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ザ・ビートルズの映画『Yellow Submarine』デジタルリマスター版がUKで限定上映決定

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ザ・ビートルズの傑作アニメ映画『イエロー・サブマリン』のデジタル・リマスター版が、1999年に初めて上映されて以来、スクリーンに戻ってくることが決定した。この新しくなった映画は、UKとアイルランドの映画館にて、オリジナル版の公開50周年に因んだイベント形式として2018年7月8日に限定上映される。チケットは4月17日(火曜日)から販売開始となる。

ジョージ・ダニング監督、リー・ミノフ、アル・ブロダックス、ジャック・メンデルソーン、エリック・シーガルの原作である『イエロー・サブマリン』は、ABCで放映されていたザ・ビートルズのアニメを40エピソード制作していたアル・ブロダックスが、ザ・ビートルズのマネージャーであるブライアン・エプスタインに長編アニメを作りたいと、ユニークなアイディアを提案した事をきっかけに作られた。

『イエロー・サブマリン』は、ジョン・レノンポール・マッカートニーが書いた曲に基づいて描かれた、平和、愛、そして希望に満ちあふれた話であり「Eleanor Rigby」「When I’m Sixty-Four」「Lucy in the Sky With Diamonds」「All You Need Is Love」「It’s All Too Much」を含むザ・ビートルズの曲で彩られている。1968年に公開され、革新的なアニメーション技術を駆使し、当時の流行をフリースタイルで表現して、アニメ分野に革命を起こしたとして、忽ち絶賛された。
当時の最先端アートの流行に影響されており、映画はアンディー・ウォーホル、マーティン・シャープ、アラン・アルドリッジ、ピーター・ブレイク等のポップ・アートのスタイルが美しく投影されている。ハインツ・エデルマンが美術監督及び制作デザインを担当し、ロバート・バルサーとジャック・ストークスがアニメーション監督を務めたアニメーターと技術者で結成されたチームにより、傑作アニメ映画の『イエロー・サブマリン』は作られた。
「僕は最初から、この映画は短編を組み合わせた作品にすべきだと思っていた」と、当時考えていた事をハインツ・エデルマンは語った。「5分ごとにスタイルを変えて、最後まで観客を楽しませるんだ」と言う。これらのスタイルとは、実際の写真を映像化し、立体的に描き、各コマの実写映像をトレースしてアニメーションにする、万華鏡的な‘ロトスコープ’を採用するなどだ。この先駆的な傑作映像を作るために、全工程に2年近くかけ、14パターンの脚本、40名のアニメーターと140名の技術アーティストが制作に取りかかった。

ザ・ビートルズは映画に使われる曲を演奏したが、アニメの登場人物の声は、声優によりダビングされた。しかし、ザ・ビートルズのメンバー4名は、映画の最後のシーンに登場する。当作品の再製作には、ポール・ルータン・ジュニアをはじめ、クリス・ドゥセンドション、ラヤン・ラグラムとランディー・ウォーカーを含むチームにより監修。作品は手動で作られ、一コマずつ、40から60名の熟練デジタルアーティストにより、数ヶ月以上かけて製作されている。

Written by Tim Peacock



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