KISSの引退ツアーが北米でハードロック/メタル・バンドの年間最高興行収入を記録

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音楽業界誌のPollstarが発表した最新レポートによると、今年1月31日から引退ツアー”End Of The Road Tour”をスタートさせたKISSが、2018年11月から2019年12月の集計期間に行われた全74公演で8980万ドル(約98億円)相当のチケットを売り上げ、北米におけるハードロック/メタル・バンドの年間最高興行収入を記録した。

 

同レポートの全世界のデータでは、メタリカがハードロック/メタル・バンドの年間興行収入のトップを飾り、集計期間中に行った全48公演で、1億7900万ドル(約196億円)相当のチケットを売り上げている。

また、Pollstarによると、現在敢行中のアイアン・メイデンによる“Legacy Of The Beast Tour”も好調で、集計期間中に行った全44公演で、4950万ドル(約54億円)を売り上げているということだ。うち6公演は北米で行われたもので、平均入場者数は1万3千人超えとなっている。

その他、KISS関連のニュースとしては、ヴァン・ヘイレンのヴォーカル、デイヴィッド・リー・ロスが、2020年の”End Of The Road”北米ツアーにオープニング・アクトとして出演することが報じられ、インディアナ州フォートウェインのメモリアル・コロシアムは、2020年2月16日(日)に同会場でも行われるKISSの”End Of The Road”北米ツアーの最終日程に、デイヴィッド・リー・ロスがスペシャル・ゲストとして加わること明かした。

「デイヴィッド・リー・ロスがツイン・ギターを迎えた壮大なロック・サウンドで、彼のヒット曲の数々と新曲を織り交ぜた熱狂のステージを繰り広げてくれることでしょう」とメモリアル・コロシアムは述べている。

2020年2月1日に、ニューハンプシャー州のマンチェスターから開幕するKISSの北米ツアーは、10月2日のテキサス州フォートワース公演まで続き、その間に南米ツアーとヨーロッパ・ツアーをはさむ行程となる。

デイヴィッド・リー・ロスは、来年1月と3月にラスベガスでレジデンシー公演を行うことが決定しており、5月1日には、ノースカロライナ州シャーロットで開催されるエピセンター・フェスティバルへの出演も発表されているが、これらの日程とKISSの北米ツアーとのかぶりはない。最近出演した米KSHE 95のラジオ番組では、ラスベガスでのレジデンシー公演の追加日程を発表していた。

「この公演がうまく軌道に乗れば、もちろんツアーに出ることも想定しています。ヴァン・ヘイレンの顔として、みなさんの期待に応えなければと思っています。そう、笑顔やスタイルが詰まった、そして音色や歌にたっぷり気持ちを込めたコンサートになります。何世代もかけてやり遂げる大脱獄のようなサウンドをステージの上で、披露するつもりです」と彼は語っていた。

Written By Tim Peacock


さらばKISS!これが最後の来日公演!
2019年12月 開催



20: 「Nothin’ To Lose」 (KISS, 1974)
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