New Releases
ティアーズ・フォー・フィアーズの名作『Songs From the Big Chair』40周年記念盤が11/14発売
ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears For Fears)の全米No.1アルバム『Songs From the Big Chair』の発売40周年記念した拡張盤が、アナログ盤、ストリーミング、CDで2025年11月14日にリリースされる。
<関連記事>
・ティアーズ・フォー・フィアーズによる2曲の全米1位
・1989年に発売された名作と重要アーティスト達:インターネット登場前の音楽界
・フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド、デビュー盤のスーパー・デラックス発売
今回登場する透明レッド・ヴァイナル仕様の限定盤2LPには、当時未使用だった別アートワークが採用され、「Shout (Alternative Mix)」「The Working Hour (Piano Version)」「Everybody Wants To Rule The World (Alternative Single Version)」「Mothers Talk (Early Mix)」「Broken (Demo)」「Listen (Clean Intro)」といった、これまでアナログ盤には未収録だったオリジナル収録曲の貴重なバージョンが初収録される。
淡いグリーンに透けるコーク・ボトル・クリア・ヴァイナル仕様の限定盤1LPとピクチャー・ディスク仕様の限定盤1LPは、オリジナル・アルバムのトラックリストをフル収録。また、デラックス盤3CDのディスク1にはオリジナル・アルバムに加え、B面曲が追加収録されているほか、“Edited Songs From The Big Chair”、“Remixed Songs From The Big Chair”と題されたディスク2とディスク3には、収録曲の様々なバージョンが収められている。
大ヒット作『Songs From The Big Chair』
「Mad World」「Change」「Pale Shelter」などのヒット曲を収録した1983年のデビュー作『The Hurting』に続き、1985年2月25日にリリースされた『Songs From The Big Chair』からは「Mothers Talk」「Shout」「Everybody Wants To Rule The World」「Head Over Heels」「I Believe」という5曲のヒット・シングルが生まれ、アルバムはバンド初の全米1位に輝いた。
1989年の3作目『Seeds of Love』のリリース後、中心メンバーのひとりであるカート・スミス(ヴォーカル/ベース/キーボード)が突如脱退を表明し、残されたローランド・オーザバル(ヴォーカル/ギター/キーボード)が単独でバンド活動を継続することとなったが、その後、2004年の『Everybody Loves A Happy Ending』で両者は再びタッグを組み、再結成を果たしている。
2017年には新曲2曲を収録したベスト盤『Rule the World』を発表。さらに、2022年には実に17年ぶりとなるスタジオ・アルバム『The Tipping Point』をリリースし、全英チャート初登場2位を記録するなど完全復活を印象づけた。続く2024年10月には、新曲4曲に加え、“Tipping Point World Tour”の一環として2023年7月11日にテネシー州フランクリンのファーストバンク・アンフィシアターで行われたコンサートから18曲のライヴ音源を収録したアルバム『Songs for a Nervous Planet』をリリースしている。
Written By Sam Armstrong
ティアーズ・フォー・フィアーズ『Songs From the Big Chair』
1985年2月25日発売
40周年記念盤 / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music
- ティアーズ・フォー・フィアーズ アーティストページ
- ティアーズ・フォー・フィアーズ、17年振りの新作アルバムから新曲公開
- ティアーズ・フォー・フィアーズによる2曲の全米1位
- ダイアー・ストレイツ『Brothers In Arms』:全米チャート9週連続1位を記録した大ヒット作
- 【特集】大作アルバムやコンセプト・アルバムはいかにして生まれるか?
- 1989年に発売された名作と重要アーティスト達:インターネット登場前の音楽界