フィル・コリンズ、息子をドラムに迎えてのジェネシス再結成の可能性を明かす

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Photo: Ellen Poppinga - K & K/Redferns

フィル・コリンズがローリング・ストーン誌に、彼の十代の息子、ニコラスがドラムを担うかたちでジェネシスを再結成する可能性がある旨を明かした。

ジェネシスが”Turn It On Again reunion tour”を終えてから11年が経過し、フィル・コリンズがドラムを演奏したり、歩くことも困難なほどの神経性の病気に長く苦しんでいたために、グループの再結成はほぼないものと思われていた。ところが、昨年突如としてフィル・コリンズが、彼の後ろに息子のニコラスを従えて、現在も続く”Not Dead Yet! “ソロ・ツアーで復帰を果たしたのだった。ジェネシス再結成への質問にフィル・コリンズはこう答えた。

「可能性がないことはない、とは言えるよ。僕は今でもマイク・ラザフォードとトニー・バンクスとすごく仲がいいんだ。僕がドラムを演奏しなかったらどんな風になるかなんて想像はできないけど、可能性は無限だよ」

フィル・コリンズは昨年の夏、トニー・バンクスとマイク・ラザフォードがロンドンでの彼のソロ・ライヴを見に来た時に2人と話をしたという。

「2人ともニコラスのことをベタ褒めだったんだ。マイクは”彼はわかってるね。何を必要とされているのか、何故その曲にそれが必要なのかをわかってるみたいだね”っていう的確なコメントしてくれたんだけど、とても素晴らしい褒め言葉だなと思ったよ。ニコラスは当時まだ16歳だったんだ。ジェネシスが今何かするとしたら、僕にはもうドラムは無理だから、ニコラスがやるしかないなって思っているよ。彼らのニコラスへの評価は、彼をバンドの一員として迎えてツアーに出るには充分だと思うんだ」

2017年、息子のニコラスは、父親のソロ・ツアーに出る直前、ジェネシスへの加入の可能性についてローリング・ストーン誌にこう話している。

「もしそんなことになれば、最高に幸せだよ。ジェネシスの曲は、ドラマーからしてみると格別で、とにかく素晴らしいんだ。でも正直、ジェネシスの再結成ツアーがあるとは思えないよ。2007年のツアーが最後で、もうやらないと思うんだ」

フィル・コリンズがニコラスとのツアーで世界を巡り、大絶賛されている今、ジェネシスの再結成は以前よりもより現実的になったように思える。しかし、フィル・コリンズが正式にマイク・ラザフォードとトニー・バンクスに新たなコンサート・プランについて連絡しているわけでない。

「トニーとマイクにはまだ何も言っていないんだけど。以前に、トニーには本当にさりげなく、僕らがもう一度何かを再開するなら、ニコラスがドラムになると思うよって話したことがあって、彼はその時否定はしなかったんだ。ただ、ちゃんと聞いていたのかどうかはわからないよ」

Written By Tim Peacock


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