丸屋九兵衛連載第6回:トゥパック伝記映画公開記念 映画を見る前の基礎知識(後編)

12月 28, 2017


丸屋九兵衛連載第6回:トゥパック伝記映画公開記念 映画を見る前の基礎知識(後編)

トゥパックの伝記映画「オール・アイズ・オン・ミー」12月29日からの日本公開を記念して、連載「丸屋九兵衛は常に借りを返す」の第6回は、この映画を見る前に知っておくとより映画が楽しめる、または、映画を見た後に知るともう一度映画を見に行きたくなるようなトゥパックの基礎知識を語っていただきました。前編中編に続いて後編を公開。

*丸屋九兵衛コラムの過去回はこちら

こちらのトークの書き起こしは以下


シュグ・ナイトという人物とは?

──そんなトゥパックなんですけど、塀の中でのデス・ロウ・レコーズのある人物との出会いについて教えて頂けますか?

丸屋 塀の中に来てくれたんですけど、出会ったのはもっと前なんです。それまでのレーベルが保釈金を出してくれなくて。なんでこの世界って保釈金が色んなものの決め手になるんだろうと、N.W.A.について考えていても思うんですけど。

──ドクター・ドレーのことですね。

丸屋 そう、イージー・Eがドレーの保釈金を出してくれたからN.W.A.が出来たっていう。あの当時ドクター・ドレーのソロ・アルバムとスヌープのソロ・アルバムが当たって相当お金がうなっていたので、ここでもデス・ロウのビッグ・シュグことシュグ・ナイトがポンってトゥパックの保釈金を出すうえに、「3枚契約ね」って前払い、アドバンスをくれて、おまけにお母さんのための家も買っちゃう!

──えらい金払いのいいヤツが来たと。

丸屋 それだけ金払いが良ければ私でもシュグに魂を売るでしょうね。後のことさえわからなければ。

──(笑)。そのシュグ・ナイトですがどういう人物なんですか?

丸屋 「オール・アイズ・オン・ミー」の中で、笑っちゃったシーンがあって、シュグがトレーナーを着てるんです、もちろん赤ですよ。シュグはいつも赤を着ていて、スーツでさえ赤ですから。赤いトレーナーにロゴが入っているんです。UNLVって書いてあるんですけど、University of Nevada, Las Vegas、ネバダ大学ラスベガス校って名門校なんです。まさに本人の出身大学なんですけど……私が「早稲田」って書いてあるトレーナー着てたらどう思います? 相当かっこわるいですよ。

──(笑)。しかも成人後ですからね。

丸屋 そこそこおっさんになってから出身大学のトレーナー着ちゃうのはねぇ、と思うんだけど。シュグ・ナイトはN.W.A.と同じようにコンプトン出身で、ただ子供のころから赤組、ブラッズでしたね。

──2大抗争グループの一つですね。

丸屋 そう、青組クリップスじゃないほうのグループ、ブラッズのメンバーだったらしいです。しかし成績優秀、しかも文武両道だったらしく、勉強はできる上にアメリカンフットボールの選手として素晴らしかった。体格を見れば、これはアメリカンフットボールだろうって思いますよね。しかもアメリカなんで、他のスポーツを選ばずアメリカンフットボールを選びますからね。

──アメリカではアメフトは最高のスポーツですもんね。

丸屋 後で脳に損傷がおきたりするぐらい危険なんですけどね。で、コンプトンの隣のリンウッドっていう町のリンウッド・ハイスクールに行ってたんですけど、たまたまウィアード・アル・ヤンコヴィックと同じ高校なんです。シュグのほうが後輩ですね。あと、「ゴーストバスターズ」(2016年)にも出てたコメディアンヌのレスリー・ジョーンズは後輩かな。

──「サタデーナイトライブ」でも有名な人ですね。同じ高校なんですね。

丸屋 そのリンウッド・ハイスクールからたぶん奨学金でUNLVに行き、NFLのロサンゼルス・ラムズに入ったんだけど、ちょうどNFLのストライキがあって。これ、本当がどうかわからないんですが、ストライキの間に、日本の社会人リーグでプレイしていたっていう話があるんですよ。こわいよ~。

──そんな噂があるんですね(笑)。

丸屋 富士通だっていう噂があるんだけど、ほんとかね。NFLのストライキが終わって帰国してみたら戦力外通告をされてしまったと。それでグレたのか、体格を活かすしかないので、ボディガードに転職し。

──クラブとかのボディガードですか?

