bells Of Christmas

16世紀のイギリスの民謡「Greensleeves」は、「The Bells Of Christmas」のメロディックなインスピレーションの源であり、この曲に有名な作家ジミー・ヴァン・ホーセンとサミー・カーンが詞をつけた。シナトラは、彼の子供であるナンシーとフランクJrらとマイクを共有している。1968年にリプリーズから発売されたアルバム『The Sinatra Family Wish You A Merry Christmas』に収録されている。

 

16: Silent Night

この哀れなオーストリア・キャロルの歴史は、フランツ・グルーバーとヨーゼフ・モールが作曲した1818年にまでさかのぼる。1935年にはビング・クロスビーがこの曲を全米チャートのトップ10入りさせている。シナトラは1945年にクリスマス・シングルとしてこの曲を録音し、後にアルバム『A Jolly Christmas From Frank Sinatra』に収録している。

 

15: An Old Fashioned Christmas

1960年、フランク・シナトラはキャピトルから離脱して、自身のレコード会社であるリプリーズを設立した。サミー・カーンとジミー・ヴァン・ホーセンのノスタルジックな曲を悲しげに解釈したこのヴァージョンは、彼のレーベルのための最初のホリデー・アルバム『12 Songs Of Christmas』に収録されている。

 

14: The Christmas Waltz

ラルフ・ブリュースター・シンガーズの甘いハーモニーに乗せて、シナトラは有名作曲家ジュール・スティーンとサミー・カーンのペンによる見過ごされていたこの楽曲で感動的な歌声を聴かせてくれる。シナトラの長年の盟友であるネルソン・リドルが編曲と指揮を担当しており、この曲はシナトラの2枚目のクリスマス・アルバム『A Jolly Christmas From Frank Sinatra』に収録されている。また、シナトラはこの曲を1968年の『The Sinatra Family Wish You A Merry Christmas』で再録している。

 

13: Whatever Happened To Christmas

シナトラが60年代に新進気鋭の若手ソングライターと呼んでいたジミー・ウェブが書いたこの曲で、シナトラは現代的なクリスマス・ソングを取り入れた。聖歌隊を従えたきらびやかなアレンジは、70年代にシナトラと度々共演した有名なオーケストレーター、ドン・コスタによるものだ。

 

12: Christmas Memories

豊かなストリングスと聖歌隊の歌声に包まれたこの曲は、1975年のシングルで、アランとマリリン・バーグマンの夫妻による作曲、ドン・コスタのアレンジとプロデュースによるもの。

 

11: The Little Drummer Boy

1941年にキャサリン・ケニコット・デイヴィスによって書かれた「The Little Drummer Boy」は、トラップ・ファミリー・シンガーズやハリー・シメオネ・コラールによって50年代に有名になった。シナトラは、1964年にリリースされたアルバム『America, I Hear You Singing』にゲスト参加していたフレッド・ウェアリング&ペンシルヴァニアンズと共に、同年リリースされた『12 Songs Of Christmas』に収録されているこの名曲を不気味な雰囲気の中で歌唱している。

 

10: White Christmas

シナトラが1944年にオーケストラと合唱団(ボビー・タッカー・シンガーズ)と一緒に録音したアーヴィング・ベルリンの曲だ。アレックス・ストーダールが編曲したこの曲はアメリカのポップチャートで7位を記録し、1945年と1946年にも再びチャート入りを果たしている。シナトラはまた、ネルソン・リドルの指揮でキャピトルのために録音し、1957年のアメリカのテレビ番組「Happy Holidays With Bing And Frank」でビング・クロスビーとデュエットを披露している。

 

9: Winter Wonderland

1949年にラジオ放送のために録音された「Winter Wonderland」のシナトラのヴァージョンは、1994年のCD『Christmas Songs By Frank Sinatra』に収録されるまで一般公開されていなかった。この曲は、シナトラの紹介の言葉も収録されており、彼はこの曲を生き生きとした歌声で歌い上げている。

 

