(function(h,o,t,j,a,r){ h.hj=h.hj||function(){(h.hj.q=h.hj.q||[]).push(arguments)}; h._hjSettings={hjid:104204,hjsv:5}; a=o.getElementsByTagName('head')[0]; r=o.createElement('script');r.async=1; r.src=t+h._hjSettings.hjid+j+h._hjSettings.hjsv; a.appendChild(r); })(window,document,'//static.hotjar.com/c/hotjar-','.js?sv=');
Join us

U2 – 『RATTLE AND HUM(邦題:魂の叫び)』:スタジオから銀幕まで、ガラガラ、ブンブン

U2 logo
U2 Essentials

『RATTLE AND HUM(邦題:魂の叫び)』:スタジオから銀幕まで、ガラガラ、ブンブン

 

「イナゴの風に乗り、ガラガラ、ブンブンと音が鳴る(*訳注:ガラガラはRattle、ブンブンはHum)」と、『The Joshua Tree』の「Bullet The Blue Sky」で歌っていたボノ。当時はU2自身も気づいていなかったが、それは次なる冒険の名称となっていく。『Rattle and Hum(邦題:魂の叫び)』は、U2がスタジオから銀幕に橋を架け、その途中でスーパースター達と幾つかのコラボレーションを行ったアルバムだ。『The Joshua Tree』の驚異的な世界的成功は、既に10年以上続いていた旅物語における、紛れもない途中停泊地であった。だがU2は、ただ繰り返しボタンを押すだけのバンドであった試しは一度もない。

彼らは今回、何か今までとは異なるものを再び生み出す好機を見出した。つまり、彼らが成し遂げたばかりのことの記録であると同時に、次に向かう場所を示す道標となる作品だ。それにより、『The Joshua Tree』の壮大なツアーを後世に伝える本格的なドキュメンタリー映画と、ライヴ要素を含みつつ、バンドの6作目として堂々そびえ立つ2枚組アルバムという、例によって革新的な組み合わせが生まれる運びとなった。この全てが、音楽業界の記録を次々と塗り替え、バンドを音楽界の頂点へと押し上げたあのアルバムの発表後、18ヵ月余りで起きたのである。

U2を映画に出すという案は、エルヴィス・プレスリーやザ・ビートルズのような先達らによって確立された偉大な伝統を受け継いだものだ。しかしここで制作されたのは、昼間の本業、いやむしろ夜間の方が多いが、自らの仕事に取り組むミュージシャン達の姿を見せながら、何千人もの人々を楽しませるという、シンプルな前提に基づいて作られた映画であった。彼らの歴史における最も重要な瞬間を捉えた描出に仕上げを施したのが、複数のスタジオ・アウトテイクやインタビュー素材だ。

映画『U2/魂の叫び(原題:Rattle and Hum)』は、1987年11月、米コロラド州で撮影が行われた。その4年前の『Live At Red Rocks』も同じコロラド州が舞台であったが、今回の会場はデンバーのマクニコラス・スポーツ・アリーナだ。 本作には、オープニングのカヴァー曲、つまりザ・ビートルズの『THE BEATLES』(通称:ホワイト・アルバム)に収録されていた痛快な「Helter Skelter」から、ライヴを締めくくる21曲目「Pride(In The Name of Love)(邦題:プライド)」まで、U2のコンサートの圧倒的な熱狂が記録されている。

しかしU2は、この映画と同内容のCD編を作るという安易な選択肢を決して取らず、1982年春までには、非常に異なるタイプの姉妹作品に取り組んでいた。フィル・ジョアノー監督が手掛けるロック・ドキュメンタリー映画のポスト・プロダクションを見届けつつも、バンドはロサンゼルスとメンフィスの聖地サン・スタジオの両方で、後にアルバム編『Rattle and Hum』となる新たな楽曲の録音を開始する。

その途中では、これまで同様、二次的な冒険も行われていた。バンドは9月、米フォーク界の草分けであるウディ・ガスリーとレッドベリーの業績に敬意を表して複数のアーティストが参加したトリビュート・アルバム『Folkways:A Vision Shared』に、「Jesus Christ」で参加。またボノとジ・エッジは、もう一人のアメリカン・ヒーローであるロイ・オービソンに彼らが書いた「She’s A Mystery To Me」を提供、ボノが同曲をプロデュースするという栄誉を得た。この曲はロイ・オービソンの復活作『Mystery Girl』に収録されたが、残念なことに、それは彼の最後のアルバムとなる。レコーディングから数週間後、ビッグ・Oは早過ぎる死を迎えた。

1988年9月末、U2は、彼らのキャリアの中で最も爽快なシングルの1つに数えられる楽曲で、シーンへの帰還を告げた。つまり、ボ・ディドリーのビートの核を蒸留し、ストゥージズの“パンク誕生以前のパンク”調サウンドを意識した、息もつけない切迫感に満ちた「Desire」である。この曲は、人々の心をがっちりと掴んで離さなかった。