丸屋 いや、アーティストのボディガードですね。で、ボビー・ブラウンのボディガードになったわけです。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いのボビー・ブラウンの行動を見ていて、もしかして、音楽って自分が考えていた以上に金になるんではないかと気づき、音楽産業に入ってやるわい!と。その時にN.W.A.とも出会ったわけですね。色んな経緯で当時の人気白人ラッパー、ヴァニラ・アイスをホテルのバルコニーから逆さ吊りにしたりして金を脅し取って。あ、あの時代を知らない人に、“ヴァニラ・アイスを吊るした”っていうと、「シュグ様はなんでアイスクリームを吊るしたの?」って思うかもしれないけど(笑)、シュグ様はヴァニラ・アイスというラッパーを吊るして金を巻き上げたんです。それでN.W.A.からドクター・ドレーを招き入れて、ヴァニラ・アイスの金を元手にデス・ロウを作り上げたんですね。本来優秀だったのに、エライことになっちゃった……っていう元スポーツ選手にしてヤクザな社長、それがシュグ・ナイトですね。

──彼はプロデューサーといった立ち位置ではなく、単なる社長なんですか?

丸屋 “プロデューサー”っていう言葉は本当にやっかいで、そして便利なもので。当然ながら、「エグゼクティヴ・プロデューサー:シュグ・ナイト」と、「なんでこんなに文字が大きいんだよ!」と思うような級数でCDジャケットに入ってますね。

Death Row Classic
#Suge
#Pac

Death Row Classicさんの投稿 2016年9月3日(土)

──彼は音楽の素養はなかったんでしょうか?

丸屋 なかったでしょうね。なぜかミキシング・コンソールの前に座っている写真は結構あるんですけど。

──お前、卓触れないだろっていう(笑)。

丸屋 それはドレーに任せなよっていう(笑)。大成する人物はどんな人でもそうなんですが、頭は悪いほうじゃなくって、当時の何かのミュージック・アワードでシュグがスピーチをした時に、「自分ところの社長にPVに出てきてほしくないアーティストの皆さんは是非、デス・ロウに来てください」、っていうパフ・ダディへの嫌がらせのスピーチをしてましたね。えーっと、パフィ改め、パフ・ダディ改め、ディディ改め、パフ・ダディ改め、ブラザー・ラヴですね。現、ブラザー・ラヴさんです。

──シュグ・ナイトは元々頭もいいけど、あんなに体もデカイし。

丸屋 パフ・ダディですら、シュグの60%ぐらいしか体重ないんじゃないですか?

──百何十キロですよね?

丸屋 160kgぐらいじゃないですか? 身長は180cm以上。あぁ、アメリカンフットボール!っていう体ですね。

 

なぜ死後に売れ続けるのか?

──トゥパックは彼のフックアップでデス・ロウに入って、その後亡くなってしまいますが、死後にもなぜこんなに売れ続けているんでしょうか?

丸屋 まず売れ続けるには出し続けることが必要なんですよ。トゥパックがマキャベリ(Makaveli)名義で出した『The Don Killuminati: The 7 Day Theory』。ちなみにあれ、本当は誤植らしいんですよ。本当は、マキャベリ・ザ・ドン(Makaveli The Don)らしいんです。『Killuminati: The 7 Day Theory』の方がアルバム・タイトルで。デス・ロウが急いで出したもんだから、失敗したらしいんです。

──切りどころを間違えたと。

丸屋 らしいんですよ。で、あのアルバムは、あそこに入らなかったのを含めて全21曲を3日間で作ったっていうぐらいトゥパックは仕事が早い人で。しかも、お母さん、アフェニ・シャクールのインタビューでトゥパックの時間割を読んでことがあるんですが、トゥパックは朝日が昇ると映画の撮影に行きます。ハリウッドの朝は早いじゃないですか。で、夕方になるとミュージック・ビデオの撮影に入ります。で、夜中になるとスタジオにこもってレコーディングします。そして朝が来ると映画に撮影に出かけます。寝る時間が入ってないんですよ。平安時代でいうと小野 篁(おのの・たかむら)ですよ。