8: Mistletoe And Holly

シナトラがドク・スタンフォード、ハンク・サニコラと共作したクリスマス・ソング。ラルフ・ブリュースター・シンガーズの甘い歌声でコーティングされたヴォーカルが特徴で、1957年7月にレコーディングされ、翌年にはキャピトルからシングルとしてリリースされた。

 

7: I’ll Be Home For Christmas

ホリデー・シーズンに海外赴任している軍人の窮状に報いたいと考えたキム・ギャノンとウォルター・ケントが書いた曲を、シナトラはスローで少し地味なヴァージョンで歌い、そのイントロには鐘が鳴る。「I’ll Be Home For Christmas」は1943年にビング・クロスビーが初めて録音した曲だが、シナトラのヴァージョンを聴くとこの曲を自分のものにしていることがわかる。

 

6: I’ve Got My Love To Keep Me Warm

クリスマスには直接触れていないが、アーヴィング・バーリンによるこの曲は12月を舞台にしており、雪にも触れているので、確かに冬の季節の雰囲気を醸し出している。シナトラはこの曲を1961年に彼の最初のリプリーズ・アルバム『Ring-A-Ding Ding!』のクロージング・カットとして収録した。この曲は後に2004年の『Frank Sinatra Christmas Collection』のオープニングを飾っている。

 

5: Santa Claus Is Coming To Town

J.フレッド・クーツとヘヴン・ガレスピーによる1934年のクリスマス・ナンバーを、編曲家のアクセル・ストーダールは快活なビッグバンドのスウィング・ナンバーに変身させた。少し奇妙なことに、この曲はクリスマスの3日後の1947年12月28日に録音している。シナトラは10年後に同曲をもう一度録音し、彼とビング・クロスビーとのテレビ特番で披露されている。

 

4: Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!

1940年代後半から50年代前半にかけてシナトラが好んで起用していたアレンジャーで、ニューヨーク在住のトランペッターでもあるアクセル・ストーダールが、ロサンゼルスの熱波の中で書かれたサミー・カーンとジュール・スティーンによる名曲のアップビート・ヴァージョンのアレンジを書き上げた。

シナトラはこの曲を5年後に録音し、クリスマス・シングルとしてリリース。暖かみのあるヴォーカルはスワンソン・カルテットが担当しており、「Let It Snow! Let It Snow!」は世界中でチャートインし、ハンガリーでは最高位(6位)を獲得している。

 

 

3: Jingle Bells

ニューイングランドのソングライター、ジェームズ・ロード・ピアポントがこの陽気な冬の名曲を書いたのは、シナトラが1957年の『A Jolly Christmas From Frank Sinatra』のオープニング・トラックとして録音したちょうど100年前の時だった。

ゴードン・ジェンキンスによって巧みにアレンジされたこのシナトラのヴァージョンは、ラルフ・ブリュースター・シンガーズによるジャジーなクローズ・ハーモニーで始まり、軽快なスイング・ビートが散りばめられ、シナトラはバックシンガーたちとの遊び心のあるコール&レスポンスを楽しんでいる。

 

 

2: The Christmas Song

1945年に歌手のメル・トーメが共同作曲した「The Christmas Song」は、1946年にナット・キング・コールが大ヒットさせ、その後も多くのカバーが作られている。シナトラが1957年に録音したこの曲の中で特筆すべきは、編曲家のゴードン・ジェンキンスが「Jingle Bells」の引用をピチカートの弦楽器で演奏していることだ。そしてラルフ・ブリュースター・シンガーズは、ソフトなバック・ヴォーカルを提供している。

 

1: Have Yourself A Merry Little Christmas

最高のフランク・シナトラのクリスマス・ソングの第1位には、ヒュー・マーティンとラルフ・ブランが作曲したこの曲が選出された。多くの人に愛されている「Have Yourself A Merry Little Christmas」は、最初にジュディ・ガーランドがセントルイスの映画のサウンドトラックで歌ったものだ。

シナトラが初めてこの曲をカバーしたのは1948年。シナトラはビング・クロスビーのような響きで歌ったが、その9年後、彼はこの曲の決定的なテイクを録音した。シナトラの歌声を柔らかく揺らめくストリングスと控えめな聖歌隊が繊細に包み込んでいる。

Written By Charles Waring


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