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U2『No Line On The Horizon』

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『NO LINE ON THE HORIZON』:U2の無限の水平線(horizon)

 

前作のスタジオ・アルバムとの間に4年半近いギャップがあったため、2009年に入ると、新作に飢えた世界中のU2ファンの欲求は高まる一方であった。アルバム『No Line On The Horizon』を引っ提げてバンドが還って来た時には、5ヵ月で500万枚というセールスを達成。また同作のツアーは、音楽史上最大の興行収入を上げたツアーとして、新記録を樹立した。クリエイティヴな更新の達人が、またもやってのけたのである。

『How To Dismantle An Atomic Bomb(邦題:原子爆弾解体新書~ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム)』から1年後、2005年を通じて行われたVertigoツアーで、U2は320万人を動員。それは途方もない数字であったが、次のツアーで彼らはそれを圧倒的に打ち破ることになる。さらに2005年夏、ロンドンのハイド・パークで開催され、生中継を通じて全世界の半分の人々が視聴したイヴェントで、オープニングを務めたのも彼らだ。かつてウェンブリー・スタジアムで行われた豪華コンサート、ライヴ・エイドに主演してから30年。ポール・マッカートニーと共演した「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」で、バンドは正にLive8の幕を切って落とした。

2006年にリリースしたシングル集『U218 Singles(邦題:ザ・ベスト・オブU2 18シングルズ)』は、マルチ・プラチナを達成。彼らの業績にまたひとつ新たな栄光が加わり、ヨーロッパだけで200万枚という素晴らしいセールスを記録した同作は、この4人のこれまでの軌跡の中でも特に最高の瞬間を選りすぐった18曲を、新世代のリスナーが追体験する良い機会となった。このシングル集には、同年にアビイ・ロード・スタジオで1ヵ月過ごした際に録音した、2つの新曲も収録されている。

U2はこれまでにも、意表をつくカヴァー曲の数々をライヴで披露しており、バンド自身もオーディエンスも楽しんできたが、それが盤で音源化されることは稀だ。だが彼らは今回、スコットランドのニュー・ウェイヴ界の雄、スキッズが1978年に発表した「The Saints Are Coming」を、グリーン・デイとのコラボレーションで蘇らせた。ハリケーン・カトリーナ及びハリケーン・リタの被災地向けチャリティを目的に、シングルとしてもリリースされた同曲の収益は、ジ・エッジが今回のために設立した慈善団体【ミュージック・ライジング】を通じ、被災地となったニューオーリンズの音楽界に再び活気をもたらすための支援に使われた。もう一方の新曲はオリジナル曲「Window In The Skies」で、印象的なそのミュージック・ビデオには、ルイ・アームストロングやデヴィッド・ボウイ、キース・リチャーズ、ジミ・ヘンドリックスといった、音楽界を象徴する面々が、同曲を歌ったり演奏したりするように見える映像が含まれている。

2007年を迎える頃までには、12作目のスタジオ・アルバムに向けて、再びレコーディングに入ったU2。その出発点として選んだのは、これまでとは異なるエキゾチックな場所、モロッコの旧都フェズだった。そこに加わったのが、1980年代以降、彼らの腹心のプロデューサーを務めてきたと同時に、今回楽曲の共作者ともなっている、ブライアン・イーノとダニエル・ラノワの2人。彼らは新作の11曲中7曲に共作者としてクレジットされており、また北アフリカの味わいがもたらした新たな実験主義が、この音楽的るつぼをさらに内容豊かなものにしていた。

アルバム制作は世界各地のスタジオで続けられ、次に彼らが向かったのは、バンド自身が所有するダブリンのハノーヴァー・キー、そしてその後、ニューヨークのプラチナム・サウンドへと飛んだ。目指していたリリース予定日を超え、もう一頑張りしようと決めた彼らは、再び場所を変え、今度は南西ロンドンのオリンピック・スタジオへ。そこはジミ・ヘンドリックスや、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズを始め、数多くのアーティストを迎えてきた高名なスタジオである。

ここでさらにもう1人、信頼する盟友スティーヴ・リリーホワイトがプロデューサーとして加わり、2008年12月、アルバムに最終的な仕上げが施された。長期に及んだレコーディング・プロジェクトを完了し、満足感に浸っていた彼らを襲ったのが、ロブ・パートリッジの死という悲しい報せであった。彼は1970年代後半、バンドが駆け出しだった頃、アイランド・レコードで彼らを支えてくれた人物だ。『No Line On The Horizon』が彼に捧げられたのは、至当なことであった。U2のもう1人の戦友で、写真家/映画監督のアントン・コービンが、本作の各フォーマットに付属する1時間の映像作品『Linear』を制作。このアルバムにまさに、別の一面を加えている。

