ジャネット・ジャクソン、大ヒット曲「Someone to Call My Lover」の制作秘話を明かす

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ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)の大ヒット曲「Someone to Call My Lover」にスポットを当てたVevo Footnotesの最新エピソードが公開された。

2001年発表の7作目のスタジオ・アルバム『All For You』からのセカンド・シングルとしてリリースされたこの楽曲は、最近TikTokでのバイラル・ヒットをきっかけに再び注目を集めている。また先日は、ジャネット・ジャクソンが今年のアメリカン・ミュージック・アワードで「アイコン賞」を受賞することが発表されたばかりだ。

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楽曲制作の舞台裏を紹介するこのビデオでは、2つのクラシックな楽曲のサンプリング起用についても触れられている。ひとつは、アメリカの1972年の「Ventura Highway」に登場するギターリフで、もうひとつは、クロード・ドビュッシーの編曲で知られるエリック・サティの「Gymnopédie No.1(ジムノペディ第1番)」のメロディをスピードアップして用いたパートだ。

同曲の制作時、プロデューサーのジミー・ジャムがスタジオで「Ventura Highway」をかけた時、ジャネットは当初その曲を認識することができず、「申し訳ない気持ちになった」という。

一方で、「Gymnopédie No.1」を初めて聴いたのは子どもの頃に見たCMで、そのメロディが心に残っていたと明かしている。「うちの息子もあの曲が大好きで、あの曲で眠りにつくんです」と彼女はSiriusXMのインタビューで語っていた。

また同ビデオでは、ジャネットが最初にこの曲のヴォーカル・メロディを電話越しにジミー・ジャムに歌って聞かせた際、ジャムが「すぐにミネアポリスに来てレコーディングしよう」と彼女に持ちかけた、という制作秘話も語られている。

さらに、ジャネット自身が当時このアルバムについて「フィーリング重視の、気持ちのいい楽曲が詰まっているの。オープンカーの屋根を全開にして走るような、夏のドライブにぴったりな曲たち」と語っていたことも紹介されており、「Someone to Call My Lover」の歌詞については、「次に出会う、“自分の人”にしたいと思えるような存在について歌った曲」として説明している。

リリースから20年以上を経た今、「Someone to Call My Lover」はSNS上で新たな命を吹き込まれ、デイリー・ストリーミング数が600%の急上昇を記録。2024年のツアーではアンコールで披露されるようになり、彼女のコンサートにおけるセットリストへ数年ぶりの復帰を飾った。2002年から2017年の間、ジャネット・ジャクソンはコンサートでこの曲を演奏することはほとんどなかった。

Written By Will Schube


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