──(笑)。

丸屋 小野 篁って昼間は役所で公務員として働き、夜になったら夜になったで……。京都の六道さん(六道珍皇寺)の井戸を降りると向こう側、つまり冥界に行けるんですよ。冥界に行って、そこでは閻魔様のお付きとして役人をやってた。“公務員for life”っていうか“公務員after life”っていうか“公務員バカ一代”みたいな人なんです。寝る暇がないっていうことでは、トゥパックか小野篁かっていうぐらい凄いですよね。

──だからこそ死後にあんなにもアルバム出るんですね。

丸屋 死後にリリースされた曲数の方が多いんですよね。それってどういう人なんやろ。リミックスされたやつもありますけど、死後のアルバムってほとんど2枚組ですし。生前は『All Eyez On Me』しか2枚組なかったのに。

──調べたら『2Pac Greatest Hits』がラップのベスト盤としてアメリカで一番売れてるアルバムだっていう。

トゥパック・グレイテスト・ヒッツ(帯付)(小)

丸屋 売り上げ500万枚以上ですよね。アメリカだと、ダブル・アルバム(2枚組)が500万枚売れると1,000万枚換算なんで、ダイヤモンド・ディスクになっちゃう。

──ノトーリアス・B.I.G.も同時期に亡くなってますが。

丸屋 そこが労働倫理の違いっていうか、トゥパックがヒップホップ、ブラック・ミュージック界全体の労働倫理を変えた気がして。こんなに脇目も振らず、いや、実際には脇目を振ってるんだけど、こんなにガンガン曲を作ってレコーディングしていこうっていうのは、96年から始まっていると思います。それまではアルバムを作るのにじっくり余裕をかけて、1年に1枚、2年に1枚って感じだったのが。あ、70年代は違いますよ、1年に1枚出してますよね。アース・ウィンド・アンド・ファイアーだってスティーヴィー・ワンダーだって、パーラメントやファンカデリックに至ってはもっと出しているんだけど。80年代以降もうちょっとゆっくりになってたのに。90年代後半から、当時のデフ・ジャム三羽ガラス……つまりジェイ・ZとDMXとジャ・ルールですけど、まぁアルバム出すスピードえらい早くなって、ジャ・ルールとDMXに関してはスキンヘッドで頭にバンダナで体を鍛えてるという、どっかで聞いたようなルックスで。だから見た目上のギミックもそうですけど、曲を作るスピード、アルバムとアルバムのリリースのインターバルに関して、考え方を変えたのはトゥパック。それからさらに後の話になりますけど、その労働倫理に感化されたのがリル・ウェインね。特にリル・ウェインは早く死ぬことを考えてたんじゃないかなっていう。

──俺はどっかで死ぬであろう、と。

丸屋 明らかに不健康なことしてるし。死んで伝説になることを、トゥパックをロールモデルとして思い描いてたんじゃないかなと。ただ、トゥパックの時代とリル・ウェインの時代で何が決定的に違うのかっていうと、ミックステープの存在ですね。リル・ウェインの場合、作ったものをバンバンかたっぱしからミックステープで出しちゃうんですよね、それだと死後にアルバム出せない!

──出さずにちゃんと保管しとかないと。

丸屋 なんで出してしまうんだろうと思うんですけどね。出し方、出すタイミングの差こそあれど。でも、そういう作る体制、曲を作っていく姿勢っていうのに関しては、おそらくトゥパックがモデルじゃないかなと。直接の影響じゃないかもしれないけど、クリス・ブラウンもリル・ウェインみたいな姿勢で曲を作るべきって言ってたことがあって、間接的にそういう影響受けてますよね。

──だから最近のアルバムは、

丸屋  45曲も入ってるんだよ!45曲のアルバム(Heartbreak on a Full Moon)がLPで出ているかどうか知らないんですけど、トゥパックの『All Eyez On Me』ってジャケットの下にわざわざ「2CD PAC」って書いてあるんですね。LPだと4枚になるので「4 PAC」って書いているんですが、45曲入りのアルバムをLPにしたら……と、一瞬恐ろしくなったんです。

トゥパックのこの1曲とは?

──そんなトゥパックですが、丸屋さんにとってのトゥパックの「この1曲」っていうのはどれになりますか?

丸屋 あー、それは凄簡単です。「Dear Mama」だ。

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──なるほど。その「Dear Mama」はどういう曲でしょうか?

