第63回グラミー賞で5部門にノミネートされたブリタニー・ハワード、ニーナ・シモンのカバーを披露

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Photo: Kevork Djansezian/Getty Images

ブリタニー・ハワード(Brittany Howard)が、アメリカの深夜のテレビ番組“The Late Show with Stephen Colbert”に出演し、ニーナ・シモンの「Revolution」の気迫漲るエネルギッシュなカヴァー・パフォーマンスを披露した。この日の出演は、2021年1月31日(日本時間2月1日)に開催される第63回グラミー賞での彼女のノミネーションが発表された、わずか数時間後のことだった。

アラバマ・シェイクスのフロントウーマンとして知られるブリタニー・ハワードは、眩い真紅のスーツに身を包み、シンガー、ソングライターにして人権運動家でもあったニーナ・シモンが1969年に発表したアルバム『To Love Somebody』に収録された名曲に独自のアレンジを加え、ステージを完全に掌握。そのパフォーマンスは、あたかも自宅にいるすべての視聴者に向けて、立ち上がり、アクションを起こすことを触発しているかのようだった。

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2019年9月に自身のソロ・デビュー・アルバム『JAIME』をリリースしたブリタニー・ハワードは、シングル「Stay High」で、“最優秀ロック・パフォーマンス賞”と“最優秀ロック・ソング賞”、「Goat Head」で“最優秀R&Bパフォーマンス賞”、「Short And Sweet」で“最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス賞”、“最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞”という、計5部門のグラミー賞にノミネートされている他、オーディオとマスタリングを手掛けたエンジニアのショーン・エヴェレットの仕事が称えられ、同アルバムは“最優秀エンジニア・アルバム賞(ノン・クラシック)”にもノミネートされている。

彼女はこれまでにも、自身がギター/ヴォーカルを担当し現在は活動休止中のバンド、アラバマ・シェイクスとの作品で4度のグラミー賞を受賞。ノミネートの総数は、昨年リリースしたソロ・アルバム『JAIME』からのファースト・シングル「History Repeats」での2部門ノミネートを含み計11回。今回発表分を含めると合計16回のノミネート歴を誇る。

また、広く絶賛されたアルバム『JAIME』は、“2019年のベスト・アルバム TOP25”の1位に選出したNPRをはじめ、ピッチフォーク、ローリング・ストーン、ビルボード、ニューヨーク・タイムズなど、多くのメディアが年間ベスト・アルバムの1枚に挙げている。音楽評論家のアン・パワーズは、ブリタニー・ハワードと彼女のコラボレーターたち(ピアノのロバート・グラスパー、ドラムのネイト・スミス、アラバマ・シェイクスのバンドメンバーであるベースのザック・コックレルを含む)を以下のように称賛している。

「彼らは思い切った冒険に出た。ヘヴィなファンク要素を取り入れたサイケデリックに、古典的なR&Bを見事に融合させ、ブルースを歌うシャンソン歌手のような孤独な装いを持つブリタニーが、自己表現を追求できる場所を確保したのだ。同アルバムは、21世紀が生んだ偉大な歌声をあらためて紹介する以上に、彼女のソロ・アーティストとしての魅力が詰まった革新的な作品である」

Written By Sophie Smith



ブリタニー・ハワード『JAIME』
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