世紀のサックス奏者、ジョン・コルトレーンが残した20の名言

6月 25, 2018


世紀のサックス奏者、ジョン・コルトレーンが残した20の名言

ジョン・コルトレーン完全未発表スタジオ録音作『Both Directions At Once: The Lost Album』のアルバム・タイトルはジョン・コルトレーンが残した多くの名言のひとつから引用されたものである。ウェイン・ショーターの記憶によれば、ジョン・コルトレーンは彼に「俺は真ん中からスタートして、一度に両方向へ移動するんだ」と語っていたそうだ。

彼の時代において、間違いなく最も才能に溢れていたジャズ・プレイヤー、ジョン・コルトレーン。彼の名言からもその驚くべき芸術性を垣間見ることができる。彼の名声は今やより遥かに広く知れ渡り、彼の音楽はより巨大な聴衆を生んでいる。それが美しく操られたバラードにせよ、アヴァンギャルドな楽曲にせよ、彼は誰にも真似できない演奏と曲作りでリスナーを魅了している。知的で明瞭、深みと精神性を兼ね備えた彼の音楽は情熱的であり、あらゆる意味で充実しているのだ。

そんなジョン・コルトレーンが演奏だけでなく、人としてもとても魅力的な人物だったことがわかる20の名言がこれだ。もし彼や彼の音楽をもっと深く知りたいのなら、彼の残した名言はいい入り口になるだろう。

 

1. ひとつのポジティブな思考から何百万ものポジティブな響きが生まれる

2. 僕はディジー・ガレスピーとチャーリー・パーカーによって音楽への探求に目覚めたと思う。彼らの仕事を通して、音楽の構造や音楽の理論的なことを学び始めた

3. 言葉を超越した音楽という言語で神というものを指し示したい。人々の魂に語りかけたいんだ

4. 変化がないことほど危険なことはない。いつも何かに追われている感覚でいなければならない。お金を稼げるならそれでもいい。でもどちらかと言えば、僕がいつももがいでいたい、奮闘していたいんだ

John Coltrane Impulse Press Shot Web Optimised 740 CREDIT Chuck Stewart

Photo: Chuck Stewart/Impulse! Archives

5. 僕のやっていることが理解されているかどうかなんて考えない。感情的なリアクションが全てなんだ。感覚で分かりあえるものがあれば、理解されなくたっていいんだよ

6. 君が誠実なら、靴紐でも音を奏でることができる

7. ミュージシャンができるのは本質の源に近くづくこと、そうすれば自然界の掟や交わりを感じることができるんだ

8. 僕は善を創り出すエネルギー源でありたい。言い方を変えれば、他人を苦しめたり、世界に不幸をもたらしたりする悪の影響力も存在するから、それに相反する、本当に良いもののための善のエネルギー源でありたいんだ

9. いつだって君の楽器を奏でれば、それが君を救ってくれる。君が本気になれば、君自身を救えるんだ、ロックン・ロール・バンドだって同じさ

10. 僕の目標は神聖な暮らしを送り、音楽を通してそれを表現していくこと。そうして生きていけるのなら、その音楽が問題なかったってことだよ。だってそれが全てなんだから

11. ルールなんてクソ喰らえだね、気持ちが大事なんだよ。とにかくソロ・パートで12節演奏すればいいんだ

12. 新しい光を見るには、古いものを振り返ってみるべきだってわかったんだ

John Coltrane Both Directions At Once Press Shot © Jim Marshall Photography LLC web-optimised-740

Photo: © Jim Marshall Photography, LLC

13. 僕の音楽は自分自身を精神的に表現したものなんだ。信念、知識、存在、音楽の可能性が見えてくると、人々を拘束しているものから解き放つために、彼らのために何かすごく良いことをしてあげたくなるんだ

14. 時々、まるで初めて聴くかのように、自分の音楽に歩み寄ってみたくなるんだ。いやが応でもその一部にならざるを得ないから、僕にはリスナーがどんな気持ちで僕の音楽を聴いて、何を受け止めているのかなんてわからない、それがとても残念だよ

15. 総じて、ミュージシャンがやろうとしているのは、この地上で自分が知っていたり感じたことのある沢山の素晴らしい概念をリスナーに提供することなんだと思う。僕自身はそうしたい。それが人生でできる最も素晴らしいことのひとつだし、みんな何らかのかたちでそうしようとしていると思うんだ。それぞれの音楽を通してね

16. 終わりなんてないよ…いつだって想像すべき新しい音楽と、そこから得るべき新しい感情が存在するんだ。その感情と音楽を浄化し続けることが大切で、そうして透明になった時に、自分たちが本当に何を見つけ出したのかがわかるんだ

17. 虫眼鏡の反対側で見ながら音楽を作っていたんだと思うことがたまにある

18. 僕と演奏している誰かが自分に何かを訴えかけようとしていたら、その人のスタイルが全く違っていたとしても、そこにはいつも不変的なものが存在する。それは、その経験で得た緊張感、その電気のような、高揚するような感覚なんだ。それがどこで起きたとしても、この感覚を味わえた時は幸せな気持ちになれるんだ

19. 時には怒っているように聞こえるかもしれない、こんなに多くのサウンドを演奏するのは、僕が同時に沢山のことをやろうとしているからなんだ、わかるかい? それらを整理したりはしないんだ。とにかくやり遂げたいものをバッグに詰め込んで、そこから一番大切なものを見つけだすんだ

20. 俺は真ん中からスタートして、一度に両方向へ移動するんだ

Written By Richard Havers



  

ジョン・コルトレーン『Both Directions at Once: The Lost Album』
2018年6月29日発売
2CDデラックス・エディション」「1CD通常盤」「LP」同時発売
Impulse!/ユニバーサルミュージック

   

<パーソネル>ジョン・コルトレーン(ts, ss)、マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)
★1963年3月6日、ニュージャージー、ヴァン・ゲルダー・スタジオにて録音

 

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