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毎年恒例の“グラミーの殿堂ガラ”式典でのパフォーマーおよび受賞者が発表
ジョン・メレンキャンプ(John Mellencamp)とコナン・グレイ(Conan Gray)が、現地時間2025年5月16日にロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトンにて開催される“グラミーの殿堂ガラ”で、“今年の受賞レーベル”であるリパブリック・レコード(Republic Records)へのトリビュート・パフォーマンスを披露することが明らかになった。
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音楽業界で過去10年にわたり最も成功を収めたレーベルであるリパブリック・レコードは、米ビルボードが選ぶ「Hot 100 年間最優秀レーベル」をこの11年で10回も受賞するなど、圧倒的な実績を誇る。リパブリック・レコードの会長兼CEOであるモンテ・リップマンはこの度の受賞について次のように述べている。
「これまで私たちがサポートさせてもらう機会に恵まれた素晴らしいアーティスト、ソングライター、ストーリーテラーに心から感謝しています。同業者から評価されるということは、常に身の引き締まる思いであり、この度の受賞は、特に意義深いものです」
既に発表されている同式典でのパフォーマーには、著名なパーカッショニストでカルロス・サンタナの妻としても知られるシンディ・ブラックマン、ソウル界のレジェンド、エディ・フロイド、13度のグラミー賞に加え、グラミー特別功労賞も受賞したエミルー・ハリス(マルチ・グラミー受賞プロデューサーであるダニエル・ラノワ、著名ジャズ・ドラマー、ブライアン・ブレイドとの貴重なコラボ・パフォーマンスを披露予定)、パワーポップ・バンド、ビッグ・スターのドラマー、ジョディ・スティーヴンス、マルチ・グラミー受賞ソングライター兼バンドリーダーのジョン・バティステ、パワフルな歌声を持つグラミー受賞シンガーのレデシー、グラミー受賞シンガー兼俳優のレスリー・オドム・Jr.、ギターの名手、オリアンティらが含まれる。
今月初めには、ジョン・バティステが第1回「レイ・チャールズ“アーキテクト・オブ・サウンド”」の受賞者に選ばれたことが発表された。レイ・チャールズ財団とのパートナーシップにより創設された同賞についてレコーディング・アカデミーは次のように説明する。
「“世代を超えて影響を与え続ける”ミュージシャンを称えるための賞であり、(レイ・)チャールズのようにジャンルを超え、創造性を再定義し、音楽と文化に消えない足跡を残した人物を称えるものである。サウンドの革新、画期的な芸術性、音楽的卓越性への揺るぎないコミットメントなどを通じて、受賞者は音楽史における偉大な“建築家”のひとりであるレイ・チャールズのパイオニア精神を体現している」
ジョン・バティステは次のようにコメントしている。
「レイ・チャールズは、私にとって道標であり、模範です。彼は音楽的天才、芸術的自由、そして最高水準の技巧の唯一無二の体現者であり、その存在はこれから何世代にもわたって人類にインスピレーションを与え続け、時代を超えて輝き続けるでしょう。このような賞をいただけることを大変光栄に思います。本物の芸術的偉業という文化的遺産を継承し、次の世代のために道を切り拓くことが、私にとって何よりも大切な使命だと感じています」
授賞式は、今年もCBSニュースのアンソニー・メイソンが司会を務める“グラミーの殿堂ガラ”で行われる予定だ。毎年恒例の“グラミーの殿堂ガラ”の式典では、2025年の“グラミーの殿堂”入りを果たした作品も祝われる。今年は、ジェイ・Z、サンタナ、キャット・スティーヴンス/ユスフ、ビッグ・スター、クララ・ウォード、エディ・フロイド、エミルー・ハリス、フェラ・クティ&アフリカ70、ジーシー・ワイリー、グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーン、J. D. クロウ & ザ ニュー サウス、リンダ・マーテル、ルーサー・ヴァンドロスらの作品が選出されている。
Written By Will Schube
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