丸屋 「色んなことあったけど、やっぱり頼れるのはお母さんだ」っていう告白と、「これまでありがとう、こういう風に育ててくれて。しかも女手ひとつで育ててくれてありがとう」っていう想いですね。今でもビデオを見ると涙が出るし、こうやって語ってる間でも若干目がうるんできているので。皮肉なことにこの曲が入った『Me Against The World』っていうアルバムが出た時点で、トゥパックは刑務所入ってますからね。「Dear Mana」っていうのはそのアルバムからのファースト・シングルなんだけど、そのシングルを切る時にトゥパックは既に刑務所なので、ビデオには生のトゥパックは出てこないんですよ。だから他のビデオのトゥパックが出てくるんだけど……。それと後姿だけトゥパック役の役者が入っていたりするけど、あれは若干細面でスキンヘッドの人なら誰でもできる。その代わり、お母さん本人が出てきて思い出を語り、トゥパックがビデオの中で活動するのを見つめるという形式になっていて。しかも「Dear Mama」のビデオっていうのは、私はトゥパックを身ごもっていた時に刑務所にいたっていう告白から始まって、刑務所にいる息子のためにビデオに出てきて息子を身ごもっているときの刑務所の話をするお母さんっていう。トゥパックも凄いんだけど、お母さんもやっぱり凄い人だったんだなぁ。お母さんも割と最近亡くなってしまいましたが、

──去年(2016年)ですかね。

丸屋 ですね。

──この母にしてこの息子ありですね。

丸屋 本当に、この母にしてこの息子ありだよなぁ。そういう意味でも「Dear Mama」っていうのは掛け替えのない曲ということです。

──もしかしたらこの曲があまりにも影響力が強すぎるから、よくヒップホップやラップが揶揄されるときに、「かあちゃんに感謝ばっかりしてるだろw」みたいなことを言われるのかもしれないですね。

丸屋 あら、そんなこと言われの? Oh My God…。

──言われますね。トゥパック以前にそういう曲はありましたか?

丸屋 ママ・ソングは山のようにあるんですよ。ブラック・ミュージックではお母さんに感謝する曲は山のようにあるんですが、でも決定的なのは「Dear Mama」でしょうね。父親が出てくる曲はほとんどないですけどね。ルーサー・ヴァンドロスぐらい?

──曲はなんですか?

丸屋 「Dance With My Father」っていう曲ですね。そうか、お母さんに感謝してばっかりって言われるの?

──ヒップホップをよく知らない人たちが、ラップって感謝ばっかりしてるよな、みたいな。

丸屋 感謝しているフレーズがあるのは事実ですね、ただそれが何が悪いのかが教えてほしい。

──そうですよね。というようなトゥパックの人生が描かれる映画が12月29日「オール・アイズ・オン・ミー」。丸屋さんは字幕監修をされたんですね。

丸屋 字幕監修をしたし、私が喋っている時点(11月13日)でちゃんと頑張れれば上映の1週間前に、「丸屋九兵衛が選ぶ、2パックの決めゼリフ」が出るはずですし、さらにちゃんと頑張れれば封切当日に例の詩集がね。

──「コンクリートに咲いたバラ」ですね。

丸屋 邦題変りそうな予感なんですよ(*「ゲットーに咲くバラ 2 パック詩集【新訳版】」と改題されて、結局は12月27日に前倒し発売)。それも翻訳してると。おまけにトゥパック靴下ももらったので。

──なんですかトゥパック靴下って?

丸屋 STANCE(スタンス)っていう靴下メーカーがあるんですね。ここの靴下凄いんですよ。ウィル・スミスが出資してるらしいので、フレッシュ・プリンス靴下があるのはわかるんですが、ウータン・クラン靴下、ビギー靴下、パブリック・エネミー靴下、ア・トライブ・コールド・クエスト靴下そして、2年前に出しときゃいいのにN.W.A.靴下、イージー・E靴下、ボーン・サグズン・ハーモニー靴下……。ボーン・サグズン・ハーモニー靴下あたりになると丸屋九兵衛のために作ったとしか思えない、そんな靴下ブランドなんですけど、そこがトゥパック靴下をいくつか出していて。

──日本でも買えるんですか?

