ドゥービー・ブラザーズの元ドラマーで共同創設メンバーのジョン・ハートマン逝去。その功績を辿る

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John Hartman (left) with the Doobie Brothers – Photo: Michael Ochs Archives/Getty Images

ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)の元ドラマーで共同創設メンバーのジョン・ハートマン(John Hartman)が72歳で逝去したことが、バンドの公式SNSを通じて伝えられた。

「今日、我々はジョン・ハートマンこと私たちのリトル・ジョンのことを思っています。ジョンはドゥービーズ時代、ワイルドな精神を持った偉大なドラマーでありショウマンでした。彼はまた、長年の親友であり、バンドの個性である複雑な側面を担う存在でもありました。この困難な時期に、彼が愛した全ての方々に哀悼の意を表します。ジョン、安らかにお眠りください」

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その生涯

1950年にバージニア州フォールズチャーチで生まれたジョン・ハートマンは、その後カリフォルニア州サンノゼへと移り住み、1970年にシンガー兼ギタリストのトム・ジョンストンらとドゥービー・ブラザーズを結成。1971年まではドゥービー・ブラザーズ唯一のドラマーとして活躍し、以降はマイケル・ホサックもラインナップに加わり、バンドの長きに渡るツイン・ドラム編成がスタートした。

ドゥービー・ブラザーズのツイン・ドラム編成は2016年まで続いたが、ジョン・ハートマンはドラマーとして最初にバンドに在籍していたのは1970年から1979年までの期間で、その後、メンバー間の不仲により脱退。彼は2020年のローリング・ストーン誌の取材に、当時を振り返りこう語っていた。

「すべてがバラバラになってしまっていたんです。カリフォルニアでのリハーサルで座っていたら、マイケル(・マクドナルド:1975年、ジョンストンが病に倒れ、後任として参加した)が、不安で車から降りたくないと言っていると聞いたことを覚えています」

ドゥービー脱退後

ドゥービー・ブラザーズは結局1982年に一度解散するも、その5年後、ベトナム退役軍人財団の慈善コンサートに出演するために再結成を果たし、ジョン・ハートマンも再びラインナップに加わる。その後、彼は1992年にバンドを永久に引退するまで在籍した。

ジョン・ハートマンは、「Listen To The Music」「Long Train Runnin’」「China Grove」、そして1974年の「Black Water」と1979年の「What A Fool Believes」という2曲の全米No.1シングルなど、70年代のバンドの大ヒット曲の全てにドラマーとして参加しており、後者はグラミー賞の“最優秀レコード賞”と“最優秀楽曲賞”に輝いた他、同シングルを収録したアルバム『Minute By Minute』は“最優秀ポップ・パフォーマンス賞デュオ/グループ”を受賞。

また彼は、2度目のバンド在籍期間中にリリースされた1989年のアルバム『Cycles』、1991年の『Brotherhood』という2作のアルバムにも参加しており、2020年には、ドゥービー・ブラザーズのバンドメイトたちとともにロックの殿堂入りを果たした。

Written By Rhian Daly




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