ビリー・アイリッシュが第92回アカデミー賞でビートルズの「Yesterday」のカヴァーを披露[動画あり]

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Photo: Kenneth Cappello

2020年1月に行われた第62回グラミー賞において史上最年少で主要4部門を含む5冠を受賞したビリー・アイリッシュが、米時間2月9日、LAのドルビー・シアターで開催された第92回アカデミー賞授賞式での、過去1年間に亡くなった映画関係者を追悼するコーナーで、ザ・ビートルズの「Yesterday」のカヴァー・パフォーマンスを披露した。

実の兄で、共作者/プロデューサーでもあるフィニアスのピアノ演奏をバックに、ザ・ビートルズの「Yesterday」を美しいアコースティック・アレンジで披露した現在18歳のビリー・アイリッシュは、自身のインスタグラムで、同授賞式の追悼コーナーでパフォーマンスを行うことをこう事前予告していた。

「今夜アカデミー賞の追悼コーナーで、私がずっと大好きな曲をカヴァーできることを大変光栄に思っています。どうか見守っていてください」

同授賞式の中で、自身のパフォーマンスを前に、幾度となく無邪気なティーネイジャーらしい表情を覗かせていたビリー・アイリッシュだったが、レッド・カーペットでは、いつものグッチの装いから一変、オーバーサイズの白いシャネルのスーツを纏い、ステージ上には全身黒の衣装で登場した。

つい先日開催された第62回グラミー賞授賞式では、全米1位を獲得したデビュー作『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』が“最優秀アルバム賞”を含む主要4部門、全5冠を受賞する歴史的快挙を達成

かねてより、長年のザ・ビートルズ・ファンを公言していたビリー・アイリッシュは、ジェームズ・コーデンの『The Late Late Show』の大人気コーナー“Carpool Karaoke”出演時にも「I Will」をウクレレで披露していた。

「私の音楽や、私が兄と共につくり出してきた作品を聴いてもらえれば、そこにザ・ビートルズからのインスピレーションが詰まっているの分かるはずです。ザ・ビートルズの歌詞やハーモニーはとてつもなく心地よくて、聴いているとただただいい気分になるんです」とビリー・アイリッシュは、昨年4月にMTVの新人プッシュ枠“MTV PUSH”に選出された際のインタビューの中で語っていた。

LA出身のシンガー、ビリー・アイリッシュは、昨年開催された、ビートルズの映画『Yellow Submarine』にインスピレーションを得た、ステラ・マッカートニーが手掛ける“All Together Now”コレクションにも初出演を果たしている。「ビリーは大のビートルズ・ファンなんです」とステラ・マッカートニーはiDマガジンのインタビューの中で語っていた。

「2度目に彼女と会った時に、ザ・ビートルズ作品の大ファンであることを教えてくれて、実際に彼女の作品や彼女のお兄さんが手掛けた楽曲から、それを感じとることができました。彼らの音楽は、メロディを通じて物語を伝えていくという点において類似してます。ビリーの作品は明らかに現代風ではあるものの、そこにはザ・ビートルズ作品から強い影響を受けた編曲やハーモニー、構造の美しさがあります。また彼女は、決して妥協することなく、自分らしくあり続けようという強いメッセージを発信していますが、それはまさにザ・ビートルズがやっていたことでもありました」

Written By Laura Stavropoulos


ビリー・アイリッシュ来日公演概要

日時:2020年9月2日 (水) OPEN 18:30 / START 19:30
会場:神奈川県・横浜アリーナ
公演特設ページ : www.BillieJapanTour2020.com


ビリー・アイリッシュ『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO? (Deluxe Edition)』
2019年12月25日発売
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