丸屋 買えます。普通に平面に印刷されているものはまだわかるんですけど、立体になっているものもありまして。つまり後期トゥパックの象徴的な、上半身裸で、パンツが相当見えていて、頭にはラビット・イヤー巻き、トゥパック巻きのバンダナを締めている。その姿を靴下にしてあります。

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──履かないとわからないですね。

丸屋 履かないとわからないですが、履かないで置いてあっても相当なインパクトがあります、なぜならば、バンダナが立体なんですよ、本当にバンダナなんです。靴下にバンダナが巻いてあるんです。

──すごいファッションですね(笑)。

丸屋 靴下からラビット・イヤーが出てるんです。これはちゃんとした機会じゃないと履けないという。

──長ズボンだとダメですよね。

丸屋 もちろんダメですよ。しかるべきトークの時、出版記念もあるでしょうし、映画の上映記念とか色々あるでしょうから、その時に履こうかなと思っております。ちなみに、AK-69も同じ靴下を持っているので、揃い踏みすると相当面白いことになるんじゃないかなと。(購入リンクはこちら

 

「オール・アイズ・オン・ミー」の魅力とは?

──最後にこの「オール・アイズ・オン・ミー」という映画はいかがでしたでしょうか?

丸屋 もちろん、事実そのままじゃない部分もあると思うんですが、何が素晴らしいってトゥパックが似てるんですよ。顔も似てるんですが、喋り方と、音声としての喋り方と、動きとしての喋り方と、喋る時の体の揺れの大きさとか。あとトゥパックって怒っているリリックの曲でも、楽しそうにラップしてしまうっていうあの感じとかがもの凄い出てるんです。これは見ないといかんと思うわ。スヌープ・ドッグ似てない選手権とか色々あるんですけど……なんでスヌープは毎回似てないんですかね。そこらへんの情報を話しておくと、ダズ・デリンジャーはそっくりなんですよ、で、良く見てみたら、ダズの息子だわっていう。

──そうなんですか!

丸屋 アイス・キューブに続いて、そら似てるに決まってるだろっていうズルい例ですね。ダズの息子、アザード・アーノード(Azad Arnaud)かな。名字が同じだからおかしいなと思ったらどうやら息子だったんです。だからダズはそっくりなんです。ドレーはいつも似てないんでいいとして……ドレーは顔が地味だからいいじゃないですか、でもスヌープみたいな派手な人がなんで毎回似てないんだろう。この間の映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」のスヌープ役の人(キース・スタンフィールド)も「ゲット・アウト」という映画では素晴らしい怪演を見せていましたが、全然スヌープと顔が似てませんし。体つきはうまく似せていましたが。「オール・アイズ・オン・ミー」のスヌープも体つきは、細長ーい感じでそっくりで。あと喋りも素晴らしいんですが、顔が……。アフロにすればなんでもスヌープって言えるわけじゃないんだよ!っていう。

Death Row Classic
#GinAndJuice
#SnoopDoggyDogg

Death Row Classicさんの投稿 2016年9月16日(金)

Jarrett Ellisさんの投稿 2017年6月25日(日)

──(笑)。

丸屋 という部分もありますが、シュグ・ナイトの迫りくる感じ、そしてお母さんも似てるね。

──たしかに、たしかに。

丸屋 トゥパックに関しては顔のみならず、喋る時の勢い、体の動かし方、そして喋っているときに凄くイントネーションというか強発音、強い「ハッ」っていう爆発音/破裂音になるとことか、すっごく良く似てると思う。これは見ないといかんなと思う。そんな映画です。

──ありがとうございました。最後に言い残すことはありますか・

丸屋 これを聞いたら、一応私の本も見といてねっていうぐらいですかね。

──出るであろう(笑)。

丸屋 出るはずの(笑)。

──ありがとうございました。

前編中編はこちら



トゥパック・グレイテスト・ヒッツ(帯付)(小)

『2Pac Greatest Hits』

品番:UICY-15691/2 発売日:2017年12月6日発売 価格:¥2,500 (税込)
国内盤のみ:英語歌詞・新規対訳(渡辺志保)、新規ライナー(長谷川町蔵)

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オールアイズオンミー映画バナー


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「丸屋九兵衛が選ぶ、2パックの決めゼリフ」

 2017年12月22日発売(スペースシャワーネットワーク)

公式サイト

 

 

 

 

 

 

ゲットーに咲くバラ 2パック詩集【新訳版】

ゲットーに咲くバラ 2 パック詩集【新訳版】

トゥパック アマル・シャクール (著),‎ 丸屋 九兵衛 (翻訳)

2017年12月27日発売(パルコ出版)

紹介ページ

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