「Desire」は全英チャート初登場3位。それは4年前の「Pride(In The Name of Love)」と同じ、U2史上最高位であったが、その後チャートを駆け上がり、彼らにとって初めての全英No. 1シングルに輝いた。この曲はその後、グラミー賞で、最優秀ロック・パフォーマンス賞:ヴォーカル入りデュオまたはグルーブ部門を受賞する。

ガタガタ、ブンブンと音を立てながらアルバムが姿を現したのは、その直後、10月のことだ。タイム誌は本作を「史上最高のライヴ・ロック・アルバム」と呼んでいたが、実際はそれ以上のものであった。ジミー・アイオヴィンがプロデュースを手掛けたこの2枚組には、デンバーでの2公演に加え、サンフランシスコ、ニューヨーク、アリゾナ州テンピでのライヴ音源が含まれているだけでなく、スタジオで録音した新曲や、極めて印象的なコラボレーションが収録されている。

ボブ・ディランは、U2がライヴでカヴァーした「All Along The Watchtower(邦題:見張塔からずっと)」の原曲を手掛けているだけでなく、ボノと新たに共作した「Love Rescue Me」で共演を行なっている。二者の関わりはその後も続き、コンピレーション・アルバム『Live For Ireland』では、U2がボブ・ディランの「Maggie’s Farm」をカヴァー。このコンピにはその他、ヴァン・モリソンやエルヴィス・コステロらが参加している。

ジミ・ヘンドリックスの存在が感じられたのは、『Rattle and Hum』に引用されている「The Star Spangled Banner(邦題:星条旗よ 永遠なれ)」だ。そして45年に及ぶキャリアで知られるブルース界の巨人B.B.キングとは、輝かしいヒット曲「When Love Comes To Town(邦題:ラヴ・カムズ・トゥ・タウン)」で素晴らしい共演を果たしている。

「B.B.キングのような、大先輩アーティスト達と僕らとの間には、共通の絆があることが分かったんだ」とアダム・クレイトン。「彼と会った時、お互いにものすごく理解し合えて、何も言葉にする必要がなかった。こんな立場に立てるようになるまで、10年間努力してきた甲斐があったよ。僕らはもう自分達の力量を示そうと頑張らなくていい。僕らの音楽を聴けば、人々に分かってもらえるのだから」。

『Rattle and Hum』は全英チャート初登場1位を記録。『The Joshua Tree』の発売初週セールス235,000枚は当時の新記録だったが、今回の新作はそれを打ち破った。発売から1週間で36万人がこのアルバムを購入し、その後クワッド・プラチナを獲得。 11月までには全米チャートでも首位に立ち、クリスマス前週まで6週連続でその座を守り続けた。米国では500万枚を売り上げ、全世界ではその3倍のセールスを達成。同作からカットされた「All I Want Is You」を含む4枚のヒット・シングルにより、U2は何ヵ月にも渡って各国のトップ10にランクインし続けていた。

1988年はU2にとってツアーの年ではなかったが、本作の発表後、ハリケーン・ギルバート被災者支援チャリティ・コンサート『Smile Jamaica』で4曲を演奏する機会を得た。テレビ中継もされたそのコンサートでは、ソウルフルな「Angel Of Harlem」をライヴ初披露。またキース・リチャーズが「When Love Comes To Town」で、ジギー・マーリーが「Love Rescue Me」で、それぞれU2と共演を果たしている。

 

 

「一体感と溌剌としたエネルギーに満ちた『Rattle and Hum』は、雑然とした祝祭感のある曲調に乗せ、ダブリンの無名の若者から国際的スーパースターの地位に到達した、U2の物語に仕上げを施している」と述べていたのは、ローリング・ストーン誌のアンソニー・ディカーティスだ。「同時に本作は、次に打つ大きな一手に向けて、このバンドが追求したくなるかもしれないあらゆる選択肢を、一切閉ざしてはいない——もしかしたら、幾つかの扉を開いてさえいるのだ」。

1990年代を目前に控え、それらの扉はすぐに蹴り開けられることになる。

Paul Sexton

U2 - The Joshua Tree

U2 - Achtung Baby

>>U2 アーティストページ

U2 logo U2 アルバムストーリーに戻る

U2 - Rattle And Hum

iTunes U2 EssentialsU2 - The Unforgettable Fire albumGoogle Play U2 EssentialsU2 - The Unforgettable Fire albumAmazon U2 Essentials

 

U2 - Rattle & Hum The Movie

U2 - Desire

U2 - Rattle & Hum Inside Sleeve

 

 

ロック史に残る重要な1枚、U2名作中の名作

『ヨシュア・トゥリー』30周年記念盤!2017年6月2日リリース!

UICI-9051

 

ヨシュア・トゥリー[30周年記念盤~スーパー・デラックス][直輸入盤]

btn_store download_jtunes

 

UICI-1144

 

ヨシュア・トゥリー[30周年記念盤~デラックス]

btn_store download_jtunes