ラムシュタイン10年ぶりの新作がドイツ語で歌うバンドとしては史上初の全英TOP10入り達成

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ラムシュタイン7枚目のスタジオ・アルバムとなる新作が全英アルバム・チャートで3位を獲得し、ドイツ語で歌うバンドとしては、史上初の全英TOP10入りを達成した。

この新作は、10年前の『Liebe ist für alle da(邦題:最愛なる全ての物へ)』に続く、スパインファーム・レコードからリリースされる2作目のアルバムとなる。スパインファーム・レコードは過去にも、コンピレーション・アルバム『Made in Germany 1995–2011 』(2011年)や、『In Amerika』(2015年)と『Rammstein: Paris』(2017年)という2つのドキュメンタリー作品に加え、2017年にはライヴ・アルバム『The Rammstein: Paris』をリリースしてきた。

一方ドイツでは、今作の成功がバンドのTOP10記録を引き伸ばし、ドイツにおけるロック・アルバムの発売初週セールスとしては史上最高となる26.5万枚超えを記録した。ラムシュタインにとって今作はドイツでの10枚目のNo1.アルバムとなり、この記事を書いている現時点で、ドイツのTOP100チャートに彼らのアルバムが8作品もランクインしている。

 

ラムシュタインは最近行われた独“メタル・ハマー”誌のトーステン・ザーンとのインタビューの中で、オルセン・インヴォルティーニと共同プロデュースを手掛けた新作の制作についてこう語っていた。

「何か新しいことをやってみたかったんです。基本的な曲作りの点において。それからプロデュースに関しても、今作では(長年一緒に仕事をしてきた)ジェイコブ・ヘルナーやステファン・グラウマンの代わりに、まず僕らはトム・ダルゲティ(ゴースト、ロイヤル・ブラッド)とオルセン・インヴォルティーニと一緒にフランスへ行きました」。

「変化とはいつだってはかないものです。成功を経験した物事については変えたくない一方で、ミュージシャンとして進化していくために変化に挑んでいかなければならない。だから、僕たちは安全な場所から一歩踏み出すことを決断しました。全てが順調だったわけではなく、最初はトムやオルセンとあまりうまくやれていませんでした。ジェイコブ・ヘルナーはある意味みんなを引っ張っていってくれる父親のような存在で、プロダクションもしっかりリードしてくれた。トムもオルセンもそれとは違っていて、誰もこの作品がどこへ向かっているのかわからない感じでした。占星術に例えるならば、ラムシュタインは火と水と土の要素は持っていたものの、風、言い換えれば軽快さみたいなものが欠けていた。だからそれを取り入れるために、オルセン・インヴォルティーニが手を貸してくれたんです」。

バンドは、今年5月27日から8月23日まで続くヨーロッパでのスタジアム・ツアーでこの新作を初披露する予定だ。このツアーの一環で、7月6日には、イギリスのミルトンキーンズ・スタジアムでもライヴを行う予定だが、チケットは既に完売している。

Written By Tim Peacock



ラムシュタイン
発売日:2019年5月17日
https://umj.lnk.to/RAMMSTEIN_Album


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