アルバムの発売を数週間後に控えた2009年2月、賞レースのシーズンに、U2はシングル「Get On Your Boots」をリリース。同月に開催されたグラミー賞、BRITS、そしてAriasの各授賞式で、彼らはライヴ演奏を行った。彼らはさらに、ドラマチックな作戦を密かに準備。ロンドンのBBC放送局のビル屋上でミニ・ライヴを行うと、周囲で交通渋滞が巻き起こる事態となり、様々なニュースの見出しを飾った。それから、第1号の称号がもうひとつ。アメリカの人気テレビ番組『レイト・ショー・ウィズ・デヴィッド・レターマン』で1週間(※全5回放送)に渡って出演するという、音楽ゲストとして同番組初の試みを成功させている。

最終的に本作は、バンドにとって米国で7枚目、英国で10枚目のNo.1アルバムとなった。これと同等の記録を持つのはマドンナとザ・ローリング・ストーンズで、それを上回っているのはエルヴィス・プレスリーとザ・ビートルズだけである。 続いて、グラミー賞には3部門でノミネート。またローリング・ストーン誌は『No Line On The Horizon』を2009年の最優秀アルバムに選出しただけでなく、U2にとって『Achtung Baby』以来の最高傑作と評していた。

『No Line On The Horizon』は均整のとれた成熟度の高い作品で、「Magnificent」や「Get On Your Boots」「Breathe」といった、刺激的なロックを大々的に生み出す無限の力を有している。だがその一方の極には、「Moment Of Surrender」や「White As Snow」のような曲があり、30年に渡るソングライティングやレコーディングの経験に基づく深い思いが、そこには反映されていた。

アルバムのリリース直後、ボノは英ガーディアン紙に対し、「Cedars of Lebanon」の歌詞の中の「敵は慎重に選べ/それが自分自身を定義することになるのだから」という一節について、次のように述べていた。「僕らのバンドの本質を捉えるには、それは最も重要な一節だ」とボノ。「殆ど全てのことが、この一節で説明されている。 U2は他のバンドと比べ、より面白い標的を選んだんだ。つまり、自分自身の偽善性だね。自らの依存癖、とはいえ、分かりやすいものに対してではないけれど。自らの自負心。僕らは自分達の敵を、すごく面白いものにしたと思う」。

2009年6月30日、重力を物ともしない壮観なライヴ・ショーが、またもや幕を開けた。U2 360°というツアー名は、正にうってつけ。というのもこれは、U2史上最高の没入型コンサート体験が味わえるライヴだったからだ。荘厳かつ画期的な円形ステージの上部には、上下に伸縮する円筒形LEDスクリーンを設置。それを上から支えているのが、年代物のSF漫画から飛び出してきたような、そびえ立つ四足の構造物だ。この構造物の最も一般的なニックネームは、“クロー(鉤爪)”。また“宇宙船”や“宇宙ステーション”と呼ぶ者もおり、この舞台装置によって、ファンとバンドの距離はこれまで以上に縮まった。

金曜夜のヘッドライナーを務めたグラストンベリー・フェスティバルへの出演を含む、全110公演に及んだこのツアーで、5 大陸、世界30ヵ国を回った彼ら。観客数は延べ710万人という、驚愕の数字に達した。「このツアーは、地球規模で言っても並外れた偉業である」と評したのはBillboard誌だ。「ステージングやプロダクションから、ビデオ要素、聴衆の規模、旅程から演奏に至るまで、その全てをひっくるめて、だ。そして何より重要なことに、世界中を激しく揺り動かしたU2は、最高であった」。

その点にこそ、彼らが長年に渡って究めてきた奥義がある。つまり、自分達の仕事で最高の力を出せるよう、出し続けられるよう、真の勇気と大胆さを持つということだ。もちろん、そこには自負心が伴われる。実際、ボノがガーディアン紙とのインタビューで熱っぽく語っていたように、それが必要とされるのだ。

「愛されたい、賞賛されたいという欲求は、あまり心地よい場所から生まれるものではないね」と呟くボノ。「でも人はそれを原動力に、たくさんの素晴らしいことを行うものなんだ。自負心、そうだね、だけど人間に可能なあらゆることの中に、そういった自負心が存在しているんだよ。自負心を抜きにしたら、何事もすごく退屈なものになってしまうだろうな」。

Paul Sexton

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