2025年のロックの殿堂入りが発表。サウンドガーデン、シンディ・ローパー、アウトキャストらが選出
2025年、ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りを果たすアーティストが発表された。
米時間4月28日に放送された米人気番組『アメリカン・アイドル』の特別編“ロックの殿堂入りナイト”で、司会のライアン・シークレストによって発表されたパフォーマー部門の殿堂入りアーティスト7組は下記の通り。
・シンディ・ローパー
・アウトキャスト
・サウンドガーデン
・ザ・ホワイト・ストライプス
・ジョー・コッカー
・バッド・カンパニー
・チャビー・チェッカー
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またその他の特別賞として、ソルト・ン・ペパとウォーレン・ジヴォンが、“ロックンロールの発展に直接的な影響を与えた、またロックの先駆者たちにインスピレーションを与えたアーティストを称える”ミュージカル・インフルエンス賞(Musical Influence Award)を受賞。
フィラデルフィア・ソウルの伝説的プロデューサー、トム・ベル(デルフォニックス、スタイリスティックス、スピナーズとの仕事で知られる)、セッション・ミュージシャンであり、ビーチ・ボーイズの「Good Vibrations」やナンシー・シナトラの「These Boots Are Made for Walkin’」に参加したキャロル・ケイ(ザ・レッキング・クルーのメンバー)、ザ・ローリング・ストーンズやザ・フーをはじめとするブリティッシュ・インヴェイジョンを牽引したバンドとの仕事で知られるスタジオ・キーボーディストのニッキー・ホプキンスが、“オリジナリティと影響力をもって音楽を創造し、音楽に劇的なインパクトを与えたアーティスト、ミュージシャン、ソングライター、プロデューサーを称える”ミュージカル・エクセレンス賞(Musical Excellence Award)を受賞。
また、ドリームワークス・レコードの共同創設者であるレニー・ワロンカーが、アーメット・アーティガン賞(Ahmet Ertegun Award)をそれぞれ受賞することも明かになった。
現地時間11月8日に米ロサンゼルスのピーコック・シアターで行われる2025年のロックの殿堂入り式典の模様は、Disney+(ディズニープラス)で生配信され、翌日にはHuluで視聴可能となり、後日米ABCでも再放送される予定だ。
2025年の候補者リストには、シンディ・ローパー、オアシス、アウトキャスト、フィッシュ、ホワイト・ストライプス、サウンドガーデン、ジョー・コッカー、チャビー・チェッカー、マライア・キャリー、ザ・ブラック・クロウズ、ビリー・アイドル、バッド・カンパニー、ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダー、マナー(メキシコのバンド)らが名を連ねていた。
昨年(2024年)は、メアリー・J. ブライジ、ピーター・フランプトン、ア・トライブ・コールド・クエスト、フォリナー、クール&ザ・ギャング、オジー・オズボーン、デイヴ・マシューズ・バンドらがパフォーマー部門でロックの殿堂入りを果たしている。また、ジミー・バフェット、MC5、ディオンヌ・ワーウィック、そして伝説的モータウンのソングライター、ノーマン・ホイットフィールドがミュージカル・エクセレンス賞を、アレクシス・コーナー、ジョン・メイオール、ビッグ・ママ・ソーントンが、ミュージカル・インフルエンス賞をそれぞれ受賞していた。
Written By Sam Armstrong
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