ドナ・サマーの新ドキュメンタリー、今年2月のベルリン国際映画祭でプレミア上映決定

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Donna Summer - Photo: Brian Rasic/Getty Images

ドナ・サマー(Donna Summer)の人生に迫る新ドキュメンタリー映画『Love To Love You, Donna Summer』が、今年2月16日から26日まで開催されるベルリン国際映画祭でプレミア上映されることが決定した。

ポリグラム・エンターテインメント製作の元、ドナ・サマーの娘で女優のブルックリン・スダーノとアフリカ系アメリカ人の監督として初めてアカデミー賞を受賞したロジャー・ロス・ウィリアムズが共同監督を務める今作は、多くの未公開映像に加え、ホームビデオ、写真、アートワーク、文章、個人的な音声などを通して、“ディスコ・クイーン”と呼ばれた彼女のストーリーを描き出していく。

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関係者のコメント

ブルックリン・スダーノは声明の中で次のようの述べている。

「ロジャーと私にとって、ディスコ・クイーンとしての顔をより深く掘り下げ、母の人間としての複雑さや才能に焦点を当てながら彼女の個人的な人生と芸術性を描くことが重要でした。彼女の人生は、彼女の音楽と同様に、癒しと希望を与えるものであり、この映画もそうであると信じています」

ロジャー・ロス・ウィリアムズはこう述べている。

「私は、10代の頃からドナ・サマーの音楽に心を奪われていました。彼女の歌声は、ダンスフロアで私の魂に語りかけるものでした。彼女の物語に非常に個人的な視点からアプローチするこの作品を、彼女の才能溢れる娘ブルックリンと共に手掛けることができるのは夢のようです。このような機会を与えてくれたポリグラムに感謝しています」

ポリグラム社のデヴィッド・ブラックマンは、米メディアDeadlineの取材に応じ、今作に収められている映像について次のように明かしている。

「ドナの家族は、素晴らしい記録を保持していました。ドナは自分自身を撮影する初期のパイオニアでしたから、彼女は家族のすべての瞬間、子供たちが走り回っている時に彼女がピアノを弾いている様子など、ただのパフォーマンス映像だけではなく、素晴らしいホームビデオを残していました」

また彼はこうも述べている。

「結局のところ、私たちは映画制作者が最高の映画を作ってくれることを信じています。製作に入る前に、どんな映画にするべきか、私たちが感情移入できるようにどんな作品を目指すのかについていろいろと話し合います。そして、アーティストの遺族や目の前にいるアーティストと映画制作者との間に信頼関係を築くことは、ドキュメンタリー作品を成功させる上で重要な鍵だと思っています」

Written By Tim Peacock




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