フランク・シナトラの人生を描いた新ミュージカル『Sinatra The Musical』、英国で上演決定

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Frank Sinatra - Photo: Michael Ochs Archives/Getty Images

フランク・シナトラ(Frank Sinatra)の人生とキャリアに基づいた新たなミュージカル舞台『Sinatra The Musical』が、2023年9月23日から10月28日までバーミンガム ・ レパートリー ・ シアターで上演されることが発表された。

初演の9月23日は、フランク・シナトラが1953年に行ったUKツアーのバーミンガム公演からちょうど70周年目の記念日でもある。同ミュージカルのチケットは現在発売中だ。

『Sinatra The Musical』は、2度のトニー賞を受賞した脚本家のジョー・ディピエトロ(『何かいいことないか子猫チャン』『メンフィス』)、3度のオリヴィエ賞を受賞した演出家・振付師のキャスリーン・マーシャル(『エニシング・ゴーズ』『パジャマゲーム』)など、世界クラスのクリエイティブ・チームが手掛ける最新ミュージカルとなる。

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1942年の大晦日、27歳の痩せこけたイタリア系アメリカ人歌手は、ニューヨークのパラマウント・シアターのステージに立ち、音楽史を変えるパフォーマンスを披露しようとしていた。以降フランク・シナトラのキャリアは急上昇していくが、同時に彼は妻ナンシーの愛と、アメリカで最も人気のある歌手としての要求や様々な誘惑とのバランスに苦悩するようになる。

第二次世界大戦後、レコードは売れなくなり、映画界のスター女優、エヴァ・ガードナーとの不倫交際が始まったことでマスコミから敵視され、彼のキャリアは大きく低迷していった。だが、家族への献身を原動力に、シナトラはその比類なき芸術性と執念で、ショービズ史上最も盛大な復活劇を繰り広げる。

この舞台の脚本を手掛けたジョー・ディピエトロは、次のように語っている。

「幼い頃、祖母の家のキッチンには、ローマ法王とフランク・シナトラという2枚の絵が飾られていました。そして今、(フランクの娘)ティナ・シナトラから誰も知らない彼女の父親の話を聞き、その物語を舞台化できるんです。予想外の刺激的な新しいミュージカル作品になると思います。この舞台では、男がいかにしてレジェンドになったのか、そして、そのレジェンドもまた、ひとりの人間だったということを描いています。“何かいいことないか子猫チャン”で素晴らしい時間を過ごしたバーミンガム・レップで、この舞台のワールド・プレミアを迎えられるのは嬉しい限りです」

ティナ・シナトラは次のようにコメントを寄せている。

「新しいミュージカル作品をとても誇りに思います。特に、今回初めて、今まで見たことのない父についての視点を提供できることを嬉しく思います」

Written By Will Schube



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