クリスマスの名曲を今話題のLofi Musicのプロデューサーたちがリミックス。プレイリストが公開

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12月 12, 2020

管理人

今最もエキサイティングなエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー達が、クラシックなクリスマス・ソングにモダンなスピンをかけた新しいホリデー・リリースを発表した。ストリーミング・プラットフォームで配信中の『Lofi Holiday Mixtape』は、BLOND:ISH、eevee、Hyphenなど、急成長中のLofiシーンで活躍するスターと、ビリー・ホリデー、エラ・フィッツジェラルド、ザ・テンプテーションズなどの伝説的なアーティストのレコーディングを組み合わせたものとなっている。

ノスタルジーと最新のサウンドをミックスしたこのミックステープには、「Silent Night」「Winter Wonderland」「Have Yourself A Merry Little Christmas」「We Wish You A Merry Christmas」などのこの季節の人気曲がダウンテンポなビート、催眠術的なループ、ヒップホップにインスパイアされたウージーなサンプルを使って変貌を遂げている。

この中のハイライトは、ザ・テンプテーションズの「Rudolph The Red-Nosed Reindeer」をリミックスしたBLOND:ISHことVivie-ann Bakos。国際的なフェスティバルのステージで活躍するこのカナダ人DJは、ファンキーでソウルフルな1970年の名曲を再解釈し、深いベースラインと高揚感のある深夜のグルーヴを取り入れている。

オランダ出身のプロデューサーで”The Queen of Lofi”として知られるeeveeは、ミニー・リパートンが在籍していたことで有名なロータリー・コネクションの「Silent Night」からインスピレーションを得ました。彼女は、60年代のサイケデリックなこのソウルトラックを、魅惑的なループ、クラックなサウンド、そしてLofiのヒップホップビートを使ってリミックス。プレスリリースによると、このリミックス自体は、彼女が妊娠後期に新型コロナに感染し闘病していた特別な状況下で制作されたとのこと。幸いなことに、彼女と赤ちゃんは今では幸せで健康で、初めてのホリデーシーズンを一緒に楽しんでいる。

また、ベルリンを拠点に活動するプロデューサー兼DJのV.Raeterは、1950年代のゴスペルグループ、Six Trumpetsの「Jesus Christ, The Baby」をサンプリングし、マギー・イングラムをフィーチャリングしている。オランダのビートメイカー、Roeloはラムゼイ・ルイス・トリオの1961年録音の「Winter Wonderland」を、ピアノに乗ったジャズ・チューンに推進力のあるスナップを加えて再構築。一方、エルサレムを拠点に活動するプロデューサーKujiは、テネシー・アーニー・フォードによる1971年の「Up On The House Top」を、ビートの効いたインストゥルメンタル・トラックに仕上げている。

ロサンゼルスを拠点に活動するプロデューサーのHyphenは、ジョージ・ハリスンの名曲「My Sweet Lord」のB.C. & M Choirによるソウルフルなカヴァーをヒップホップとしてリミックスしている。

LAを拠点に活動するもう一人のアーティスト、Somniはビリー・ホリデーの不朽の名曲「I’ve Got My Love To Keep Me Warm」の1937年バージョンをリミックス。プロデューサーでありシンガーソングライターでもあるSomniは、テンポを落とし、ホリデイのヴォーカルを下げ、インストルメントと雰囲気の心地よいレイヤーを加えている。

グラミー賞にノミネートされたエンジニアのAuxjackは、エラ・フィッツジェラルドのアルバム『Ella Wishes You A Swinging Christmas』から抜粋した「Have Yourself A Merry Little Christmas」をアップデート。ブルックリンを拠点に活動するAuxjackは、エコーの効いたボーカル、なだめるようなビート、ヴィンテージのターンテーブルエフェクトを加え、長年愛されてきたこの曲を、古くて新しいサウンドに仕上げている。